一括ターンスキップ型イグナイト
2023年11月のランクマッチでマスター帯を登るのに使用したターンスキップ型イグナイト
久々に引っ張り出して天盃環境でも振り回している
特徴として三戦の号を少し強く使える
先ならば覇者の一括へ直行、後手なら才を持ってきて捲りという具合なのだが別に必須でもない
なんなら初動にならないので弱いかも知れない
※調べてもあまり出てこない話かも知れないが、一括は大会ルール次第で弱体化される事のあるカードである
まずデッキレシピを確認し、手短にターンスキップギミックについて説明する。その後、展開の具体例を紹介し、展開する上で意識する事を共有する。
デッキレシピ
ターンスキップのギミックについて
《燃え竹光》+《覇者の一括》により、相手のメインフェイズ1とバトルフェイズをスキップする。
すると、相手はスタンバイフェイズ後にエンドフェイズへ移行しなければならない。
相手はクイックエフェクトしか使えないままターンが終了する、という事で実質ターンスキップ。
燃え竹光
【竹光】は《聖騎士の追想 イゾルデ》②の効果で触れる。
《妖刀竹光》をコストで墓地へ送り、戦士族をリクルートしながら、《燃え竹光》をサーチ、墓地の妖刀を《焔聖騎士-リナルド》で拾えば、メイン1をスキップする効果を使える。
別案としては《パワーツール・ブレイバー・ドラゴン》の装備で竹光2枚を装備し、妖刀でのバウンスを行ってから妖刀墓地効果で燃え竹光を持ってくるというものもある。だが、こちらは盤面を消費しながらの動きになりやすい。
覇者の一括
相手のスタンバイフェイズに発動すると、相手のバトルフェイズが飛ぶ通常罠。
《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》で墓地に送り、《トロイメア・グリフォン》で回収する。
要するに、同じ属性で種族の異なる3体+2体を並べて調達する。
《三戦の号》によって直接デッキから伏せる事も可能。
別案としては墓地に《トランザクションロールバック》と共に揃える(=ベアトを立てる)というものもある。
ギミックを揃えるための展開
素引きによる短縮を無視すれば、基本的に
要件1 燃えサーチ
イゾルデ②→妖刀竹光墓地効果(燃え竹光サーチ)
要件2 竹光回収
リナルドの特殊召喚(妖刀回収)
要件3 一括セット
同じ属性で種族の異なる3体
グリフォンをリンク状態で出せるだけのリンク値
を満たす必要がある。
そして、
要件1 燃えサーチ→イゾルデ②で達成可能
要件2 竹光回収→イゾルデ②で達成可能
要件3 リンク値から一括→三戦の号でも達成可能
であるから、ターンスキップの要件を三戦の号で大幅に短縮できる。三戦の号を引いてイゾルデが通ればGケアと言い張れる。まあ通ればの話なんだが。
ともあれだ。
一先ずは再現性の高いハンドからターンスキップが成立し、再現性のあるケア付き展開ができるという点を確認しておこう。
今回は、イグナイト3枚からバロネスによる誘発ケア後イゾルデ展開をボウテンコウ基盤で去年作成した構築をほぼそのまま何も考えずに使った。
展開例
イグナイト2枚初動
イグナイト3枚初動
はい。だいぶ昔に撮ったやつの流用。
2枚初動はラグをみて動きを変える事もある。
デッキの話しとく事など
ウーサ抜きについて
魔封じ意識なのか、サイク系を投げてくる天盃が多い印象はあった。
ウーサはコズサイのケアにならんので弱いと言えば弱い。ボルテを優先したのは半ば試しという側面もある。
妥協で出したら勝てるような場面はあるし、当然ケアとして出して強い場面もある。
ボルテについて
60ミラーならバロネスが立つ時は超融合ケアで一応ボルテを出さないように工夫したりする。
けどまあターンスキップが通るならボルテバロネスが吸われても別にいいや感はあるので出してしまっても問題なかったりする。
EX2枠を使ってまで出す必要のあるカードか?という疑問はある。アストルフォも本当に要るのか?
クルヌギアスについて
出番がなさすぎた。どうせなら奇跡とかリソース伸ばせる札にしても良いんじゃないか感がある。詰み防止という免罪符で雑に採用されている。
天空について
こいつをサーチして場に出す過程が通ってるなら勝ってるという気はする。
じゃあ素引きで強いのかというと、スケール8だとか褒められる要素はあるのだが下振れも作る。
抜いて誘発にしたら会心の勝利が得られたりする場面もあるのではないか。しかし誘発も下振れを作るという事実はある。下振れを減らすという観点では初動を増やすのが良いという事になる。
改築案
プランとして3枚ではバロネスをアーデクにする以外の変更なし。
2枚ではイゾルデ軌跡エレク奇跡ウーサと動いてからイグニスP爆破という動きをする。ここまでのニビル被弾は許容できる。
ウーサ後にアストロマジェPブルズチューンリナルドと並べて炎3種族でキュリオスという感じで2ウーサグリフォン一括+スケール2枚回収。ギリ耐え。P召喚とリナルドブルズで2500+1700+1500+2100+500
プラン追加しつつ初動率とGケアに誠意を出すならこんな感じだろう。
スロット構造が強みなのだから、そこに特化した方が体験として良いものになると考えられる。
コズサイ一滴の動きをアーデクは防いでくれるのが偉かったりする。
R-ACE型と比べた時
強み
通った時の安心感は勝る。
初動率も安定している。
自由枠と言い張れる枠が大きくはある。
弱み
G受けがブレやすい。
アトラクター受けは明確に悪い。
R-ACEみたく爆発的にリンク値が伸びたりしない。
R-ACE型でもアトラク荘みたいな組み合わせで持たれていると普通にヤバいのだが、REINFORCEを入れている場合は少し安心できる。
貫通力の話になるとR-ACE型と違って4枚初動から泡2枚を確定で貫通する動きが存在しないのは渋い点。
精査したら何か出るかも知れないが……
あとがき
けどまあランクマ程度なら何を使っても登れるだろって話はある。
先月使った光天使が限界スレスレのヤバすぎデッキだったのもあり心理的なハードルが下がってしまった。
最後にハロウィン用の擬似ワンキル展開を掲載しておく。
掲載日がハロウィンだからだ。