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おっぱいの神様 乳神神社のお話 第3話

【乳神様の信仰がどのように広まったのか】

浦幌町の瀬多来の山奥にあった、
おっぱいのコブをもつ御神木は、
乳授大神(ちちさずけおおかみ)
乳授大明神(ちちさずけだいみょうじん)
などと呼ばれ、

母乳授けの神様として、次第に信仰を集めていきました。

その信仰は、
地元にとどまらず遠くは九州からもお参りがあったと
伝えられています。

では、なぜ乳神様の信仰が遠い地まで

広まっていったのでしょうか。

それは、浦幌町瀬多来で盛んに行われいた
ある産業の職人のおかげです。

それは、炭焼き職人です。

閑散期に全国へ出稼ぎに出て、
乳神様のお話を広めたことから、
そのうわさを聞きつけた方々が
神徳にあやかろうとお参りに来るようになったそうです。

そして、願いが叶うと、お礼に幟(のぼり)を
奉納するという信仰が広まりました。

当時、乳神様のご神木のまわりには、
たくさんの幟が立てられ、とても賑やかだったそうです。 

乳神神社のお祭りに8本の幟を掲げのは、
多くの数を表す末広がりの八にちなんでのことです。

乳神様の信仰が広まった要因には、
炭焼き職人のはたらきがあったことが伝えられています。

※写真:現存する幟。

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乳神様のお話 第1話 → こちら
乳神様のお話 第2話 → こちら
乳神神社の由緒を動画で見る → こちら

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