本気でお願いしてみる
今回は『本気でお願いしてみる』っていう観点でお話してみようと思います。僕はよく小さいお店の応援を依頼されます。先日、神奈川の真ん中あたりで50年続く街の酒屋さんの支援に行ってきました。近くに大型スーパー、コンビニが出店したため、めっきりお客さんが減ったとのことです。日本中のいたるところで起こっている状況ですね。なので街の個人店は絶滅危惧種のような感じで苦しんでいます。そして街から一つ、一つと消えていく。果たしてそれでいいのでしょうか?
僕は想像します。街の人の声を。「あーーあの酒屋さん潰れたね、残念ね。美味しい日本酒売っていたのに」「あーあー子供の頃よくあそこのおばちゃんに飴とかもらったよなー、寂しいね」「なんかFC店ばっかりになったね。。。ちょっとつまんないね」「潰れるくらいなら、もっと買い物してあげればよかったねー」
どうでしょうか?あなたの街にもこういうことありましたよね。みなさんも似たようなこと、つぶやいたことあるんじゃないでしょうか?
だから僕は思います。つぶれる前に街の人に「本気でお願いしてみる」です。街の人はどっか他人ごとなのです。こっちが本気でお願いするまで全くこっちを見てくれません。でも本気でお願いしてみたらどうでしょう。全員とはいかないけど、何人かは助けてくれます。その人たちを巻き込んで次の助けてくれる人を増やしていくんです。その繰り返しです。個人店がある街の風景を守るんです。プライドなんてどうでもいいと思います。
個人店の面白さをわかってもらうんです。個人店が無くなるということはサラリーマンだけの街になるってことです。そんな街は魅力的でしょうか?僕はいやですね。いろんな人がいて楽しい街です。そのためにも個人店のみなさんには生き延びて欲しいのです。
じゃあどうすれば?僕が提案する方法は「半径50m戦略」です。とにかくお店から50mの住人、会社、そこで生活している人達に応援してもらうことです。まずは、決意表明のようなお手紙を送ります。営業というよりはコミュニケーションをとることを考えてください。これまでのお店の歴史。街のおかげで50年もやってこれたことへの感謝。今後の夢。みなさんとどんな街にしていきたいか。こんな内容を新聞にまとめ配布してみてください。「〇〇商店新聞」です。
人って効率や便利だけでは動かない、非論理的な側面も多分にある生き物です。今までコンビニで5回買い物をしていたけど、そのうち1回はあの商店で買ってみようと思ってもらうんです。その時に思いっきり笑顔で「ありがとーーーーー!」って言ってみてください。コンビニにはない笑顔で。本気でお願いした分、来てくれたら嬉しですよね。その磁場みたいな波動みたいなのが街に広がっていくことを想像してください。必ずそのお店は活気を取り戻すと思います。
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