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5月12日(土)今日もまたひとつ、人生ではじめての
今日は半日だけ働いて、プノンペンにある大きな市場のひとつ、オルセーマーケットへ行った。
目的はただひとつ、ドライヤーを買うこと。冷蔵庫も洗濯機も無くてもなんとかなっているけれど、どうしても髪は乾かしたいという強い意思があった。
日本から持っていくという選択肢がなかったわけではないけれど、変圧器を持っていくのはなあ…...と、現地調達を目論んでいたのだった。
どこから入ればいいのか見当もつかないのでトゥクトゥクの運転手さんに適当に止めてもらい、いちばん近くの入り口からマーケットに足を踏み入れる。
場内を見渡すと、肉などの食品を売っているところ、造花を売っているところ、布、化粧品、扇風機...そこにはおそらく秩序なんて無く、自分がどこから入ってきたかもわからなくなってしまうほど雑然としていて、複雑だった。
5分ほど歩いたところで、運よくドライヤーやヘアアイロンを店先にぶら下げている店を発見した。
「タライポンマーン?」と今日も覚えたクメール語を使ってみる。すると、「8ダラー(ドル)」という返事が。高いのか安いのかもわからなかったけれど、市場といえば値切りだろう!と決めかかっていたわたしは交渉に入った。すると、7.5ドルでいいよ、と言うではないか!
おそらく人生初の値切り成功だ。すぐさま心の中で、これまで一緒に海外旅行へ行った友人たちに報告した。(今度はわたしも力になれますよ!)
あとで聞いたところによると、オルセーマーケットは観光客が少なく、値段をふっかけられることはあまりないだろうという話だった。
目的を果たしてしまったので、場内を適当に見て回る。2階に上がると、美しい布を置いている店がならぶ通りがあった。サテン、レース、チュール…日本でいう西日暮里の問屋街といったところだろうか。メーターいくらだろう、巾着とかポーチを作ったらかわいいだろうなあと想像を膨らませつつ、もう少しマーケット対応力をあげてからまた来よう、と誓ったのだった。
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