メディカルアロマ×ホリスティックアプローチ。
英ホスピスと英大学病院 でアロママッサージボランティアをしているみやとうらです。
アロママッサージボランティアを通して、これまでいろいろなタイプのクライアントさんと関わってきましたが、どの方にも共通して思うことは、心も体も状態をリセットすることで、その人が本来持っている力を発揮できるのではないかということです。
ストレスや多忙な毎日から抜け出せるように、ふと気が抜ける瞬間を作る。そうすると、あとはクライアント自身が持っている力に任せるだけで、自然と心も体も調子が整う方向に向かっているように思います。
施術後にクライアントさんたちが見せてくれる素敵な笑顔に、彼女たちのパワーやエネルギーのようなものを感じずにはいられません。
多忙でストレスのある日常から抜け出すために精油が持つ力は大きいです。
その大きい力を持つ精油を活かすために、ホリスティックアプローチという観点から、個人的に一つこだわっていることがあります。それは、クライアントさんのことをまるごと考慮したアプローチをすることです。
心も体もケアされた後のトリートメントの効果を更に持続させるためには、ご自身でしてもらうホームケアがとても大事になってくるのですが、どれだけ精油がパワーを持っていたとしても生活に継続的に取り入れてもらわなければ、効果は持続しません。一度だけのアロマトリートメントではやはり限界があります。
施術前には現病歴や既往歴はもちろん、今の生活スタイル、食への認識や趣味に渡るまでその人を理解するために多岐に渡って問診します。それゆえ、初めての方の問診は30分以上かかることもあります。そうすることで、改善したい症状の原因はどこからきているのかを探り、その方の生活スタイルにあったホームケアアドバイスを共に考えていくことができます。(このとき、決してジャッジはしません。ただ「知る」ために聞いています。初めての方は根ほり葉ほり聞かれているように感じるかもしれませんが^^;)
肩こりの原因が趣味である読書の姿勢であると考えられることもありますし、普段セルフケアをしない人にアロマフットクリームを渡しても使ってはもらえないので、別の方法を探します。その方の状態を観察し、段階に合った関わりが大事になってきます。
これがなかなか難しいですが、ホリスティックアプローチの魅力でもあると感じています。
試行錯誤は続きます。