感想を書く奴隷たちへ:お前らの時間、そんなに余ってるの?

感想を書くってのは、最初は自己満足で始まるものだと思ってた。誰に頼まれた訳でもなく、ただ「俺が感じたことを書き留めたい」とか、「誰かと共感を分かち合いたい」とか、そんな純粋な理由だ。だが、これが一度やり始めると、いつしか謎の義務感に追われる。好きで始めたことが、なぜか「続けなきゃいけない」という呪いに変わる。そして気づけば、自分の時間を削り取られてることに気づくんだよな。

作品を楽しむために生きてるはずが、いつしか「感想を書くために作品を観る」という本末転倒な状態になる。まるで美味いラーメンを食べるのが目的だったはずが、気づいたらレビューを書くために食べてる奴みたいなもんだ。で、そんなことやってる自分をふと俯瞰してみた時に、あぁ、俺って滑稽だなって気づく。

楽しくもない。嬉しくもない。ただ、「続けてる俺、偉いでしょ?」って誰かに褒められたい承認欲求の化け物と化してる。だがな、ここで宣言する。俺は奴隷にはならない。感想を書くことに縛られるくらいなら、その時間を使って、作品の一本でも多く観る。キャラの一人でも多く好きになる。それが正しいオタクの生き様だろうよ。

感想を書く奴隷たちよ。お前らが人生を浪費してる間に、俺は作品を楽しみ尽くす。だからこれだけは覚えておいてくれ。感想なんて、所詮は過去を切り売りする作業だ。未来を楽しむことができる人間だけが、本当の自由を手に入れるんだよ。

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