ゾンビ’99
1979年・イタリア
監督:ジョー・ダマト
「”SEXY” NIGHT OF LIVING DEAD」と非常に安易な原題(英語版)もさることながら、内容もゾンビと全裸女性が交互に登場するだけという、しょうゆラーメンにほんとに醤油だけしか入れてないラーメン屋のオヤジの心意気がわかるような気がする一本。
お話は金持ち(男)とその金持ちに買われた娼婦と船乗り(男)が、呪われているといわれている島へ、シャワーシーンと着替えシーンとセックスシーンを乗り越えながら渡り、ゾンビに食われるというもの。
前半は、男も女も全裸、全裸、全裸の繰り返しで、ゾンビはどこに行ったんだ?と思ったら、後半はゾンビ、ゾンビ、ゾンビ、ちょい裸、ゾンビといった感じで数でいったらバランス取れていますが、ゾンビがいかにも現地人に頬かむりさせて顔に砂を塗ったくっただけという姿から、予算では
8(全裸):2(ゾンビ)
くらいだと思われます。
マカロニバッタもん映画「ブラックエマニエル」シリーズ(同監督)のローラ・ジェイムサーが出演しとりますが、今回はゾンビと闘ったりする役でなく、ゾンビとなって野郎の珍棒を食いちぎったりする役で、これまた彼女のゴミ映画女優としての素晴らしいキャリアの一部となっているのでした。
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