焙煎モニターv1.3使い方まとめ
はじめてZEN1.3をお使いの方がここから読めばわかるように、ここにまとめます。
ほとんどどこかで書いたものの再掲です。
1.2以前のモデルは単体稼働ですし、質問的なものも一通り出て1年以上経っているので大丈夫と思います。
焙煎モニターZEN1.3本体の使い方
センサーの接続
センサーはK型熱電対(ミニチュアプラグ)を上部に刺します。見て右側が少し太い方で、左が細い方です。はじめはきつい場合もありますが、グッと差し込んでください。
付属のセンサーは反応が敏感で加熱の挙動はわかりやすいですが、稼働確認用に近い消耗品扱いなのでできるだけお早めに先端が露出していないハードシースの電対に交換することをお勧めします。
センサーの反応が荒れる場合はセンサーの配線周りがショートしていたり、周囲でモーターや不安定な蛍光灯が出す雑電波を拾っている場合があります。配線周りをチェックしシールド型のセンサーを使うか、モーターなどから距離を離してください。
電源の入れ方
付属のMini-Bコネクタで5Vを使用します。PCでもスマホ用バッテリーでも使用可能。USBを刺せばONです。
ちなみにバッテリーのほうが起動が早いです。
温度補正(設定)
センサーの表示が実際の環境温度と異なる場合は±15℃の補正ができます。焙煎開始前の待機状態で「3?」と表示されている状態からボタンを3秒押し続けると画面が変わり、そのままさらに3秒(合計6秒)経過すると上のほうに赤い文字で「NOW(0)=26」などと表示されます。ここでボタンを離してからクリックするごとに数字が変わりますので、adjust値の良いところで電源を抜いてください。次の起動から反映されます。
新品のセンサーを使う場合は設定をしてください。
履歴の自動保存(設定)
温度補正と同じ手順で6秒ボタンを押して同じ画面に入ります。温度補正の続きで作業しても大丈夫です。「NOW。。。。」の下に「AutoREC ON」と出ますが、ボタンを長押し中に自動保存のON/OFFが切り替わります。押す時間が短いと(1秒以下)温度補正のほうが動いてしまうのでじっくり押してください。
ボタンを離した状態で表示されているモードで次回から動作しますので、確認の上USBを抜いてください。
焙煎開始
「3?」の表示があるときに、上部の赤いボタンを押すとカウントダウン開始です。3秒後に計測が始まります。
基本的にはそのまま何も触らずに焙煎終了までOKです。何か操作するとすれば、1ハゼチェックと自動保存をオフにしていた場合の保存だけです。
画面の見方
開発中の解説ページがそのままなのでそちらでご覧ください。
1ハゼチェック
1ハゼが来たらボタンを1秒押すと記録されます。必ず早めにハゼる豆が出てくるので、「毎回5発目のハゼで押す」などと決めておくといいと思います。
青い線が1ハゼ、赤い線はDTRの15%20%25%です。
押さなくても焙煎はできますが、ボタンを押しておくとPCで何かするときにハゼ位置を反映することができて記録の質が上がります。
終了
焙煎が一通り終わり100℃に下がると終了です。出荷状態か自動保存をONにしている場合は「END」で上書きされてすべての動作が終わります。USBを抜けば終了です。
履歴の自動保存をOFFにしている場合はここで一旦止まりますので、ボタンを押して履歴を上書き保存できます。上書きしたくない場合はボタンを押さずにUSBを抜いてください。これで終了です。
履歴保存中に切断するとデータが破損する場合がありますので、自動保存にしている場合は温度が100℃に下がって記録が始まる瞬間は気を付けてください。
ソフトの使い方
全てのソフトは圧縮してありますので、ダウンロードしたらZIPを解凍という作業をしてください。
それぞれ使い方はDLしたZIP内に入っているTXTファイルに具体的に書いてありますのでそちらをお読みください。バージョンが変わると操作多少変化しますので添付のものを見てください。
データをpcに保存する
ZEN-PCLinkConsole
CSV形式のデータを保存できます。
PCでソフトを起動してZENが接続してあるCOMポートを選び、ZENが再起動したらボタンをプレスし3秒から6秒以内で離すと「Trance…」とはじまりPCへデータが転送されCSVで保存されます。
このCSVデータがすべての基本になりますので、焙煎が終わったらとりあえず保存しておくのをお勧めします。また、ファイル名は転送時間が付きます。
データを書き出す
zenGraph
ブログなどで表示しやすいPNG画像を作ります。
ZEN-PCLinkConsoleで事前に保存してあったデータを使って生成します。ZENを接続しておく必要はありません。
焙煎記録を作る
zenCarte
焙煎中に筆記する紙に、焙煎後プロフを追加印刷。
記録用紙はまとめて印刷しておいても大丈夫です。
各項目の文面を変更できます。
プロファイルを書き写す
zenPaper
PCなしでも記録が残せる原始的pdf
プロファイルだけのシンプル版の転写用紙と、下部に項目を記録できる拡張版があります。
感覚トレーニング
graphMask
画面を隠して新鮮な気分で焙煎するpdf
以上ダウンロードリンクはこちらへどうぞ
お手入れ
USB
抜けやすい場合はプラグの台形部分の鉄の部分のジグソーパズルのように組んである面が膨らんでいる場合が多いです。硬くなりすぎない程度に絞めてやると抜けにくくなる場合が多いです。
センサー
ミニチュアプラグのK熱電対であれば市販のものが差し替え可能です。むしろ耐久性と記録の安定性を目的に早めに交換したほうが良いと思います。
中芯は折れ目ができやすい構造なので、無理に引っ張らず優しく曲げ伸ばししてください。雑電波の吸収を防ぐシールド式の熱電対をおすすめします。密封型でない場合はシールドに電気が通って不安定になりますので、各熱電対の取り扱いはそちらの製品で把握してください。
以上、一通りの説明でした。あとは時々新しい質問が上がっているのでアマゾンとかツイッターでお願いします。
追伸:アマゾンのレビューで星3の方、せっかくいただいた修正後の高評価レビューを書く位置が間違っていて質問に答えるところに入ってしまっています。ので、お気づきでしたら修正お願いします~。