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B02 回路図


B02 回路修正」を済ませた回路図を紹介します。

回路図紹介だけではご覧頂いた皆さんに申し訳ないので、「B02 の構想」で紹介した電源の選択について詳しく説明してみます。

記事の最後からダウンロード出来る回路図はFET、トランジスタ、ICの型番も記載されていますが、タイトル画像のように不要な情報を省いた電源周辺のみの図を用います。

3つの電源(+VD, +5VD, +3VD)が見えますが、電圧と供給元は以下の通りです。後述説明図のように部品を加減して電源を選択します。

+VD   CN1 から供給する +5V または +6 ~ +12V
     または、Raspberry Pi から供給される +5V
+5VD  CN1 から供給する +5V
     または、Raspberry Pi から供給される +5V
+3VD  Raspberry Pi から供給される +3.3V

折角基板を起こすのだから「あれにも、これにも使いたい」と考えた結果ですが、電源を選択出来ると言うことは、間違った電源供給で基板及びRaspberry Pi を壊す可能性もあります。運用の際には専用ケースに入れたり、表示をしたりと言った管理が必要そうです。

各選択について説明してみます。


B02 にDC.6~12V を供給

タイトル図と同じですが、実装部品は以下の通りです。
N.M. と表示した部品は実装しません。

画像1

スーパー三端子(DC-DCコンバータ)で +5V に降圧してRaspbrry Pi に供給します。
供給能力が 500mA なので、Raspberr Pi Zero 限定です。

普通の三端子(シリーズレギュレータ)では発熱が心配です。

CN1は電源供給の他、FET出力が使えます。

Raspbrry Pi のUSBコネクタからの電源供給禁止です。

+12Vを要求し、+5Vのアナログ信号を出力するセンサー用に準備した回路です。ヒーター制御の際も電源電圧の選択肢を広げられます。

B02 にDC.5V を供給

実装部品は下図のようにします。

画像2

スーパー三端子を実装せずに Vin と Vout をジャンパーで短絡します。

+5V の供給能力は外部電源に依存します。
CN1は電源供給の他、FET出力が使えます。

Raspbrry Pi のUSBコネクタからの電源供給禁止です。

+5V で制御するヒーター制御用に準備しました。

Rasberry Pi の USB端子に DC.5V を供給

実装部品は下図のようにします。

画像3

スーパー三端子は実装せず、Raspberry Pi から +5V を供給します。

FET周辺を上図のようにジャンーパーすることで、CN1-3番端子に5V信号を出力出来ます。

CN1-1番、2番に外部電源供給禁止です。


CN1-3番端子の 5V信号は不要と言う場合は下図のようにしてCN1も実装しないようにすれば、外部電源を間違って供給する心配が無いと思います。

画像4


回路図

以下から回路図をダウンロード出来ます。


何等か参考に成れば幸いです。




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