パーTメモ その1
ものを探すのに人生の何割を使っているのだろうというくらいいつも何かを探しているパートナーT(略してパーT)の話。
朝10時、寝起きの私に今日は沖縄にいるパーTから電話。押し間違えらしかったが少し話す。
今はレンタカーの鍵を2時間ずっと探していて、やっと見つかったところだった。誰かが塀の上に置いておいてくれたそうだ。鍵を無くすと1万7千円かかるらしく更にほっとしていた。
2時間の探し物。タイムイズマネー。そんなのカンケーねー。のである。
これまで何時間探し物に付き合ったか計算したくないし、私のせいにされそうになってムダなケンカをした回数も数えたくはないくらい。
もちろん今回は無くしてはいけない物なので見つけたほうがよいけど、探し物に優先順位はないので、気になってしまったら今必要じゃない手ぬぐいや靴下とかネジとかも一生探しているのである。それによって何かに遅刻したりもする。見つかるまで待たされる。無くさない工夫もあんまり役にたたない。パーTの周りには何かが走り書きされたメモ用紙がここそこに置いてある。ここまでくると持って生まれた傾向とか性質の域だとは思うので、探し物に付き合いつつ、諦めつつ、時々放置して時々ケンカしている。そばにある多様性。自分は棚の上。
続いて今日は、自分の思い込み(たいてい大幅に間違っている)の強さから根拠なく発した言葉によって事態が暗転することが多いという話と、それは人と会話することによって修正されていくことが改めてわかったからキミといて良かったという話を、運転しながら話していた。
あんまり口出しするのもな、あなたらしく生きてくださいと放ったらかしにしていたら、数々の誤解やトラブルを巻き起こしてくる姿を今年の後半は特に見たので、だいたい納得ではある。凝り固まってもおかしくない年齢(40代後半)にして素直に反省する心があるのは素敵だと思うけど、これもまたすぐ忘れてしまうんだろう。だってそれ前も聞いたことあるし。繰り返しだし。人間だもの。
そんなこんなで今年を表す漢字が「車」の(on月曜から夜更かし)今日のパーTメモでした。
外のドラム缶がボンッと鳴った。この冬初、氷が張っていた日。
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