[読書録]中世への旅 農民戦争と傭兵

「中世への旅 農民戦争と傭兵」ハインリヒ・プレティヒャ著 関 楠生訳、白水Uブックス 2023.09.27読了

……?

暇つぶしに読んだ


要約:

中世ドイツには傭兵としてランツクネヒトというものがいた。それは農民が騎士と並び立つ唯一の手段であった。略奪し、飾り立て、そして殺された。本文ではそんな彼らの生きざまを生々しく描いている。



時期尚早だった。流石に中世ドイツのちの字も知らない人間が読んでふんふん面白いとなるようなものではないと思う。しかし、地獄のような戦争を、略奪者の側にいた人間も地獄と感じていたらしいことやランツクネヒトという生き様?をなんとなく察することはできた。


ランツクネヒトよ、老いも若きも
元気を出せ!
おれたちゃフランスへ攻め込んで
たっぷり獲物をせしめようぜ。
フランスにゃ金がうなってる。
そいつをやつらと分けようじゃないか。
もうちょっとの辛抱だ!

『中世への旅 農民戦争と傭兵』ハインリヒ・プレティヒャ著,関 楠生訳, 白水社:東京 pp.200-201

以上。

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