セルフ内観をして気付いたこと
さて、タイトルにもあります
セルフ内観を通じて自分に関して気付いた備忘録になります。誰かの参考になればいいなと思い筆をとりました。
そもそも私は蓮(@tokusa666)さんから内観を教えていただくまでは
・感情の波を整えたり思考を整理するもの
と勘違いしていました。
セルフ内観を通じて得たものは、確かに感情の波を整え思考を整理する方法ではあります。
個人的な解釈として内観の本質は方法ではなく最後に内側に残るものだと思います。
私の内側に残ったのは【静寂】と【安寧】でした。
静寂と安寧を1度でも得ると感情が揺れても思考がぐちゃぐちゃになっても
【私は何を求めているのか?】
【なぜ、そう感じてしまったのか?】
と冷静な問いを自分自身に問う内なる自分が確立されるからです。
俗に言われる【自分軸】が整っていることに通じているなと個人的にはセルフ内観を継続して感じました。
では、私がどうやってセルフ内観を続けていったのか?
教えて頂いた内容を途中から自分で取り組みやすい形にしていました。
何故ならば、内観の前や最中にスピリチュアル的に言えばインナーチャイルドの癒しが必要な場面が出てきたからです。
そうなったら内観は一度お休みです。
先にインナーチャイルドを癒すことを集中して行いました。そして暴れる子供が落ち着いたら内観を再開。これを何度も繰り返しました。
ここまで読んでいて感の良い方は分かるかと思います。
はい、時間が掛かります。
はい、インスタントで出来るものではありません。
はい、魔法ではありません。
優しいだけでは進まないのが内観です。
何故ならば、暴れる子(インナーチャイルド)をまず自分自身で癒さないといけないですし。
(暴れている理由は大抵過去の出来事と起因しています。そしてそれは大抵楽しい思い出ではありません。出来れば忘れていたいことだったりします。それを思い出す作業は正直苦痛です)
インナーチャイルドが落ち着いた後に、やっと内観がスタート。例え自分がフラットな状態だとしても苦い過去の出来事を冷静に整理をしなければいけないことはかなり苦痛を伴います。
ね?面倒でしょ?
それでも何故、私がセルフ内観を続けたのか?
・何故いつもこんな役を請け負ってしまうのだろう。
・違和感が拭えないのは何故だろう。
ここを知りたかったからです。
結果、この2つの回答はインナーチャイルドをなだめて癒している段階で得ることが出来ました。
インナーチャイルドからの回答は
『可愛いって言いたかったの』
『抱っこしてほしかったの』
『お姉ちゃんになりたくなかったの』
そう3歳児の私自身からのメッセージです。
ここの部分での癒しをどう進めていったのか?
これは今回は割愛します。機会かご要望があれば筆を執るかもしれませんが未定です。メニューには載せていませんが気になる方は個別でお問合せくださればセッションのご案内したします。
話が脱線しました。
このインナーチャイルドの暴れん坊を見つけて、なだめて抱きしめて沢山遊んだ後にやっと私のセルフ内観がスタートしました。
(セルフ内観スタートまでにも時間が掛かるいい事例だと思います)
さて、内観する時はこの
『可愛いって言いたかったの』
ここの部分を客観的に俯瞰して分解し
・当時の自分がどうしたかったのか
を箇条書きで洗い出し
・今ならどうするのか
を具体的に書き出し実行するということを繰り返していきました。
一部紹介するとすれば
『可愛いって言いたかった』を例に
私個人はこのように自分自身に問いかけていきました。
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当時の自分がどうしたかったのか
『可愛いって言えなくなったのは何故?』
→可愛いぬいぐるみがいつの間に捨てられていて。言えなくなった。
『なぜ?』
プレゼントで貰ったのに喜び方が分からなかったから。
凄く嬉しくて抱きついていたのに。言葉が遅くて伝え方が分からなかった。
気付いたら捨てられてしまってて悲しかった。
『なぜ?』
分からない。
『なぜ?泣かなかったの?怒らなかったの?』
感情表現をするのが怖かったから。
『なぜ?』
大人が困ることを知っていたから。
『なぜ困らせたくなかったの?』
困らせると私が生き残れないから。
(ここからは少し重くなるので割愛します)
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このように『なぜ?』をひたすら繰り返しました。
質問の方向性は全て自分自身に向けます。
質問の方向の矢印が自分自身に向かない時は進めそうなら軌道修正をするか
軌道修正出来ないならば、一旦その日はセルフ内観終了します。
修正出来ないときは客観ではなく主観になってる場合が多く、かつ心の防衛本能として今はその先を覗くのはおよしなさい。の合図だったりもします。
(はい、本当に時間が掛かかります。個人差はありますがね)
上記のようなセルフ内観第一段階を突破したら
次は今ならどうするのかを質問の回答の隣に書くようにしていきました。
はい。当然のようにまだ続きます。
====================
『可愛いって言えなくなったのは何故?』
→可愛いぬいぐるみがいつの間に捨てられていて。言えなくなった。
(今ならどうする?)
→何で捨てたのかとりあえず聞く
『なぜ?』
プレゼントで貰ったのに喜び方が分からなかったから。
凄く嬉しくて抱きついていたのに。言葉が遅くて伝え方が分からなかった。
気付いたら捨てられてしまってて悲しかった。
(今ならどうする?)
→狂喜乱舞!ありがとう連呼する!!
捨てられたら激怒したのち、買い直し要求する
『なぜ?』
分からない。
(今ならどうする?)
→怒りと悲しみで言葉が出なくても表現する努力をする
『なぜ?泣かなかったの?怒らなかったの?』
感情表現をするのが怖かったから。
(今ならどうする?)
→感情的になることは苦手だけど、だからといって嫌なことを飲み込むこともしない。冷静になんで?と聞く
『なぜ?』
大人が困ることを知っていたから。
(今ならどうする?)
→何で捨てたのかとりあえず聞く。
大人の事情は大人の事情。
私の感情とは別物。だから困らせるとか一旦脇に置く。
『なぜ困らせたくなかったの?』
困らせると私が生き残れないから。
(今ならどうする?)
→てか、仕事して稼いで生き残れてるじゃん!!!!
(以降割愛)
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始めはこんな感じで全て紙に書き出しておこなっていました。
・状況と質問の整理
・書き出した後に客観的に俯瞰しするための
これには慣れるまでは書き出すことをおすすめします。
当時の私が書き出した内容の一部抜粋なので全容を把握しにくいかもしれませんが、この問いで内観を進めた結果、たどり着いた私自身の答えは
私自身の女性性を私自身が全否定していたことにたどり着いたんですよね。あらら~ビックリです。
軽く言いましたが本当にびっくりです。
私自身の内側を知ることで何が変わったかというと現実は至って代わり映えしません。日常は爆速で変化もしておりません。世界はいつもと変わらず時間も流れます。
そんなもんです。
ただ私自身の内側の理解が進んだことで女性性にまつわることに嫌悪感を持たなくなりました。女性性にまつわること(オシャレやかわいいもの優雅なもの)に触れる機会がぐんと増え本当の意味で視野が拡がったといった方がいいのかもしれません。
この女性性への嫌悪感がなくなったことで私の行動範囲と交友関係の幅は確実に広がりました。その結果、
・ハンドメイドのアイデアが沸く
・人に甘えることに抵抗がなくなった
・付き合う人が自然と変わった
・人との関係性構築の仕方が変わった・・・・・等々
ある種の副産物的な恩恵はありました。
それは事実です。
今回私がセルフ内観の体験を通してお伝えしたいことは副産物的な恩恵の部分ではありません。
この1つのセルフ内観で得た本質的な部分は女性性を出して生きていい自分への許可がとても大きかったのです。
この安心感が今の私の仕事や活動、また交友関係や信頼関係の構築にいい影響を与えております。その結果の副産物が上記の恩恵です。
今回のこの記事を通して
【私は何を求めているのか?】
【なぜ、そう感じてしまったのか?】
冷静な問いを自分自身に問い、内なる自己(自分軸)が確立させるには内観はとても有効な方法ですよとお伝えしたかったのです。
【自分軸】という言葉が独り歩きし、自分軸のふりをした他人軸が跋扈しているからこそ自衛のために知っているといい方法かなと思います。
私自身の継続してやっている身としての感想は万人向けではありませんし効果も他人任せでは全く発揮されないのという内観のシビアな面もあるよとお伝えしたい。
普段眠らせている深い部分にいる自分との対話ですから、拒否反応が出るパターンも勿論あります。眠れる獅子を起こした後の獅子が懐くまで時間が掛かることを想定し覚悟のある人が行うととても有用なものになります。
余談ですが上記の1つの問いに関しても飲み下し私自身に腹落ちして
『あ、これか』
となるまでに慣れていなかったこともあり半年かかっております。
・気長に根気よく自分自身と対話が出来る
・対話した結果を日常に少しずつ取り入れていける
そんな方には『こんな方法もあるのか』とご理解いただければ幸いです。
ただし無理はしないで欲しいですし、上記にも書きましたが万人向けではございません。また、全ての人がやる必要があるもでもないと思います。
ご自身を知る手段として占いやカウンセリングだけでなく、こんな方法もあるよといったふうに受け止めて頂けると嬉しいです。
セルフ内観のやり方を教えてくださった蓮さん、本当にありがとうございました(現在も私自身は違った質問を自分自身に投げかけて時間を見つけては内側をホリホリしてます)
なお、今回私がやったやり方は蓮さんが長年積み重ねてきて纏めてくださった独自(オリジナル)のセルフ内観『自分との対話の仕方』となっております。
心理学の内観療法とは全く異なったものになります。内観療法ではありません。混同しないでください。
最後になりますが、私にセルフ内観を教えてくださったつきかがみ蓮さんのサイトはこちらになります。
いきなりのセッション申し込みではなく、まず、蓮さんのTwitterの拝見してみてください。そこで蓮さんの考え方や人となりを理解して、その上で詳しいセルフ内観のやり方は是非、蓮さんにお問合せください。
つきかがみ~蓮~ (stores.jp)
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