見出し画像

「デジタル×地域研究」シビックテックウラシマ2024年活動報告

デジタルやマップ、ゲームやアプリなどを使って、浦安の地域研究に取り組んでいるシビックテック・ウラシマの2024年の活動内容をまとめました。
2024年の活動テーマは「地域活動にデジタルやマップを!」です。


1 浦安市や千葉県の地域マップづくり

ウラシマといえば、マップづくりです。
2024年も、たくさんの浦安市や千葉県の地域マップを作成しました。

2024年作成・更新した地域マップのアクセス数ランキング

1位 浦安三社例大祭宮神輿渡御コースマップ 169,980ビュー
2位 浦安市人口統計マップ_2024年4月1日現在 3,221ビュー
3位 浦安市小学校児童数関連マップ 1,616ヒュー
4位 千葉県人口統計マップ_2024年1月1日現在 1,615ビュー
5位 デジタルde災害支援マップ 1,504ビュー
6位 データで見る浦安市の選挙 1,020ビュー
7位 浦安市福祉避難所マップ 963ビュー
8位 千葉県犯罪発生情報マップ 614ビュー
9位 地震情報データベースマップ 585ビュー
10位 能登地震孤立地区及び要支援地区マップ 431ビュー

「三社祭のお神輿ルートマップ」が、断トツのアクセス数です。
例年以上に「災害や防災関係のマップ」のアクセス数が多いのも、2024年の特徴です。
また、自治体や学生などから根強い人気の「人口統計」や「児童数」に関するマップのアクセス数が多い結果となりました。

その他、ウラシマが作成した地域マップは、ウラシママップギャラリーに掲載されています。

ウラシママップギャラリー

2 まち探検・まち歩き

ウラシマでは、まち歩きをしながら、スマホで写真を撮影し、GPSの位置情報と一緒にマップに登録する「まち探検アプリ」を活用しています。

・浦安を縦断するまち歩き
まち探検アプリを利用したまち歩きは、県内の公務員の方たちと、浦安を縦断する「まち歩き」を行いました。
浦安の魅力を探し、「元町」「中町」「新町」の3地区を巡りました。

・歩いて楽しいまちづくり「景観資源探しまち歩き」
浦安景観フォーラムさんとコラボして、毎年恒例の「歩いて楽しいまちづくり、景観資源探しまち歩き」にも取り組みました。

歩いて楽しいまちづくり投稿マップ

3 災害や防災について

2024年は、年始に能登半島地震があったり、ゲリラ豪雨や台風などの風水害の被害をニュースで見る機会が増えている中、ウラシマでは、災害や防災に関するワークショップに力を入れました。

・ 災害支援×DX
前半、能登現地からの動画を視聴後、能登半島地震の現状と課題を共有し、後半には、災害支援に必要なデータや情報を、どのように入手し、どう整備し、どのように避難所や地域住民に伝達・提供していくかなど、グループワークを行いました。

・夏休み学生ボランティア「デジタルde災害支援チーム体験」
夏休みボランティアの学生6名とともに、能登現地からの動画を視聴し、日々自身が行っている災害への備えなどを発表し合いました。
また、震災の発生を想定して、市内で発生するさまざまな被災状況をマップに登録しながら、被災状況の把握や避難者の誘導などをチーム内で話し合い、対応策を考えていくワークをしました。

・「デジタルde災害支援チーム体験」を大人も挑戦
夏休み学生ボランティアで開催した「デジタルde災害支援チーム体験」を、自治会の方や地域のマップづくりをしている方とともに、実施しました。
学生たちとは異なり、現実的かつ確実な対応策が繰り広げられ、改めて災害の備えの重要性を確認しました。  


4 ゲームやスマホアプリ

ウラシマでは、市販のカードゲームやボードゲームのほか、カードゲーム制作者とコラボして、スマホアプリ化するなどの取り組みをしています。

・高校生起業 課題解決手法
「高校生のための起業講座」において、「まちの課題とビジネスアイデア」をテーマに、まちなか発想ゲームメイキットを活用したゲーミフィケーションのワークショップを開催しました。

・おもちゃゆうえんち春「謎解きスタンプラリー」
2024年5月に開催された「おもちゃゆうえんち春」では、「謎解きスタンプラリー」を出展しました。
6問の謎解きを会場内にちりばめ、スタンプラリーの要素を加え、ヒントのQRコードを掲載して、親子で楽しめるようにしました。

・小諸商業高校の学生たちとメイキットアプリ
地域資源を題材に、まちの課題の解決アイデア出しをする「まちなか発想カードゲームメイキット」をスマホアプリ化した「メイキットアプリ」
2024年は、長野県にある小諸商業高校の学生とともに「小諸バージョン」を制作し、授業で使ってみました。
生徒たちが撮影した小諸の魅力や資源の写真をアプリに取り込み、小諸の課題の解決アイデアをゲームを通じて出し合いました。

その他、ウラシマメンバーも参加している「浦安ボードゲーム部」に遊びにいきました。


5 あそびサロン

第2土曜日に定期的に開催しているウラシマ・あそびサロン
2024年は、先に記載した「災害支援×DX」「デジタルde災害支援チーム体験」のほか、親子でコマ撮り動画づくりなどに取り組みました。

・親子でコマ撮り動画づくり 1回目 

・親子でコマ撮り動画づくり 2回目


6 千葉県DX推進協議会

千葉県では、産・学・官・民が協力連携し、千葉県のDXを推進する目的のもと「千葉県DX推進協議会」を設置しています。
ウラシマは、このDX推進協議会に、地域団体の特別会員として登録されており、DX推進協議会のイベントや企画にも参加しました。

・コネクテッドアイデアソン オープンデータ活用
オープンデータを活用して地域の課題を解決するアイデアを競う学生向けのコンテストです。
夏休みを利用し、千葉工業大学と麗澤大学の各会場で学生たちが考え抜いたアイデアについて、最終プレゼンをして、各賞の審査をしました。
ウラシマは、千葉工大会場に参加しました。

・自治体DX推進に係る提案会
県内市町村から募集した地域課題に対し、協議会会員であるITベンダーや大学、NPO法人や市民団体が考えた解決提案をプレゼンし、提案自治体とのマッチングや、自治体におけるDX推進のヒントとしてもらうためのイベントです。


7 取組発表

他の団体などからお声がけをいただき、ウラシマの取り組みについて発表させていただきました。

・民生委員活動におけるデジタルマップの活用について
「民生委員活動におけるデジタルマップの活用」をテーマとした流山市民児協デジタル化委員会の研修会に、講師としてお邪魔しました。
なお、この取り組みは、Civic Tech Zen Chiba のバックアップのもと、アーバンデータチャレンジ2024へのエントリーを目指しています。

・市民活動とデジタルについて
千葉県主催の「千葉県市民活動団体マネジメント事業」において、「新事業のヒントをつかむ! その課題にテクノロジーを活用しませんか」をテーマに、シビックテックウラシマでのデジタルの活用例を題材に、市民活動とデジタルについて発表しました。


お礼

2024年、ウラシマを応援してくれる方々のおかげで、さまざまな取り組みを進めることができました。ご参加・ご協力、本当にありがとうございます。
メンバーは、仕事や家庭の家事や子育ての合間をぬって、ボランティアでの活動となりますが、2025年も「とりあえずやってみよう!」というウラシマらしさを忘れずに、たくさんの楽しいことに挑んでいきたいと思います。
引き続き、ウラシマをよろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!