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【一人暮らしのレイアウト】今ある家具で作るおしゃれなインテリア、センスの良い色使い3パターンを紹介!

こんにちは、崇島です。
今回はインテリアをアドバイスして、お任せでコーディネートしていきます。8畳なのに65インチのでっかいテレビがある、20代男性の一人暮らしのインテリアです。
今すでにあるものを使い、おしゃれな部屋に変身できるメゾットをお伝えしていきます。
3パターン提案するので、気になったイメージがあれば参考にしてもらえればと思います!

・まずは現状を確認

こちらが今回の元のお部屋です。よくあるワンルームの間取りで、一人暮らしっぽい感じがあるインテリアですよね。

現状あるアイテムを見ていきましょう。
引っ越してきたばかりだそうなので、とりあえずベッドは必要ってことで置いてありますね。TVは65インチあるとの事でけっこう大きめです。

それとソファはIKEAのソーデルハムンというモデルだと思われますが、通常は幅186cmもある大型サイズなのですが、おそらくこちらは約145cm幅にサイズダウンした「ソーデルハムンコンパクト」だと思います。
これ実際みるとかなりコンパクトになっていて、比較するとかなり大きさは違います。わかりやすく言うと一人暮らしでも対応できるサイズになったって感じです。

とりあえずこんな状態でTVも床に直置きで、全部これからといった感じですよね。

ここから、必要なものを買い足してインテリアを整えてみようと思います。

・コーディネート前に分析

今回はお任せでということなのですが、まず部屋の広さと今持っているアイテムからレイアウトを考えて、より多くの方の参考になるように、アイテム選びなどコーディネートは3パターンほど提案させてもらおうと思います。

コーディネートをする前に、現状での気になる点を分析してみましょう。

今ある3つのアイテムの特徴を見ていくと、レイアウトやコーディネートの方向性が決まってくると思います。

ポイント①TVについて
TVはかなり大きいのでこのまま使う場合はある程度ここが主役のスペースとして考えないと不自然に感じてしまうと思います。     

ポイント②ベッドとソファの関係性
ベッドとソファが縦並びになると両方とも休息とかリラックスみたいな近い用途なので違和感が出ると思います。
しかも両方とも同じ長方形で綺麗に揃っていればそういうデザインに見えるかもしれないのですが、微妙な段差が出来てシルエット的にもちょっと気になる感じです。

なので、近づけるにしても角度を変えて別のエリアと分かるようにしつつも、使用する時の人の向きだけ合わせてあげると、違和感を解消できると思います。

ベッドは横に、ソファは縦にして、その場所に来ると自然と同じ方向を向くようにするイメージです。

というわけで、今回のコーディネートテーマは大画面を楽しむ一人暮らしのインテリアということにしたいと思います。

・レイアウトを考える

今回、デスクスペースも作ろうと思いますが、デスクは存在感が大きくなりがちなので少し控えめにして、ちょっとした仕事くらいであれば出来るようなスペースにしてみようと思います。

続いてレイアウトですが、インテリアを作るときに最も失敗しないポイントは「自分なりにやらずに理想イメージを見つける」です。

理想イメージの見つけ方や選び方については↓こちらの動画でご紹介していますので、ご覧いただければ理想のイメージがすぐ見つかると思います。


僕が探してきた再現したい理想イメージですが、レイアウトはこの画像を参考にしようと思います。

ベッドとソファが並んでいるんですが、間にパーティションのようにデスクがあって、用途だけでなくエリアを分断してくれる効果があります。ベッドサイド、ソファのサイド両方とも使えて便利な部分もいいと思いました。

続いてはこちらですが、これは良いなと思ったところは1箇所だけあります。
ソファからもベッドからも映像が見られるような場所にTVを配置されているところです。これならどの場所でも映像が楽しめていいですよね。

あとはTVの置き方ですが、大きいTVモニターはかなり存在感が強いです。映像が動いて特に目立ちますし、電源OFFにした時でも黒い四角があると目立ちます。

なので、こちらの画像を参考にしてみました。参考にしたのはTVボードです。

TVのサイズが大きい場合、下に置くTVボードが小さいと窮屈でバランスが悪くちょっと間抜けな感じというか、違和感につながります。

なのでこれくらい幅広い、もはやTVボードではなく低めの収納家具を利用すると良いと思います。

横のところにスペースが空いていますので、フラワーベースなどを置いてバランスを取ることも可能です。
これをやると部屋に対してTVが大きくても違和感が減少すると思います。

TVボードはサイズバランスを意識して選びましょう

・シミュレーションしてみる

レイアウトは決まったので、実際にインテリアをシミュレーションしてみたいと思います。

配色パターン①ダークウッド×グレー

先ほどのレイアウト通りに置いてみます。
まずはベッドを置いていきます。こちらは現状あるものを使います。

次はデスク。
先ほどのレイアウト参考画像からベッドが少し隠れるくらいの、ちょっと幅広ではあるけど奥行きはあまりない物を選びます。

こちらはIKEAの「ベストー ブルシュ」という180×40cmで引き出しも付いているタイプ。

次は隣のソファですが、こちらも今使われているIKEAのソファでそのまま置きます。引き出しがあるのでちょっとだけ離して設置しました。

続いてTV側ですが、低めの収納家具はベストーを使用してみたいと思います。
こちらを選んだ理由はシンプルで良いところもありますが、デスクと同じベストーというシリーズで素材感を合わせることが出来るからです。

こんな感じで、だいぶまとまってきました。ただ、このままだと無機質でややチープな印象、さらに無個性であまり面白くないインテリアになってしまいます。

ここまでIKEAの家具を2つ導入しましたが、IKEAってベースを整える家具としてはかなり優秀な反面、価格が安い分チープ感が出てきてしまうこともあります。

なので、クオリティを上げるアイテムを2つほど取り入れたいと思います。

まずはダークウッドのテーブルを取り入れて、大人っぽい高級感のある雰囲気を作っていきます。

2つ目はその印象を作るための照明でクオリティを上げたいと思います。
テーブルやデスクの手元を明るくして、あとは演出用にフロアランプをプラス。

部屋の中に少しダークウッドを散りばめてまとまりを出すイメージです。

他にも窓周りをウッドブラインド、デスクのチェアもダークウッド、観葉植物は窓の近い場所に一つ置いて、デジタル感が強いTV周りのバランスを取っていきます。最後にグレーの壁紙を貼っても良いかもしれません。これでTVの色の存在感、素材のバランスも取れて整ったと思います。

ベースのシンプルでチープな印象だったインテリアが、ダークウッドのアイテムで高級感が増したと思います。

アイテムの選びのポイントは、ダークウッドの色合わせとリアルなウッドを合わせたところです。

予算の中からお金をかける部分は特に目立つところにして、あまり目立たない場所はIKEAで揃えるなどすれば良いものだけが目立つので、全体の印象としてはかなり良いものになると思います。

この後ご紹介するコーディネートもその部分は抑えているので、注目してみていただければと思います。

配色パターン②イエロー×グレー

こちらはこの画像を参考にしてみようと思います。

先ほどのベースの状態まで戻して、テーブルは白と黒の2色、今回はローテーブルでソファ脇に置いてみます。

照明はほんのり明るい光を拡散するシェード。
フラワーベースに背の高いドライをプラス。
フラワーベースは透明のカラーガラスのものにします。

クッションとブランケットはマスタードイエローです。

グレーとイエローの色の相性がいいのですが、今の状態のままだとソファ周りにあるだけで浮いてしまっている感じがあります。

なので、部屋全体に程よくイエローを入れることでまとまりが出していきます。

例えばデスクのエリアは椅子のファブリックとか、TV周りにフラワーベース、ベッド周辺はカーテンでイエローをプラスしてみます。

イエローは発色がいいと浮いちゃいますので、注目させたいならマスタードイエローくらいに抑えたり、もっと自然に馴染ませたいならグレーとトーンを合わせてダークイエローなどを合わせるといいと思います。

アートを置いてみたり、最後は壁紙をソファよりちょっと明るいグレーを貼ってみます。
これで明らかにマスタードイエローが目を引くインテリアになりました。

配色パターン③パープル×ゴールド×グレー

最後はちょっと豪華で普通はあまりやらない感じの色合わせを紹介します。
テーブルや、ソファ、スツールなどゴールドを少し使ったアイテムを入れてみます。
ゴールドはキラッとして豪華な印象になるのですが、反面かなり目立つので入れすぎると嫌味な感じがします。なので指輪やネックレスなどアクセサリーのように、ほんの少し入れるのがポイントです。

パープルカラーはグレーととても相性がいいです。
特にトーンが近くなると悪目立ちすることはなくて、高級感を演出してくれます。

注意したいポイントとして、パープルを取り入れたい場合はカジュアル感の強い素材でやろうとすると、配色センスの悪い印象になってしまいやすいところです。

カジュアルさをわかりやすくいうと、ピシッと張りがあるものや光沢のあるものなどは高級感が出て、シワがあったりざっくりした生地のものはカジュアルさがあります。

この事例で言うとベルベットのような光沢感があってシワのないものが高級感を演出してくれています。
反対にカジュアル感のあるものはザックリした天然素材だったり、帆布のような目の荒いソファ生地などですね。よくある北欧スタイルのウッドを中心としたナチュラルなインテリアには向いています。

こちらのグレーとパープルの配色事例はうまくバランスを取っていると思いますが、今回は20代男性ということなので、これを再現するとちょっと女子感が強い気がします。なので配色、特にパープルの比率を参考に、男女問わない入れ方をしてみたいと思います。

まずはこちらのテーブルを入れてみます。
天板は大理石で下の棚板は黒く塗装しされたウッド、脚に少しのゴールドで構成されたものになります。中央に置かれるのでちょっと華やかな印象のものにしました。

次にデスク用のスツールを入れてみます。
こちらはシンプルに黒のもので目立たないものを選んでいます。

照明はゴールドで3連になったペンダントでちょっと豪華な雰囲気を作ってみます。
照明で印象をコントロールしたい場合、↓こちらの動画で詳しく紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。

次はソファサイドにフロアランプを置きます。ペンダントランプは光量よりも演出の要素が強めなので、手元の明るさを保つための配置です。

これだけでは暗いのでもう一つ照明を置きます。
このテーブルランプはIKEAのものですが、リアルに大理石を使用しているのにめちゃくちゃ安価なのでおすすめです。

あとはTV周りが殺風景な印象なので、フラワーベースをブラックとゴールド2つほど設置します。

そしてここでパープルの出番です。ラグに使ってみたいと思います。

パープルを入れることでテーブルの脚のゴールドが良いアクセントになっています。
テーブルの天板が白なので暗めのパープルだけど発色も良くなりました。

これで完成ということになります。

え、ちょっと待って!?
さっきは共通の色を室内に散りばめる方が良いって言ったじゃん!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、他の要素でまとまりを考えています。

カラーは多用せず1箇所にしました。まとまりの点をどうするかというと、それが形状で作られています。
テーブル、照明、フラワーベース、ラグ、チェアなどラウンド型を選んでいます。
ベースの状態は角張ったシンプルな印象でしたが、物足りなくてチープ感がある理由には家具の素材と、その他にも直線的すぎて単調だったこともあったわけです。

直線ばかりの状態
曲線的なアイテムで統一感が出る

なぜパープルを多用しなかったかというと、まずパープルは、赤みのあるワインレッドや青みがある紫など幅が広いので色合わせが難しいこと。
もしあったとして、クッションを入れてみると紫でコーデしてまっせ!感がすごくて、あざとい印象がしてしまうと思いました。
なので散りばめたのはゴールドにして、パープルは目線がいくフォーカルポイントのように置いてみました。

パープルで揃えてますよ感、あざとくない?

さりげなく気づく人は気づく程度にラベンダーのドライを入れるくらいがちょうど良いかなと思います。

窓周りはバーチカルブラインドを入れてみましたが、目線を行かせたくないので白ならカーテンでも大丈夫かなと思います。

こんな感じで、少しのゴールドとグレー、パープル、植物のグリーンでバランスを取ってみました。

ちょっとしたポイントですが、パープルの良いところはもう一個だけあって、他とケンカしない中性色という色でもあるんです。
これについては動画で紹介していますので、詳しく知りたい方は↓こちらの動画をご覧になってみてください。


今回は1人暮らしの想定で作ってみましたが、色合わせや考え方は今お住まいの部屋にも落とし込めると思います。
色はちょっとで印象が大きく変わりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

↓今回の動画はこちら!もっと詳しく解説しています

他にも参考になる記事と動画はこちら↓

動画内で紹介した商品はこちら↓


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