反原発世論にブレーキ!東電株主総会

(日経ビジネス実況!株主総会に基づき補足)
1.質問:吉田調書の件について朝日新聞を訴えるべきだ!炉心溶融の隠蔽問題は民主党の圧力によるものだ。これを許していいのか?現在民進党を支持しているのは連合。それなのに東電の組合は連合に入っている。東電の組合は連合を脱退すべきだ!経営者の皆様と従業員は苦労しているのに、民進党は過ちを認めない。なんで民進党を支持するんだ、組合は!
会長:国政選挙が始まってる中では、この問題は中々難しい。国政選挙に影響しないように廣瀬社長にお答えいただきたい
回答(廣瀬社長):事実と違う記事が出ることはある。しっかりと訂正をお願いしている炉心溶融についてはご迷惑をおかけしている。5年前、この言葉を使うなという指示があったと。社長として、社員に対して口止めのようなことはしないと誓っている
会長:原発事故にかかる通報、報告についての問題提起もありました。取締役を代表して申し添えたい。検証の結果、隠蔽に当たるステークホルダーの信頼に背く行為だったと考えている。執行をしっかり監視しないといけない。
常務:組合についてはコメントを差し控えたい
2.備考
この株主総会での質問については産経のデジタル版とアサヒ芸能のデジタル版と週刊誌面に取り上げれれました。
産経新聞記事
https://www.sankei.com/life/news/160628/lif1606280018-n1.html
アサヒ芸能
https://www.asagei.com/excerpt/61850
アサヒ芸能の記事を読んでいただければと思いますが、本来だったら反原発の攻撃の格好の材料だったはずのものを逆に民進党の批判のネタに転化してしまった。まさに逆転の一打を舌先三寸で成し遂げてしまったのかもしれません。
参議院選挙とその後の都知事選で反原発ムードが盛り上がらなかった一石を投じることが出来たのでは?と思います。

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