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フェルトセンス

占い師としての顔と心理士としての顔
2つの顔を僕はもっている。

占いの仕方がたくさんあるように、心理療法にも多くの種類がある。何を専門とするかを「オリエンテーション」と言ったりする。オリエンテーションをいくつか持っている心理士が普通で、僕もいくつかのオリエンテーションを持っている。

その中でも僕がオリエンテーションの1つとして普段の心理カウンセリングで用いているのが、「フォーカシング指向心理療法」と呼ばれるものである。

カウンセリングを学んだ者であれば必ず知っている、クライアント中心療法の創始者「カール・ロジャーズ」という著名な心理学者がいる。その弟子にあたる哲学者のユージン・ジェンドリンが生み出したのがフォーカシングなのである。

フォーカシングではCl(クライアント)のフェルトセンスと言われるものを大事にする。フェルトセンスとは人がカラダで感じられる、まだ言葉や概念になる前の曖昧な感覚である。

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