四苦八苦
四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦(ドゥッカ、dukkha)の分類。根本的なドゥッカを生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)の
四苦とし生苦(jāti dukkha)
生苦[1] - しょうく。衆生の生まれることに起因する苦しみ。
老苦(jarāpi dukkha)[1] - 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
病苦(byādhipi dukkha)[1] - 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題。
死苦(maraṇampi dukkha)[1] - 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。
愛別離苦(あいべつりく、appiyehi dukkha)[1] - 親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること
怨憎会苦(おんぞうえく、piyehi dukkha)[1] - 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
求不得苦(ぐふとくく、yampiccha dukkha)[1] - 求める物がおもうように得られないくるしみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないくるしみ
の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
この言葉に触れ本当に人生ってそうだなーと思います。
自分が親との死別を40代で“死” 生老病死 最後の“死“を経験し
この4つ“生老病死“は私の中で咀嚼し受け入れられた人生になりました。
そのお陰で「人生は思い描いたものとはほど遠い人生」になっています。
人生って本当に思い通りにならないものですね。
思い通りになる人生ってどうなんだろう?経験が無いので教えて欲しい。
愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
この4つの言葉も意味を理解すると全部経験済です。
地元のお寺善光寺さんに下記の様に詳しく書かれていました。
「このように、世の中は、四苦八苦に満ちた世界だと言えます。
苦しい思いをして生まれ、また生きることで様々な苦しみに出会います。
生まれてきた世界が苦しみに溢れた世界だと思うと嬉しくないですが、
苦しみはつきものです。
しかし人は、「苦」を知ることで「楽」を知ります。
様々な人々との出会い、色々なもの見、美味しいものを食べ、学び、遊び、「生」は楽しいことの出会いの始まりでもあります。
自分の考え方を変えることにより素晴らしい世界に変えることが出来る。
相手の「苦」が判れば「楽」を与えることもできるでしょう。
「四苦八苦」を知ることは幸せの一歩ではない」
※常行院 信州善光寺
「苦」を知る「楽」を知る!これも正にその通り!
「自分の考え方を変えること」経験し理解ができた言葉です。
やはり経験をしない事にはこの言葉を自分の中で咀嚼し理解は難しいと思います。
親は危ない目に合わないよう、安全な道を教え伝える存在と子供は思います。また親は、見せたくない物は見せないようにする事は多いのではないか?と思います。
四苦を知らない子供は “四苦“ にぶち当たる・向き合う時間が訪れる時に
非常にもがき苦しみます。
“親は死に方を伝えてください。感情を出し生に抗う事を見せて下さい。“
介護相談で多い「親が認知症になり混乱し社会生活が出来なくなりどうしたら良いでしょうか?」とご相談を頂きます。
生老病死、当たり前の事です。
人は生まれ老い病気になり死を迎えます。
これは人が生まれたら当たり前で普通の事なのです。
これを咀嚼し理解していない事が多くの介護時悩みを生むのだと思います。
ですが、経験が無い事は「怖く・不安」でしかありません。
私も今この時間だからこそ言える話しであり、
親の介護は死を避けようと抗っていました。介護とはこんな事なのです。
生老病死これを知る・親は伝える。これを伝えてくれる事で、子どもは助かります。
他に現実、社会保障制度を知らないと介護環境はを厳しい現状もあります。
事前に親子で知る機会、話す機会を持つこれ素晴らしく必要な事なのです。
今回は介護者のロードマップのお話です!
この介護者のロードマップは介護経験が無い人向けのロードマップです。
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“家族の介護“〜始まりから終わりまで〜
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