どうしても言いたいことがある。
すっげー久しぶりにnoteを書いている。
特に、何を書こうと決めて書き始めたわけではない。
けど、そういう感覚で書き始めることができる精神状態ってのがある。
仕事に追われていると、自分の気持ちを表現しようとも、何かに書き綴ろうとも思わない。
いま、こうして文章を書き始められたのは、少しだけ精神状態が落ち着いてきた証拠だと思う。
コロナの影響もあり、突然の倒産の危機を迎えて数ヶ月。
クラウドファンドを実施し、600万円で目標を達成した。
その時、出資してくれたみなさんに約束したのが、「法人を潰さないこと」と「コロナ時代を生き抜ける新組織体制とビジネスモデルを創る」ということ。
正直、気合と根性だけでやってきた我が社は限界を迎えていた。
なぜならば、気合と根性だけでは「人」が育たず、いつまで経っても組織が分厚くなっていかないからだ。
少し前までの自分は、自分自身が何かを思いつき、自分自身が事業を進め、自分自身が発信しているかのような錯覚のなかで仕事をしていた。
つまり簡単にいうと、勘違い野郎が周りに感謝もせずに調子こいてただけの法人代表だった。
コロナの時代を迎え、まずはイベント事業が倒れ、次にローカル事業が倒れ、デジリハ事業もその機能を十分に発揮できないような状態でひたすらアプリとプラットフォームの開発を行なっていた。
これはやばいぞ。そもそもリアルな「集客」ができないなかで僕らの価値ってなんだったんだっけ?と考え直す。
しばらくは立ち止まって考えていた。コロナが過ぎ去るものだと思って待っていた。
しかしいくら時が過ぎてもコロナが落ち着くことはなく、もはやこの状態に「順応」するしかないんだなと気づいた。
そこから全ての事業のオンライン化への挑戦が始まった。まー、全てとはいってもリアルに開催するコンテンツも残しつつほぼ全てって感じだけど、とにかく今までの僕らの動きから考えると大幅なベクトルチェンジだ。
けど、わりと自然体だったというのが振り返った時の感想だ。
うちはもともとスタッフの一言から事業を創るみたいな流れが多く、デジタルアートとセンサーを活用したリハビリツール「デジリハ」もそうだった。
今回このような状況になって、どんどん新たなものが生み出されている。福祉機器のオンラインプラットフォーム、バーチャル福祉機器展、オンラインでの医療福祉系謎解きイベントなどなどだ。離島山間部と医療福祉従事者や学生をマッチングする「福祉留学」なんかはコロナが蔓延する半年くらい前に始めたのだが、蜜を避けるという意味では地方移住の可能性も改めて評価され始めているいま、絶好のチャンスでもある。
とにかく、ピンチとチャンスが一気にドカーっとルカーっとやってきて大変な状況だ。
しかし、不思議と、、、怖くない。
実際には倒産も見え隠れするような次元の状態なんだが、、、
なぜか、、、
、、、雇用がめっっっっっちゃ増えている!!
潰れかけているのに、、、「Ubdobeで働きたい」って言ってくれる人がどんどん増えているのだ。
しかも、全事業部。デジリハもイベントもローカル事業も。
謎過ぎる。
ドッキリなんじゃないかって思うくらい、みんなが前向きに色んなことに取り組んでいる。
すでに長らく一緒に働いてきた人たちも、新しく入ってきた人たちも、なんかすごく気持ちの良い爽やかな働き方ができている気がするのだ。
これが行き過ぎるとまた調子こいたクソ代表に逆戻りだから、勘違いはしたくない。
じゃーなにをすべきか。
自分は、代表として何をすべきか。 ということを最近よく考えている。
いや、本当に当たり前な話なんだけど、この三つだなと。
・金の見通しを立てる
・良い人材を雇用する
・楽しい雰囲気を創る
これだなと、思うわけです。
いや、ほんと、当たり前なんだけど。
今まで、どんだけその当たり前をできていなかったんだと反省している。
最近は業務タスクを追うこともなく、NOタスクな日々を過ごしている。これが超気持ちいいのだが、この状態を保つには、雇用をするしかない。雇用をするには金の見通しが必要で、楽しい雰囲気がないと人が辞めていく。
自然と、「事業」っていうより「人」が中心になっているし、そのように考えることができているのも、一緒に働いてくれる、まさに「人」のおかげなのだ。
つまり、みんな、ありがとうって話。
この沈みそうな船に、勇気をもって乗り込んでくれたクルーたちに恥じないような経営をしていきますので、改めまして宜しくお願いします。
すっげー久しぶりにnoteを書いているが、「ありがとう」しか浮かばないから、寝るね。おやすみ。
2020/09/11 00:42
NPO法人Ubdobe 代表理事
岡勇樹
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