やっぱり好き。
先日、知人と連絡が取れなくて…
知人自宅の警察署に連絡!「住所が分からないのですが…」
生年月日は知っていたので、彼女が警察に住所を登録していた為自宅に向かってくれた。
「あれ!?こんな速攻に動いてくれるんだ。」びっくり!
警察のイメージは正直過去の色々な出来事により不信感のオンパレードでした。こんなに親身に事情を聞きとり速攻出動して頂き感謝です!
でも、これが警察の仕事なのですね。あまりお世話になった事はないですが、仕事柄お願いをしても「できること・できないことあります…」的な
経験もしており不信感だらけでしたが、改めて感動しました。
人は1回の不信感を引きずりがちですが、何度もトライする事は大事なのかもしれません。
頼る!日本人の苦手な行動ですよね。特に一度裏切りや不信感を経験すると特に…。
こんな経験信頼関係の構築って“元ヤングケアラー“も、親との関係で経験をしています。
一度や二度の裏切りや信頼関係なんてもんではなく、それは当たり前のように親は子どもを最初から大人の扱いをしています。
ですが、この行動は無意識な親が大半なのです。
それは、自身がそのような教育を受けていない+そのまた親から虐待により幼少期から傷つけられていた等と言う経験値が多くあるのです。
これはスパイラルと言えるのか?時代背景も大いに影響をしているように見えます。
それは戦後我慢を強いられ、感情を表に出す事の出来ない時代、戦争により家族を失い辛い感情も表に出せなかった人は、家族にその負の感情を向ける傾向があり、社会は家族単位により色々な課題を家族の中で解決をしなくてはならなかったそんな時代背景。
明治➡大正➡昭和➡平成➡令和と近代的な文化になり、近代的文化についてこれなかった家族背景8050のような課題も1つにあるとも言われています。
でもですね、親から暴力や大人の代わりに家事や兄弟の世話したとして、
親を恨む時間もあるのですが、どんなひどい事、無視をされていたとしても
やっぱり子どもは「親が好き」恨めないのです。
子どもは大人になり、親から受けた扱いを検証しようと思ったり、親の助けになりたい“いつも褒めて欲しい・怒られたくない“元ヤングケアラーは親を生きる中心であり「親が大好き」なのです。
誰もが親は嫌いになれないものだとは思いますが、元ヤングケアラーは特に自身の生き方に親を中心にしている人が多くいます。
自分の人生を生きるのではなく親の為の人生を生きているように見えます。
それは何歳になってもです。50歳60歳70歳80歳になっていたとしてもそんな感じです。介護者の相談を受けていて何歳になってもこの関係は変わらないのだと感じています。
昨今「ヤングケアラー」と言う名称は有名人になりました。
それに伴い全国の自治体も「ヤングケアラー」の相談窓口が設置し始めています。実際、相談者は少ない事だと思いますが自治体としては先ずは形を作り社会に啓発していく事は意味がある事だと思います。
ですが本当に必要な部分は抜け落ちている事も現実です。
イギリスを始めヨーロッパの政策同様を日本に置き換えても無理があります。実際歴史的背景は海外とは異なります。
元ヤングケラーが回復をしてきた経緯の途中には
「家族以外のちゃんとした大人」に出逢う機会があったと話します。
“ちゃんとした大人”とは?支援をしてくれた人ではなく、当たり前に大人として社会の仕組みを教えてくれ、損得なく声をかけてくれた存在だった。
と言う同様の話しを聞きます。
それは、幼少期親のヘルパーさんであったり、学校の担任の先生であったり、保健室の先生だったそうです。その何気ない大人の声かけは元ヤングケラーにとっては貴重な存在になったそうです。
と、元ヤングケラーが経験した事実は今後、現在のヤングケアラー時代の子どもに向け支援が出来ないか?と思います。
昨日「ヤングケアラー支援を考える」フォーラムを東京都小金井市在住・在勤限定の開催しました。
自治体レベルで元ヤングケラーが当時欲しかったであろう支援の仕組みを話し「ちゃんとした大人」が増える事ができたらと言う思いを込めた内容になりました。
“ちゃんとした大人“とは元ヤングケラーが教えてくれた言葉です。
こどもから見ると「ちゃんとした」って大人のイメージだったのかな?
と思い、良い表現だなぁーと思います♪
最後に元ヤングケアラーとの多くの対話から気づいた事があります。
「ヤングケアラー」とはヤングケラーとして生きた時間軸なんだと思います。時間の経過に「ヤングケアラー」として生きた、生きている時間がある「ヤングケアラー時間」なのだと思います。
いつまでもヤングケラーと言う時間軸が続くわけでは無く
回復したり又戻ったりとしています。「ヤングケアラー」と言う名称を時間と考えると、なぜかしっくりきます。
名称「ヤングケアラー」で一括りにしてはならないと感じます。
・その時間を過ごしている支援の仕組み
・その時間過ごさなくてはならなかった支援仕組み
この2つは支援の仕組みに必要と思います。
皆さまにもご理解を頂けましたら幸いです!
さて、今回は26日に財務省から発表になりました、
“高額医療費負担、財務省「廃止を」 省庁の無駄、予算執行調査“
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“家族の介護“〜始まりから終わりまで〜
家族の介護はする人もされる人も初心者です。100家族があったら100通りの介護があり、これが正解はありません。そんな正解のない介護の基本知…
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