占ヤドカリ
日常に使うと心が軽くなる禅の言葉。 禅タロット師である私が、私なりの見解で日常に落とし込んでみました。 占いに頼る前に、今一度『自分で自分を生きてみる』という事に挑戦してみてください。 本当に迷った時や自分がわからなくなった時は、いつでも鑑定のご依頼をお待ちしています。
4部作の最終回。 【奪人不奪境】 で、自分をなくし何かに委ねる。 【奪境不奪人】 で、自分を優先する。 【人境両俱奪】 で、何も無い状態を味わう。 という流れでしたね。 4部作最終回の今日の禅語。 【人境俱不奪】 (にんきょうぐふだつ)自分も他人も存在する。 互いに否定することなく、認め合い尊重しあう状態。 さてさて、今までの3回では、 「他人優先」 「自分優先」 「自分も他人も無くす」 というイメージですが、さすがにそれでは終わりません。 最終的には、1人
先月のように、今月も4部作。 今日は3回目です。 今日はちょっと 『コロナ』 とつなげてみました。 前回の 【奪人不奪境】 【奪境不奪人】 もどうぞ。 今日の禅語。 【人境両俱奪】 (にんきょうぐだつ)自分も他人も無い状態。 自我もなく、他を気にする事も無い。 自分の事も他人の事も気にしない。 「気にしている」という事は、そこにあると思っているから。 だから「気にしない」というのも同じようになってしまうのだけれど。 ややこしいから、一般的に当てはめていきます。
さて、先週に引き続き、4部作2回目。 先週の【奪人不奪境】とは真逆です。 今日の禅語。 【奪境不奪人】 (だつきょうふだつにん)人は自己、境は他者。 他者を無くし自己だけを残す。 自分を全面に出し、他者を否定する。 お山の大将のような文章ですね。 聞いただけだと、ドラえもんのジャイアンを思い出します(笑) 戦国時代の一国一城の主とか、敏腕経営者などは、こういった気持ちがとても重要なのでしょう。 一般的にはどうかと思いますが(;^ω^) 禅的に掘り下げてみると、
臨済録からの一文を、4回にわたりお届け。 あくまでも、私なりの見解ですので、ご了承ください。 初日の禅語。 【奪人不奪境】 (だつにんふだつきょう)「人」は自己や自分の思い、「境」は他者や他人の思い。 自分を無くして他に委ねる。 自分を無くして他に委ねる。 って、実はかなりのストレスなのだと思います。 従順に装っていても、自分の思いは必ずある。 禅ですので、そんなに表面的な見方ではないのでしょうが(笑) 私たちはなかなかそのようにはなれません。 「自分を無くして
老子シリーズ5回目。 1回目 占いの上手な活用方法《大成若欠 其用不弊》 2回目全員の今は満ち溢れている~《大盈若沖 其用不窮》 3回目生きやすさの秘訣~《大直若詘 大巧若拙 大辯若訥》 4回目幸せ度の高め方~《躁勝寒 靜勝熱》 もどうぞ(^▽^) 最後を務めるオオトリの今日。 【清靜爲天下正】 (せいせいはてんかのせいなり)清く心静かに過ごす事が一番の正しさ。 本当の自分が見えてきたら自ずと正しく在れる。 前回に引き続き、老子さんスミマセン! 私なりの見解に特化
老子シリーズ4回目。 1回目占いの上手な活用方法《大成若欠 其用不弊》 2回目全員の今は満ち溢れている~《大盈若沖 其用不窮》 3回目生きやすさの秘訣~《大直若詘 大巧若拙 大辯若訥》 もどうぞ(^▽^) 4回目の今日は、 【躁勝寒 靜勝熱】 (そうはさむきにかち せいはあつきにかつ)動けば寒さをしのげ、静かに止まれば暑さをしのげる。 自分が求めている事を知り、行動に移す。 もう、老子さん、本当にスミマセン! ここまで来たら、私の見解でしか書けません。 私ならど
普段とはまったく違う雰囲気が漂っていますが、私はなるべくペースを崩さないように心掛けています。 とは言っても、太りそうなくらい食べてますが笑笑 振り回されない状態を維持する事。 変化を受け入れる余裕を持つ事。 という事で、老子シリーズ3回目。 1回目…占いの上手な活用方法《大成若欠 其用不弊》 2回目…全員の今は満ち溢れている~《大盈若沖 其用不窮》 もどうぞ(^▽^) 今日は3回目。 【大直若詘 大功若拙 大辯若訥】 (たいちょくはくっするがごとく たいこうはせ
老子の言葉、5回シリーズの2回目。 1回目は、 占いの上手な活用方法《大成若欠 其用不弊》 でお届けしました。 2回目の今日の禅語は続きです。 【大盈若沖 其用不窮】(たいえいはむなしきがごとくにして そのようきわまらず) 満ち足りているものは、一見、空虚に見えるが、間違いなく満ちている。 満ち足りている状態では、不足するという事がない。 本当に解釈が難しいので、あくまでも私なりの見解です。 老子さんが伝えたかった事は、計り知れないので(;^_^A 満ち足りて
老子と禅は切っても切り離せない。 今日から5回コースで、老子の一節をお伝えします。 まずは1回目。 【大成若欠 其用不弊】 (たいせいはかくるがごとくにして そのようやぶれず) 完全なるものは一見、未完成のように感じる事もあるが、何も欠けているものはない。 欠けているように見えても完成している。 完成しているものほど、欠けているように見える。 いろいろ解釈があると思いますが、私なりの見解でお伝えします。 完成しているもの。 それは未完成に見えてしまうかもしれない。
他人に対する気持ちって、どうしてもついて回る。 実情を知らなければ知らないほど、羨ましく見えてしまいます。 今日の禅語。 【隔岸野花香】 (きしをへだててやかかんばし)向こう岸に見える花は、近くの花より素晴らしく見える。 目の前にあるものの素晴らしさが見えていない。 隣の芝生は青く見える。 という事でしょうか(⌒∇⌒) 自分以外の人が素敵に見えたり、他人の環境を羨ましく思ったり。 昔から。 そして、今後もずっと。 人間界にはついて回る感情だと思います。 私も今
今日の大阪は少し寒いですが、春の暖かさは、とても心地良いものです。 「常春」は私が憧れる気候。 パタリロが住むマリネラ王国に住みたかった(笑) ある意味、日本もずいぶん常春に近くなってきていますが(;^ω^) 今日の禅語。 【石上栽花後生涯共是春】 (せきじょうにはなをうえてのち しょうがいともにこれはる) 不可能な事を実現した後はずっと春の暖かさと共に過ごせる。 心に制限がなくなった悟りを開いた状態。 石に花を植え付けるなんて、ちょっと無理…(-_-;) な話で
人は何かわからない虚無感を抱えているのかもしれません。 だから、 闇雲に何かを持ってこようとして、 偽りの目的を立てようとして、 本当の望みからどんどん離れていく。 今日の禅語。 【更上一層桜樓】 (さらにのぼるいっそうのろう) 今よりも遠くを見たかったらさらに高いところに登ればいい。 何かを欲した時は得られるよう努力する。 高いところ…というのは例えです。 全部ひっくるめて、 何かを欲するなら自分で努力することが大切。 努力もせずに何かを得られるという事って、
先日は、佐治晴夫さん著『宇宙が教える人生の方程式』を読破。 かなり前に図書館で予約していたけど、多忙だったため読めず(涙) 今回はしっかりと感想を残しておこうと思います。 私は、リケジョではなく、典型的な文系女子。 それでも、素数とか大自然の神秘とかは、意味を理解できなくても惹かれるのです。 この本は、様々なジャンルの学問が合体したような内容。 数学や物理学から始まり、科学・天文学・生物学だけでなく、哲学や文学や宗教学までも網羅されていました。 学問好きの私が惹かれ
アドラーは、 『すべての悩みは対人関係の悩みである』 と言っています。 人は1人では生きられない。 でも、周囲の人が素晴らしい人たちばかりとは限らない。 今日の禅語。 【類而不斉】 (るいしてひとしからず)一見同じように見えるが別のもの。 似通って見えたとしても同じではない。 禅語では、真っ白な雪と銀の器で一見同じように見える様子が描かれています。 とても美しい風景が浮かびますが、現実はシビアです。 日常で表現するとしたら… 大きな枠で例えると、犬種とか? 私は犬
私は禅タロットと出会うまでは、自己肯定感が低かったのです。 誰かに褒めてもらっても、自分が納得できていない感じ。 褒めごたえ、無いですよね~(笑) 今日の禅語。 【肯心自許】(こうしんみずからゆるす)心の底から納得できること。 他人の評価でも、独りよがりで安直な評価でもない。 心の底から納得できる瞬間って、長い人生の間に数えるほどしかないかも。 納得できるかどうかを考える…という事も、あまりしないように思います。 ただ何となく生きている…って訳でもないけど。 適度に
ビジネスにとても役に立つ本だと思います。 私は、占い師という職業ですので、営業や講師のトークとは少し違った話し方を心掛けているのですが、この本は占い師にもしっかりと当てはまるポイントがたくさんあります。 私の場合は「まえがき」ですでに納得させられました(笑) 『人間にとって、納得する事は快感であり、納得できない事は不快』 というフレーズ。 まさにその通りだと思います。 占いに来てくださるお客様も、納得したい人が多い。 私のお客様は、恋愛や相手の気持ちよりも、ビジネス