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欧州文化首都8日目 イベントバッグづくりと国立劇場

ボランティアプログラム8日目。
少し早めに寮をでて、一人で作業場所の事務所に向かう。今回のボランティアプログラムは集団行動の時間が長い。
みなと一緒なのは楽しいし安心できるのだが、時々でも一人の時間を意識的に設けないと疲れてしまう。寮までの道すがら、voicyを聞いたり、普段は足早に通り過ぎる道をじっくり観察して歩く。

朝の渋滞。ティミショアラ2023の旗も見える
電気自動車の充電スポット
路上の古本屋さん

午前中はパンフレットのおりなおし作業。膨大な量。午後までかかってやっと終わった。
アーティストやプレスに配るイベントバッグにパンフレットやグッズを入れる。
常にあとからあとから追加される情報に、何度もグッズを入れ直し。
昨日までの長距離を歩く活動と比べて消費エネルギーが少ないので楽だし、個人的には割と好きな作業ではあるのだが、なんとなく徒労感も漂う。
こんなときにポジティブで入れる人、周りに良い空気をもたらす人になりたい。


終わってから数のとりまとめなど、もっと積極的にできたんじゃないかとひっそりと個人反省会。

18時55分。国立劇場で、19時から芝居があるという情報が入る。他のボランティアメンバーと急いで劇場に走る。なんとか芝居をみることができた。わけのわからない観光客にみえたであろう私たちを優しく迎え入れてくれた劇場の関係者に感謝である。
今回見たのは、カラジャーレの「Conu Leonida fata cu reactiunea」という作品。

ルーマニア語講座で読んでいたカラジャーレの「O pierduta scrisoarea(失われた手紙)」という作品も1週間前に上演してたようだ。こちらもタイミングがあえば観たかったので残念。



いずれにせよカラジャーレの作品の空気感を体感出来て嬉しかった。

ここの劇場には3つのカンパニーがある。前に観たハンガリー語で芝居をするカンパニーの会場よりもずっと豪華で、いかにもヨーロッパの劇場といった感じ。
ティミショアラはたくさんの民族が共存する街といえども、やはり一番豪華な会場はルーマニア語の上演に使われるのね、と感じた。

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