[読書録] 理科系の作文技術

木下是雄著(2016).理科系の作文技術.中央公論新社:東京. 2023.05読了

すすめられため、また、作文技術を知識として会得するため読んだ。


要約:

要するに、著者は何が言いたかったか。 蓋し、「はっきりかけ。ぼやかすな。」

技術的側面についても言及があった。箇条書きで記そう。
・記号を導入するとき、必ず断る・定義する
・文章は一義的であるべき
・難解なむずかしい漢語は避け、平易かんたんな言葉を用いよつかえ
・一文は短いほうが良い
・目的を意識せよ
  初めに目標規定文を書くとよい。羅針盤になるだろう。
・読者にとって当たり前のことをながなが書くな
・5W+Hは定石
・表題は具体的であれ
・序論には次のことを書け
  1. 読者が、その文書を読むべきか判断するに足る情報
  2. 予備知識
    (ア) 主題
    (イ) 動機
    (ウ) 重要性
    (エ) 背景
    (オ) 手段 ※中身はこの通りでなくともよい
・どんな順番で書くか規則を定めてかけ 守れなくなったら最初からやりなおせ!
・パラグラフはトピックセンテンスを入れよ
・強調するべきものはまず前に出せ
  文書単位でも、パラグラフ単位でも。
・事実と意見を分けよ
・意見は「私は~と考える」が基本形
・一文中で主語が変わってはならない
・飛躍のない記述をしろ
・受け身を使って婉曲に書くべきでない  

発話する際の注意点についても記述があった
・原稿は作れ
・原稿ではなく本番用のメモを用意しろ
・論文調で2400字がプレゼン10分に当たる
・一分で「こういう目的で研究をしていて、こんな結果が出たので報告します。」という話をする
・おのおの9/4分で、序論、研究方法、結果、考察について話す
・あまりに丁寧な言葉遣いはよくない
・ゆっくり話せ



以上。

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