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自分を変えた約2年間のカンボジア生活

大学を卒業してすぐにカンボジアに行くことを決めた。その時の動機は、前回の記事にも書きましたが、たくさんの『経験』そして『刺激』を求めていたからです。

正直、最初は半年くらい生活してみようといった感じでした。実際生活していく中で、日本ではできなかった経験や出逢いや別れ、この約2年間はこれからの僕の宝物です。

カンボジア生活で得た経験
◎日本語学校
まず、カンボジアで最初にやった活動は、『日本語教師』です。

始めは、見学に行って、何日かお手伝いするつもりでしたが、有難いことに仕事して先生としてやってほしいと言われ、させて頂きました。写真では少ないですが、僕が持った生徒は全部で25人くらいです。

先生をやっていて、日本語の難しさはすごく感じました。知っているようで知らない。意味を聞かれてもなんとなくしか答えてあげれない。

そのことからまず僕がやったことは、『勉強』でした。

勉強は昔から大嫌いで頭もそんな良くはない僕でしたが、その嫌いな勉強を誰に言われるわけもなく、自分の意志でやりました。

当たり前なことかもしれないですが、それが中々できない人が多いのではないでしょうか。僕がそうだったように…。

カンボジア人は勉強に対する意欲がかなり高いです。日本人では気にしないであろうところの意味まで聞いてくるくらいに。

生徒の『なぜ、どうして』に応えてあげたい思いでいっぱいで試行錯誤、勉強の繰り返しでした。

それは、どんな場面でも必要なことだと僕は思います。

会社で上の立場の人や学校の先生…人の前や上に立って話をする以上これらには応えてあげられるひとにならなければ。

信頼・信用を得るには、まずは自分がより勉強して行動していかなければならないのです。

世の中の『なぜ』に応えられるひとで在りたい

そんな先生の活動も1年間させて頂いて、大変貴重な経験ができました。

ちなみに、少しですがyoutubeでも先生活動をしてました(笑)

恥ずかしいですが良かったら覗いてみてください!

youtubeで検索!→GEN'S Japanese Class


◎JAPANLAUNDRY(ジャパンランドリー)
ここでの、経験はかなり成長に繋がるものでした。

現地の人を使って、経営・運営をすることの大変さは身をもって体験できました。日本語を話せる人を雇ってやっていましたが、わかったと言っていても、実際は全然違うことをしてしまう。

そこには、言語の壁ではなく習慣の違いが原因でした。

どうやったらスタッフに伝わって楽しんで働いてもらえるのか、お客さんにも喜んでもらえるのか。試行錯誤の毎日でした。

かなり精神的にやられたこともたくさんありましたが、自分を成長させる大きな経験でした。

残念ながら諸事情で閉店となってしまいましたが、ここで関わったオーナーさんやフランチャイズオーナーさん、スタッフ、お客さんには本当に感謝しています。


大きく変わった『時間の使い方』と『考え方』
恥ずかしながら、学生時代の自分は怠けていて、フラフラと軸もないまま周りに流させるようなどうしようもない人間でした。

カンボジアで生活してみて、たくさんの経験をして、そんな自分を変えることが出来ました。

まずは『時間の使い方』です。

まだまだ若いし~なんて考えていた矢先、気が付けば25歳になる年になってしまいました。

このままじゃだめだと意識し始めたのは、カンボジアに来て半年くらい経った頃です。先生をやっていた頃ですが、先生をやることにいっぱいいっぱいで余裕もなくぎりぎりな状態でやっていました。

時間の使い方を意識するようになってからは、やっていることは同じでも、心に余裕もできて、一日の充実感が全く変わりました!

時間をうまく使わないと、どんどん月日は流れていくばかりです。あの時こうしておけば!なんて思って気が付けばもう定年…なっては元も子もないです。

『考え方』については、自分の軸がしっかりできて、周りに流されることなく自分の考えも発信できるようになりました。

そうなってからは、ぶつかることは以前より多くなりましたが、繋がりというものはより強固になることが増えました。

その繋がりから、新たな考えがうまれ、そして新しい人との繋がりが出来て、そこからまた新たな考えを得て…そんなポジティブなループが生まれました。

時代は流れていくので、正解が正解じゃなくなったりしてくるかもしれませんが、その時新しい考え方ややり方など学ぶことは、いい経験にもなるし、自分の考えもどんどん明確になっていきます。

そのためには『失敗』することもありますが、これがまた大事なことで、なにより行動しなければ、失敗も成功も生まれません。

現状維持が一番怖いということをカンボジアで学びました。

たくさんの人に支えられた
何度も言ってますが、カンボジアで生活していく中で、僕はたくさんの人に支えてもらいました。

きっと一匹狼でやっていたら潰れていたと思います。日本社会で働いたこともない学生上がりの髪の毛縛ったこんな野郎に皆さんは向き合ってくれました。

たくさん失礼なことも迷惑かけたこともあったと思います。それでも支えてくれて、帰国が決まったとき、惜しんでくれる言葉もたくさん頂きました。

滅多に泣かないですが帰りの飛行機の中で、今までのことが甦り…

泣きそうになりました。

泣いてないんかーい!って思った人もいると思いますが(笑)純粋に寂しくなりました。もう行かないとまでは言いませんが、しばらくは行くことはないと思うと、まだ居たかったなと思いました。

気温30度越えの国からマイナス気温(今日マイナス8度)の北海道はさすがにしんどいですが、僕は次のステージに向けて準備を着々と進めています。

次皆さんに会ったとき、胸張って会えるように。

またいつかどこかで会える日を楽しみに僕らしく突き進んでいきます!!!


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小賀坂 源(KOGASAKA GEN)
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