エンパスさんの喜怒哀楽
嬉しいときは満面の笑みになる。
腹が立ったときは血が上ってカッとなる。
悲しいとき、落ち込んだときは、肩が落ち、ため息が溢れてシュンとなる。
楽しいときは、自然に笑顔を周りに向けてる。
1日の間にも心はめまぐるしく変化する。
それをそのまま表現したり、他の人に伝えるのでなく、淡々と仕事するのがスマートな大人だという考えもある。
エンパスやHSPの人は、他人の気持ちに敏感で、他人軸で動きがち。自分の行動が相手に悪影響とならないように人一倍気にしてる。だから、喜怒哀楽のうち、「喜」と「楽」は素直に表現できても、「怒」「哀」特に、「怒」を態度に出すのが苦手な人が多い。
仕事をしていて思うのは、自分勝手な人の要求に「No」と言ったり、セクハラ・パワハラまがいの上司の侵入に明確な境界線を引いて対応したり、サボりがちな部下に注意したり、杜撰な対応の業者さんに改善を求めたりという、違和感のある言動に対して的確に対処すること。特に管理職としてやっていくには欠かせない。
自分がかわいくて、楽をしようという人があふれてる中で、きちんと正すこと、自分の領域を侵されることを簡単には許さないことが大切になってくる。
自分の心が違和感をキャッチしたら、それを的確に言葉にして伝えよう。躊躇せず、計算せず、悪びれもせず、サラッと言っちゃうのがいいと思う。
自分の気持ちを抑圧して、他人を優先しがちなエンパスさん、HSPさんには難しいのだけれど、軽いことから断っていこうと思う。
厳しさを伴うことで、すでに持っている優しさが自分の大切な人に多く届けられるようになるし、より発揮できるようになると思うから。韓流ドラマでパクソジュンを見ていて、顔の造形が整ってるわけじゃないのに、何でこんなに魅力的なんだろうと思うことがある。たぶん魅力の秘訣は、喜怒哀楽をストレートかつ細やかに表現する人間らしさにあると思う。
嫌われたくないという感情は脇に置いて、厳しいこと、言いたくないこと、小言、注意、怒ることで本当に大切な関係だけが残っていって、人間関係は豊かになる。自分勝手にふるまうことにどこかで憧れてる部分も癒されて、そういう勝手な人への嫌悪感も癒されて苦手なタイプの人間が減るかもしれない。
エンパスさんやHSPさんの場合、思いやりの部分は放っておいたって付いてくるから、そう信じて、言いたくないことも伝える努力をしてみようと思う。