裏切らない日々

思うように進まない...と感じる日々 それは自分の実力の忠実な反映 なにも不思議ではな…

裏切らない日々

思うように進まない...と感じる日々 それは自分の実力の忠実な反映 なにも不思議ではなく 裏切りでもない 勝ちも負けもない

最近の記事

断罪

様々な仕事がある その仕事を通してどんな人間性を得たいのか それを忘れたとしたら自分を断罪しよう

    • わたしのイスラエル

      イスラエルを訪れ、収容され、追放されてから10年が経つ イスラエルに難民キャンプはない あるのはパレスチナ人のTownだ そんなことを言われたりもした そのあたりの見解が自分と異なっており、それを隠し立てすることなく表出したのも追放の一因にはなっただろう あの首相のもとでイスラエルに幸福が訪れることはない

      • 自分自身を超えていく

        一日一日が自分にとっての新記録になる 今日まで生きた、という

        • ローマ ユダヤ人ゲットー

          真実の口から歩いて十分。ローマのユダヤ人街を訪れた。 すぐ近くをテベレ川が流れ、低地で水が入り込みやすく、マラリアやコレラに脆弱だった場所。そんなところにユダヤ人専用の居住区は作られた。16世紀の半ば、当時のローマ教皇が決定した。 居住区以外と自由に行き来するのを防ぐために、一帯を囲む壁まで作られた。外に出るには監視人のいる門を通ってのみ可能で、ユダヤ人であるのを識別できるよう黄色い目印を身につけなければならなかった。夜になるとその門は閉ざされた。壁を作った費用はユダヤ人

          フランスの難民キャンプで目にしたバンクシー

          週末、夜の新宿を歩いた。百貨店の横を通りかかった時、ストリートアートの広告を見た。バンクシーなど著名アーティストの作品が展示販売されているようだ。 フランスの難民キャンプを訪れた際、バンクシーの作品を目にした。キャンプ脇を通る幹線道路を支えるコンクリート壁にスティーブ・ジョブズが描かれていた。上からスプレーで棄損されていたこともあって、最初は何の絵か分からなかった。 誰か手先の器用な人が手掛けたのかと考えた。 バンクシーの手によるものと後で知った。 なぜジョブズなのか

          フランスの難民キャンプで目にしたバンクシー

          化粧品の手土産を要求するワイナリー

          友人宅でワインを飲むことになり、駅前の酒屋に寄る。店長の年齢は60代後半だろうか。シニアソムリエと唎酒師の資格を持っている。先日の何気ない会話でそれを知り、感嘆と称賛を伝えずにはいられなかった。 同時に少し心配にもなり、「体調は大丈夫ですか?」と訊いてしまった。彼は苦笑いしながら「もうボロボロです」と答えていた。 この日もいつものように、新しく入ったワインを勧められたり、こちらが気になったボトルの個性を教えてもらいながら購入を決める。 何日か前にワインの新興国に触れたド

          化粧品の手土産を要求するワイナリー

          イタリア クリケットで遊ぶ少年たち

          自宅近くの公園で子供達がクリケットをしていた。日本では珍しい光景だと感じたが、周辺環境を考えれば不思議はないと思い直した。 ここはインド系住民が多い沿線で、隣の区には都内で最大数のインド人が住んでいる。カレー屋やスパイス屋もたくさんある。 その子弟がこうやってクリケットで遊ぶのは野球やサッカーよりも自然なのだろう。インドやパキスタンといった南アジア地域で、クリケットは絶大な人気を誇る。要は一緒にクリケットをする仲間がいるほど、二世の住民が増えてきたと言えるかもしれない。

          イタリア クリケットで遊ぶ少年たち

          自分の日々を生きよう

          公園で親子がキャッチボールをしている。実際に親子なのかは分からないが、とりあえずそう思うことにする。 陽射しも和らいだ夕方で、こっちは酒を買うためひとりスーパーへ向かうところだ。 仕事はまだ見つかっていないが、それよりヨーロッパ文化に触れることにしよう。ワインでも飲んで。そんなことを考えて家を出た。 子供が投じる、まだぎこちないフォームからのボールを、お父さんらしき人が背伸びしたり、かがんだりしながら受け止める。 人はキャッチボールをするとき、単なるボールではなくそれ

          自分の日々を生きよう

          人種や国が違っていても、、

          部屋で窓を開けて過ごしていると、ときどき、どこからかタバコの煙の匂いがしてくる。一日中ずっとというわけではなく、5分や10分程度の短い時間。自分が吸わないだけに、そうした匂いに敏感なのかもしれない。 特に不快というわけではない。喫煙者だった祖父を思い出して郷愁に耽ったり、それが夜だったりすると、1日の仕事を終えて部屋でくつろいでいる時間なのかな、、と考えたりする。その人にとって束の間の休息なのかもしれない。皆それぞれの場で日々を戦っている。 ミュンヘンで泊まったホステルに

          人種や国が違っていても、、

          学生時代、部屋でのバーベキュー

          先月の退職以降、1日のほとんどを部屋で過ごす日々がつづいている。外に出るのは2日、あるいは3日に一度くらい。ワインや夕食を買いに近所のスーパーへ出かける程度。それ以外は部屋。 いつも通りスマホは機内モード、電話を留守電。未読・既読とかが面倒くさそうなアプリはインストール自体していない。玄関のインターフォンには「在宅ワークのためベル押し禁止」と貼り紙。 そのような環境のもと、好きな本を読んだり、気ままに料理してみたり、エアロバイクを漕ぎながら映画を見たり、、誰にも介入されな

          学生時代、部屋でのバーベキュー

          電話も出ないしLINEもしない日々

          地元の友人から、「お盆に帰省するのか教えてほしい」とメッセージが来ていた。友人がそのメッセージを送ったのがいつなのか正確には分からない。 ここ数日間はずっと自宅にいて、いつもそうしているようにスマートフォンの設定を機内モードにしていた。wifiのみが利用可で、電話やメッセージは届かない設定。外出に合わせて久しぶりに解除した際、そのメッセージに気づいた。 まだ決めていないが帰った時は連絡すると返信した。 地元の仲間はLINEグループを作っているので、飲み会で人を集める時な

          電話も出ないしLINEもしない日々

          横浜、山下公園の夜

          週末、友人と横浜で会うことになった。午前中の待ち合わせ。自宅からの距離を考えると、朝の混雑する時間帯に電車で向かうことになる。それもしんどいな、、と前日は横浜のホテルに泊まっちゃおうか、と考えたりする。 以前横浜に泊まったのはコロナ禍の時期。ホテルがとても安かった。マッカーサーも利用したというニューグランドを予約。高層階で窓が二面ある部屋だったので、ライトアップされた氷川丸や観覧車といった夜景を高いところから楽しめた。 その夜のディナーも忘れがたい。どこか立派なところで食

          横浜、山下公園の夜

          パレスチナ難民キャンプでの思い出

          パソコンのデータを全て消してしまうという間違いを犯した。10年以上使っているiMac。動きが悪くなっていたので改善しようとした。 「内蔵のディスクを取り出し交換しなくても、USBで外付けすれば最新Macのようにサクサクになります」、、へぇ、そんなやり方があるのか。 上野まで行って最新の外付け機器を一万円で購入。新しいパソコンを買うよりずっと安い。途中でワインでも買ってゆっくり飲みながらやるか。 たぶん、それがまずかったのだろう。気づけば全て消えていた。状況からすると、お

          パレスチナ難民キャンプでの思い出

          海外の空港で「乗客リストにあなたの名前はない」

          コロナ前を振り返ると、二、三ヶ月おきに海外旅行をする生活を5年ほど続けていた。渡航先のほとんどは街並みが好きなヨーロッパで、まれに中国や韓国などアジアを選んだ。 自分の収入などたかが知れている。どれだけ安い航空券を買えるのかが大切なテーマだった。オンラインでの購入が基本。ホームページに英語表記さえないところから買ったりもした。ページを英語に翻訳し(日本語にするより誤解がないと考えた)、何度も読み返して間違いがないか確認してから購入する。 そんな方法で、スペインやポルトガル

          海外の空港で「乗客リストにあなたの名前はない」

          パリで立ち寄るカフェ、ビストロについて

          配信ドラマ『エミリー、パリへ行く』で、特に印象深いセリフがある。 「料理は皆のものよ」 開店前、レストランでの味見をお願いされた主人公のエミリーが「素人なので」と遠慮したところ、それを作った料理人が返したセリフだ。物語に登場する幾多の中でも、この言葉は心に残っている。 ある冬の夜だった。いつものように一人旅で、その時はパリにいた。観光を終えてホテル前の店で食事をとっていると、他の客から話しかけられた。「自撮りするの?」 店内の様子を撮ろうとスマホを構えていた時で、それを勘違

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          スペイン・バスク地方のバルで

          東京・丸の内のビルディングで『ゲルニカ』を見ることができる。祖国スペインが無差別爆撃にあったという報を聞いたピカソが、戦争のもたらす惨禍を描いた作品。 オリジナルはマドリッドの美術館にあるので、丸の内で見られるのはその複製。 ビルのオープン当初からずっとあるらしく、設置されてから20年ほど経つ。天井が高く、採光も良い広場の一角。大きくとられた壁面のガラスが明るい。周囲にはベンチが置かれ、寛ぐ人の姿も多い。 広場を挟んだ反対側にはかつてイタリアン・レストランがあった(現在

          スペイン・バスク地方のバルで