私の仕事
私の仕事は占い師です。
正直、占い師として生活していけるなんて思ってもいませんでした。
占いをしてお金をいただけるとも思っていませんでした。
なくなるはずがないと思っていた仕事(生活インフラ関係)がなくなり、バイト先が突然ブラックと化し、マジやってらんねー!と思っていたところへ占い館の店長に声を掛けられ…それからずっと占い師です。
占いの仕事で独立を決めた時、私の大限運(10年間の運)は最悪でした。
そんな時期に占い一本でやっていくなんて不可能でしょと周囲の人にも言われました。
でもどうしても、サラリーマンに戻るのは嫌でした。
私は雇われて働くのは嫌いではありません。
みんなで協力し合ってプロジェクトを達成することも楽しかったです。
ただ…とにかく仕事がなくなる。
店舗がなくなる、ライセンス終了に伴うブランド撤退、会社が倒産、派遣切り…
当時は運を嘆いてる場合ではなかったのと、幸い引き抜いてくれる会社もあったりで、休むことなく働いていましたが…
占い師になって、自分のしたことをこんなに喜んでもらえて、しかもお金をいただける…ずっと接客業だったので、お客様に感謝されることはありましたが、その報酬を会社経由ではなく、直接いただけることで、お金をいただくことへの感謝も大きくなりました。
それで、サラリーマン時代よりも収入は少なくても、占い師で頑張っていきたい!と言ったら、
「じゃあ…」と、神仏とのご縁を繋いでくださった社長さんがいました。
「俺も金のなかった頃は、ここからだったから」と、教えて下さり、東海三十六不動尊霊場を1年かけて回ったり、ご縁をいただいた神社仏閣で年に数回ご祈祷をお願いしたりするようになりました。
もちろん何の努力もしないで神頼み、で、なんとかなるわけではないのですが、自分で自分の命盤(紫微斗数のホロスコープ)を見ていると、やはり、そういった『見えないもの』の助力もあったのだろうな、と思います。
鑑定をしていて、悪い結果が出てしまったときに、なんとか改善する方法はないだろうか?と考えた時に、自分が使って効果があった開運法をお伝えするようになったのも、『見えないもの』を味方にすることができるということを実感したから。
…とはいえ、今では少し考え方も変わってきて、そもそも持って生まれた運自体に良し悪しがあるわけではなく、『良い時と悪い時』がある、というだけ。
『良い時と悪い時』でさえも、悪いからと諦める必要はなく、その時にふさわしい行動を取ることで、大難を小難にすることができたりもします。
占いに頼る必要はない人もいるでしょうし、かつての私もそうでした。
今は、多くの人の命盤(紫微斗数のホロスコープ)を読ませていただいて、その人の生まれてきた意味だったり、得意なこと苦手なこと、思考や行動のパターンを知ることで、価値のない人などいないし、みんな幸せになるために生まれてきているはず、という想いを強く持つようになりました。
生まれた瞬間に決定される部分もあるし、置かれた環境やその後の行動で変えられる部分もある。
だから占いが全てだとは思わないし、自分で考え行動することの大切さも感じています。
占い師という仕事を、エンタメだという人もいますし、そういった部分もなくはないですが、私は古代から受け継がれる叡智であると思っているので、実践と研究といった部分にも力を入れ、一人でも多くの人にご自身の価値に目覚めていただきたいと考えています。
また、同じような志を持つ占い師さんがちゃんと収入を得て、活動を継続していけるよう、占い師ビジネスについてもしっかり伝えていきたいと思っています。