ヤドカリは医療を救う?
「ヤドカリ作戦」2021・冬
「サイレントバレンタイン企画」
私がこの企画を口にしたきっかけは、感染症病棟に勤務する看護師が、周囲からの誤解により、理不尽なかたちでコミュニティから排除されたという事があり、その怒りや悲しみからでした。
ですが、おそらくは彼女に対する心無い言葉や態度は、意地悪な心や医療従事者に対する憎しみでもないはずです。理不尽と思える言葉を発した人も、身近なたいせつな人を守る行動としてやむに已まれず、目先の安全・安心のために誹謗中傷めいた言動に走ってしまったのだと思いました。
新型コロナウィルス感染症の本当の怖さは、人の心まで蝕む、あまりに多様な浸食性だと感じました。
私は神経難病になって約20年になろうとしています。その間、少しづつ大切なものを失う時間を過ごしてきました。
たいせつなことやたいせつな人を失う悲しみは、少しは解っていると思っています。
この世には抗えない事が、まだまだたくさんあります。
ですが、この新型コロナウィルスに対しては、挑む方法が解っているのですから。私たちは知恵を絞って、たいせつな人を守りましょう。
それぞれの方が、それぞれのやり方で。たいせつな人が感染する機会を一度でも減らす。
その結果、感染者が減り、医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカーが良くも悪くも特別扱いされない社会に戻ることを切に願っています。
さて今回の「ヤドカリ作戦」とは、
私たちの生活が新型コロナウィルスが現われてから大きく変化してきて、
今まで「家」は住まうところでしたが、今は、身を守るところにもなりました。
「ここぞ!」という危ない時にはヒュッとお家に身を隠すヤドカリを見習い、<#ヤドカリ作戦>を立ち上げました。
私たちは、ヤドカリのように「家」を背負って生活することはできませんが、必要な時には身を守るべき場に身を置き、自分を守ることでたいせつな人やその人との未来の時間を守りましょう。
という呼びかけです。
その第一弾企画として「サイレントバレンタイン企画」を立ち上げました。
「サイレントバレンタイン企画」とは…↓で検索してみてください。
誰にもいる「たいせつな人」との明るい未来の時間のために
情熱を秘めて冷静に、そして楽しめる時間を皆さんとご一緒したいと思います。
23日までの企画ですが、どうぞみなさんご一緒に、たいせつな未来のために、楽しくヤドカリしましょう。
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