「あけおめスタンプ特集」速報と2025年の目標
新年あけましておめでとうございます。
クリエイターの皆様にとって良い年になりますように!
「あけおめスタンプ」特集の主要なデータがそろいました。
早速、速報をお届けします。
そして、2025年の創作活動の目標値を設定しましょう。
あけおめスタンプ2025
あけおめスタンプ2025には、合計12種類のスタンプを作成しました。
過去(3年)で最高の数です。
その結果は、どうだったでしょうか?!
あけおめスタンプの売上はどのように推移したか
スタンプの売上推移を見てみましょう。
昨年12月と今年の1年の売上額のグラフを貼り付けました。
※このデータには、「あけおめスタンプ」特集以外のスタンプのデータも含まれています。
あけおめスタンプ特集のスケジュールは以下の通りでした。
第1弾が始まったのが、12月19日ですが、グラフを見ても何の変化もなし。
第2弾が始まったのが、12月23日。相変わらず、変化なし。
そして大きく動いたのが、12月26日です。
理由は簡単で、「LINEさんが本気を出したから」です。笑
LINEアプリに通知がきました。
そして、スタンプ販売画面には、以下のような広告が表示されるようになりました。
この画面(告知)は、かなり良いと思います。
目につきます。
買ってもらえそうです。
さすが、LINEさんです。
思い返せば、2年前。LINEさんから届く、あけおめスタンプ特集の告知のしつこかったこと。
ネットでも「しつこい」と書かれているのを見かけました。
そして、1年前。かなり控えめになりました。控えめになったので、売上への影響を懸念しましたが、その通りになりました。
そして、今年。urajo的には、今年のLINEさんの宣伝は、かなりバランスがよかったのではないかと思っています。
地味すぎず、しつこすぎず、いい感じでした♪笑
結果、LINEさんが本気を出した後の5日間は、いずれも1万円越えとなりました。感謝、感謝です。
そして大晦日から元旦
勝負の2日間です。
となりました。
※いずれも、「あけおめスタンプ」以外も含んだ金額です。
やっぱり、この2日間だけは別格です。
LINE Creators Marketの売り上げグラフを見ながら、思わず、ニヤリとしてしまいました。( ̄▽ ̄)、( ̄ー ̄)、( ̄▽ ̄)
ご購入いただいた皆様、LINEスタンプを使っていただいた皆様、大変ありがとうございました。
あけおめスタンプの結果
あけおめスタンプだけを取り出してみてみましょう。
※過去のあけおめスタンプ(2023,2024)の再販も含めて記載しています。
まずは、今年分(下半分)をご覧ください。
※(ビッグ)と書かれているスタンプは、ビッグスタンプです。それ以外は通常スタンプです。
12種類を販売し、最低金額はチワワの302円、最高金額は三毛猫の51,398円となりました。
かなりのばらつきがありますが、平均値でみると15,186円です。
過去の平均値と比べると、36,445円→16,398円→15,186円と、下がる一方ですね。
そして注目すべきは、2024あけおめスタンプのハチワレ猫(黄色い網掛け部分)です。
なんと、38,636円も売り上げました。
2025あけおめスタンプも含めて、売上2位です!!
別の記事でも書きましたが、このスタンプはリリース直後から、「ハチワレ」カテゴリ(※そんなカテゴリはないのですが、「ハチワレ」でキーワード検索した結果のこと)で、しばらく1位を続けていました。
年末になって、「ちいかわ(ハチワレ多)」という強力なスタンプがリリースされ、1位の座をあっさりと奪われてしまいました。泣
とはいえ、2024のあけおめ特集の3倍の金額、つまり単価を考えると6倍の数を売り上げるに至りました。
「あけおめスタンプ特集」3年間の比較
先ほどご覧いただいた一覧表のように、徐々に「あけおめスタンプ特集」の効果が小さくなってきているように思います。
もう少し詳しくデータを見てみましょう。
3年間の「スタンプあたりの売上金額」を「箱ひげ図」にしてみました。
※「箱ひげ図」の読み方は解説しませんので、Google先生に聞いてください。笑
具体的な数値もまとめておきましょう
やはり、下がってきています。
顕著に減少傾向です。
中央値でみると、
36,780円→12,133円→12,334円
となります。
昨年は5種類しか作らず、今年は12種類を作ったわけですが、中央値は、ほぼ同じです。
グラフをみてわかるように、分散(ちらばり)が大きくなっています。
2025年の最低額は、302円(チワワ)で、過去最低額です。
それなりの数をリリースしないと、外れ側(売り上げが少ない)のスタンプに偏ってしまい、売上金額が激減する懸念があります。
厳しい時代になりました。2年前が懐かしいです。
そういえば、あけおめスタンプの売上が伸びないことを発信しているクリエイターさんがいました。
他にも、X(旧twitter)でつぶやいている人(嘆いている人)も。
売上のばらつきの影響を抑えつつ、売上金額(総額)を増やすためには、ある程度の数(多めの数)をリリースせざるを得ない状況になったのかもしれません。
今後、ますます競争相手のスタンプの数が増えて、クリエイターにとっては厳しい年末年始となりそうです。
何が売り上げを左右したか
今回の売り上げを左右したのは、最初の方で紹介した
のような気がします。
通常期でスタンプを購入する場合は、「なんか、こんなスタンプないかなぁ?」という感じで、キーワード検索してラインスタンプを探しそうですが、あけおめスタンプに限っては、キーワード検索するまでもないです。
urajoは、あけおめスタンプ特集のランキングを見てみたり、その中でもカテゴリ別の順位を見てみたりしましたが、そんなのを見るのは、きっとクリエイターだけです。
スタンプを購入する人の多くは、最初の画面の「おすすめスタンプ」の影響を極めて強く受けると言ってよいでしょう。
ということになりますが、urajoのレコメンド画面から想像すると、これまでに購入したことのあるクリエイターのスタンプや、購入履歴から推測される好みに合ったスタンプ(絵柄の似たスタンプ)が表示されているようです。
実際に、urajoのあけおめスタンプで売り上げの少なかったスタンプ、「黒くま」「チワワ」は、作品歴が比較的浅く、購入された数も少ないスタンプでした。
そういえば、「おすすめスタンプ」でも表示されなかったように思います。
だとすると、あけおめスタンプの売上を増やすには、日ごろからスタンプの購入歴のあるユーザーを増やすこと、ファンを増やすこと、ということになります。
もう一つ気になっていることが、スタンプがリッチになってきていることです。
あけおめスタンプのランキングを眺めていると、やはり飛び出すスタンプやアニメーションスタンプなどの、リッチなコンテンツが多いように思います。
urajoは、通常スタンプとBIGスタンプしかリリースしませんでしたが、これから売上を増やしていくなら、動きのあるリッチなコンテンツで勝負しないといけないのかもしれませんね。
2025年の創作活動の目標
2025年のラインスタンプ創作活動に関しては、2024年相当を目標としたいと思っています。
具体的には、以下です。
単品販売で毎月8万円程度の売上を確保すること
あけおめスタンプには、10種類くらいをリリースすること
毎週1つはスタンプをリリースすること
単品販売で毎月8万円程度の売上を確保
2024年度の売上のまとめは、12月分の実績データが届いてから実施しますが、すでに報告している通り、ラインスタンププレミアムの分配金が大きく伸びたので、想定以上のリターンを得ています。
でも、ラインスタンププレミアムに関しては、その分配金額をコントロールする手段がほぼない(わからない)、つまり運まかせと思っているので、目標からは除外して、単体販売の金額を目標にしました。
そしてもう一つ、重要な点があります。
です。
詳しくは以下の記事で書いていますが、「ビジネス(黒字)にすること」の意味は、例えば、20時間かけて作ったスタンプで1万円のリターンがあってもうれしくない、20時間かけたなら23,260円以上のリターンが欲しい、ということです。
上記の例は、東京都の最低賃金(1,163円)による計算ですので、実際にはもっと高い単金でのリターンが欲しいですが、まあ、最低賃金は確保したい、という意味です。
今回、「あけおめスタンプ」を12種類作ったのですが、おそらく1種類あたり5時間以内で創っています。とすると、
1,163円×5時間×12種類=69,780円
は、返していただきたい(笑)、ということになります。
今回のあけおめスタンプのリターン額(現在の総額)は、182,232円でした。時給換算すると、182,232円÷(5時間×12種類)=3,037円となります。
満足できる結果となりました。
あけおめスタンプに10種類くらいをリリース
先ほど、「あけおめスタンプで売上を増やしていくなら、動きのあるリッチなコンテンツで勝負しないといけないのかもしれませんね」と書きましたが、urajoは、ビジネス的視点から、これまでどおり、通常スタンプとBIGスタンプで勝負したいと思っています。
理由は単純で、動きのあるスタンプを作るのは、動きのないスタンプを作るのに比べて数倍の時間(コスト)がかかるからです。
体感的には3倍以上の時間がかかっています。
ビジネス的にみると、3倍以上の売上を達成しないと割が合いません。
一方、通常スタンプは、普段120円で販売しているスタンプを250円で販売できる機会となります。
実際には、いつでも250円以上で販売してもよいわけですが、120円の値付けができるものを250円で売ると売れにくくなります。
あけおめスタンプは、最低金額が250円なので、上記のような懸念がありません。単純に、いつもの倍ほど儲かります。笑
あけおめスタンプ2026も、通常スタンプとBIGスタンプでコスパ勝負です。
10種類くらいは作る予定にしておきます。笑
毎週1つはスタンプをリリース
2024年の目標は、弱気の「2週間に一つは新作をリリース」でした。
でも、結果的には、週に1つの新作リリースを達成できました。
であれば、やはりこれまで通り、「毎週1つはスタンプをリリース」を目標としたいと思います。
あけおめスタンプの売れた要因分析でも書きましたが、LINEさんのレコメンドに掲載されるかどうかが重要です。
あけおめスタンプ特集に限らず、売上アップにおいて、日ごろから重要な点のひとつです。
継続的に新作をリリースしつづけ、購入者を広げ続け、次のあけおめスタンプ特集を迎えることを目標にします。(気の長い話やなぁ、笑)
おわりに
あけおめスタンプ特集2025の売り上げ速報をお届けしました。
みなさんのあけおめスタンプの売上はいかがでしたか?!
ぜひnoteで紹介いただきたいです。(興味津々)
そして、2025年の目標値を設定しました。
これからもLINE Creators Marketがますます発展することを祈念しております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。