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2019年に職業ボクセルアーティストになった人の今

2019年にこういうの書きましたね。

それから2年ぐらいでかなりボクセルアートは広がりましたね。
VRChatやNFT、カジュアルゲーム、などなど要因は色々あると思いますが、びっくりするぐらい広がりました。
そこで職業としてボクセルアートをする前だった、2016年からやっていた身として今の気持ちを書きたいと思います。

そもそも2016年〜2020年前半ぐらいまでは、ボクセルアート?なに?どう使うの?って感じで、仕事もほぼなかったです。
VRChat民は恐ろしいもので自分で作ってしまうので仕事にはなりません(素晴らしい)

2021年になってからNFTでボクセルもチャンスがきました。
NFTアート自体というのもありますが、空間としてボクセルが使えるものがいくつかあったのでそれについての依頼などが出てきたところがあります。
書籍の表紙等でも使われるようになりました。情報工学系や数学系とは相性がいいかもしれないですね。
お金についてはまぁそれなりなんですが、ちゃんと「仕事」として会社から受ける案件もありました。

まぁ仕事としてはそれぐらいなんですが、気持ちの部分を書きます。


上手くいってるように見えるかもしれないですけど、挫折の連続でした。
まず最初は流行らない。見てもらえない。
次にVRChatで流行ってもそのはやりにのれない(私はキャラクターほぼ作らないので)
そして最後がNFTアートです。
これはいつも作ってる箱庭は評価してもらっていると思っています。
ただここから先はいうと怒られることばかりなので言えないんですが「なぜボクセルアートを選んだのか」というものが多く見られるようになりました。
理由はなんとなくわかるんですが、ドット絵とかと同じではじめやすいからでしょうね。量産もしやすい。
もちろんそうじゃない人もいるし、しっかりとしたプランを立てている方もいます。


ですが、今のNFTアートを見ているとボクセルアートは消費されて終わりそうな気がしています。
空間としてのボクセルアートについては私が土地をもっていないので未知数ですが、正直見栄えはあまりよくないのでローポリとかに取って代わられるんじゃないかとは思ってます。
名前を出すのは控えますが某ボクセルアートプラットフォームはめちゃくちゃよくやってると思いますが、クリエイターとして中身で活動するには少し私には厳しすぎて辞退しました。
でもあれだけやらないと管理はできないだろうなと思うので納得はしてます。

本当にボクセルアートが好きで、見てほしくて、魅力をわかってもらいたくて、もっと先に行きたいと思ってる人がどれだけいるか疑問です。
正直な話、私はいま停滞しています。熱量が不足しています。
でも適当な気持ちでやってお金が稼げるとは思ってほしくないなと思います。お金にならなかった時代を考えるとそうなります。

アーティストとして考えると、今のボクセルアート事情はエンタメとしては歓迎できますがアートとしては歓迎できないという気持ちですね。個人的な気持ちなので怒らないでね。

未だにボクセルアートだけでは食えてませんが、かなりお金はもらえるようになりました。
2019年に夢見ていたことが少しずつ叶っていっています。
次はどこにくるのか楽しみです。


でも真面目にやろうな、ボクセルアート。真面目に楽しく気軽に。

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