忘れていない感情。
「はじめに~介護するあなたへ」
介護は、日常のある日、突然始まる…
この気持ちは誰もわかってくれない‥‥
と、ここで言葉に詰まって、ことばが出なくなりそうで…
もう10年ですよ介護が終わって。
この文章は、私が2017年出版した“後悔しないための介護ハンドブック”の
「はじめに~」を数十人の皆さんの前で僭越ながら朗読などをさせて頂く
機会を頂き…のことでした。
もう介護が終わって10年です。
もう、両親との介護の事で涙が出てくることはなく、
遺影をみながら「元気?」なんて毎朝明るく問いかけていたのですが‥
先日、私の書いたことばを改めてアウトプットする機会を頂き、
自分の無意識の感情がまだ残っていたことに気づきました。
そこの場にいてくれた現役介護者の方が
「介護は永遠に続くのですね…」と。
おっしゃる通り。私の介護は10年前に両親との死別から1年程のグリーフケアの期間を経て、なんとなく風化しているかと思っていましたが・‥。
自分の気持ちに蓋をしていた事に気づき、改めて自身のグリーフに向き合おうと10年目ですが再スタートします!
自分を癒し何に悲しみがあったのか?あるのか?向き合いたいと思います。
なんとなく、気づいてはいたんですよ。
でも介護者支援の社会化!
なんて誤魔化していたのかもしれないです。
自分がきちんと向き合わない事には、他人の支援なんてできると思っていません。押しつけにしか過ぎません。
改めて心に聴いてみます!何が悲しいの?って。
素直に生きるって?難しいと思いませんか?
社会を軸に生きる人が多いなか、心に素直になんて生きるって言ってたら
「わがまま」って言われるだけですよ。
私もそんな風に言われた時も多々ありました。
でも、そんな事言われても結構好き勝手に生きようとしています。
なぜできるのか?それは周りに理解者が多くいるから?ですかね。
ありがたい事です!
NPOを始めた最初は一人でしたよ。
孤独で変人?見たいな扱いも受けていた記憶もあります。
でも気になりませんでした。だってやりたい事をやろうって決めた事ですから。それと途中から“相棒”ができましたから。
最初は居なかったのですよ相棒が。でも途中から気づいたんですよ。
自分の中に相棒がいることを。
相棒とは自分のことですけどね。自分(思考)で判断して自分(心)にもう一度聞いて見る。そして答えを出す。って言う感じになりました。
相棒に気づいた時には、他責にする考えがなくなり“楽”に生きれる様になりましたね。もっと早く介護中にも気付きたかった!相棒に気づくと楽になれますよ。
涙が出る理由を相棒に聴いてみよう。
10年後、今ですね感動して涙が出る仕事しています!
先日、開催をしていますサロンの参加者の方から嬉しいことばを頂き
涙しました。その方は本当にゆっくりと噛みしめながら「だいじょうぶだよ」って言われるだけで、それだけで又介護しようと言う気もちになれました。経験者が笑いながら「だいじょうぶだよ」と言ってくれる言葉は信頼できます。
(無表情の表情が最後には笑顔になっていましたね)
良い仕事だなーと。素直に嬉しかったですね!
ちなみに、数年に一度くらいかな?
こんな心から嬉しい言葉に出逢い感動しています!
こんな仕事?良いと思いませんか?仕事なのか?
感動が、多いかというと?実際少ないですよ。だって数年に1回では!
感動って滅多に無いから良いのかも。
誤解も多いですし、皆さんが良かれとは思ってはいないですね。
でもこんな言葉に出逢えると“続けるエネルギー“をもらい又頑張ろうと思えますね。だから10年続ける事ができたのかもです。
親の死別を経験し時間を大切に使う事意識をしています。
苦手な事も楽しくする“工夫“をしています。無理はしていません。
無理は続きませんし、時間がもったいないと私は思います。
仕事と言うよりも“LIFE WORK”(天職)ですかね!
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“家族の介護“〜始まりから終わりまで〜
家族の介護はする人もされる人も初心者です。100家族があったら100通りの介護があり、これが正解はありません。そんな正解のない介護の基本知…
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