欧州文化首都VP12日目 大使との面会の自発性について
朝は在ルーマニア日本国大使との面会。
前回のシビウ国際演劇祭の時は、在日本ルーマニア大使との面会が設定されていたのだが、東京であったため参加出来なかった。今回貴重な機会をいただいて嬉しい。このボランティアプログラムに参加した動機などを話した。
面会のとき、ルーマニア人でこのボランティアプログラムの事務局の方が私の横に座った。
日本人同志の面会だったので基本は日本語だったのだけど、こんな時ルーマニア人のボランティアなら私たちインターナショナルボランティアが置いてけぼりにならないようにスッと通訳をしてくれる。
なぜ私はしないのだろうかという数分間の葛藤のあと拙いながらも通訳にトライしてみた。難しいし、恥ずかしくなってしまって話しているうちのちょっとしか伝えられなかった。いつも通訳してくれるルーマニア人ボランティアのありがたさを改めて知った。
少し前に他のボランティアと話していたのだが、自分の話せない言語で周りの人たちが話をしていると排除されている感覚に陥る。
そんな意図がないのは重々承知してるのだが、そんなふうに他人に感じさせることがある可能性を知って、自分の振る舞いも気をつけようと思った。
午後はシフトに入っていなかったので長めの自由時間。展示を見たりお土産を探したり。
一通り見終わって、シティエンジェル(現地の学生ボランティア)と事務所に戻るとボランティア用の食事が大量に余っていた。
私だったらもったいないと思いながら捨ててしまうけど、一緒にいたシティエンジェルが色々とりはからって夜のパーティで学生たちに配ることになった。
「まほは先に帰っていいよ」と言われたけど、なんだか気の毒で一緒に待つ。運搬の車を待つこと約1時間。
会場に運んだ後も、自分はパーティには参加しないといいながらカゴの回収のために戻ってきていた。
すごい責任感がある人だと思った。
ここまでさせる?という疑問はおいておいて、このパンたちをどうしたいか考えて、取り組む姿勢こそ、ボランティア(自発性)だ。
この2週間の自分の取り組みを振り返って、言われたことをただやるだけになっていなかったか。彼の姿勢を目の当たりにして、自発的に取り組めたか考えさせられた。