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「人生の中で1番挑戦しているのは、今」IBM出身・ミッションクリティカルシステムの開発から躍動するキャリアを経て、今UPSIDERで次なる挑戦に挑む理由とは

UPSIDER への想い

もし失敗だったとしても、昇格やキャリアを捨てたとしても、その先の未来を見てみたいと思って選んだのが、UPSIDERでした。
ここには、「挑戦者を支える世界的金融プラットフォームを創る」というビジョンに深く共感し突き動かされるメンバーがいて、率直に意見をかわし、成長を支え合う風土があります。人生で一番の挑戦は?と聞かれたら、まさに「今です」
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UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。

今回語ってくれたのは、2020年1月から副業として始めたのち、21年10月に正社員として入社したHikari Kosuda(小須田 光) さん。現在はカードチームのPOとして、システム整備や新規開発のマネージャーを務めています。およそ3年間エンジニアとしてUPSIDERを支えてきたHikariさんが、いまUPSIDERに思うこと、そしてこれからの挑戦について伺いました。


21年10月に正社員として入社したHikari Kosuda(小須田 光) さんです。

「非科学的なものには懐疑的」宗教が身近だったからこそ、科学に魅せられた少年時代

ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

はじめまして、小須田 光(以下、Hikari)です!

これまでの経歴としては、九州大学大学院を卒業した後に新卒でIBMに入社し、キャッシングローンの基幹システムの運用や製薬会社の営業システムの開発などに携わった後、2020年から業務委託としてUPSIDERに参画しました。UPSIDER に参画をしてからは、カード決済サービスの開発に携わり、その後2021年に正社員として入社しました。

現在はカードチームでTech Lead を務め、カード事業の業務効率の最大化をミッションとして、既存システムの整備や機能充実化などをリードしています。よろしくお願いします!

ーエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。

振り返ってみたら、小学生のとき当時で初めてパソコンが学校に導入されて、パソコンの面白さに夢中になったのが最初のきっかけかもしれません。当時流行っていたフラッシュゲームにも熱中していました。その後は中学・高校でもパソコン部に所属しました。人の手だと出来ない計算をパソコンだと簡単にできる面白さに、のめり込んでいきました。

僕は小さい頃から科学が好きな子どもでした。

そこには家庭環境が大きく影響しています。父はキリスト教・プロテスタントの牧師を生業にしていて、幼少期から大学生になるまで、兄弟と教会の礼拝に通い、聖書を読んで育ちました。父から聖書をポンと渡されて「毎日1章ずつ読みなさい」と教えられていたので、旧約聖書は何周も何周も、それこそ10周は読み込みましたね。

キリスト教の教えがとても身近にあったので、信仰することに深く理解をしている一方で、その反動なのか、非科学的なものには懐疑的なタイプでもありました。
宗教における信じることの大切さは分かるものの、子どもだったからこそなんで?っていう疑問が浮かんできて、「教えをそのまま腹落ちさせ信じ続けること」に納得がいかない自分もいました。名付けようもないモヤモヤとした感情を抱えていた時に、科学に出会い、これだ!とハッとしました。
科学は原則や法則が大切なので、同じ条件で同じことをやったら同じことが起きるし、起きなかったらなんでだろうって考えてやり直す。ちゃんと理由を突き詰めるから納得がいく…そういうところが好きになりました。

高校生になってもやっぱり理系科目が好きで、将来仕事として就くイメージがしやすかったプログラマーやエンジニアになりたいと考えるようになり、卒業後は九州大学工学部に進学しました。

ー大学ではどのような研究をされたのでしょうか。

データ分析に興味があったので、分析をもとにバグ修正について研究するソフトウェア開発支援の研究室に入りました。主な研究テーマはバグがどのような原因で出るのかとか、公開されている修正履歴とソースコードをもとに逆算してどんな時にバグが起こりやすいのか、などでした。その中で僕は、Firefoxのクラッシュレポートの研究をしていました。具体的には短期間に一定数以上のレポートが送られた場合はどうなるか、全体の報告件数がある数を超えたらどうなるか、などクラッシュレポートの数が不具合修正にどのように影響するかを履歴でみて検証する、みたいなことをやっていました。今の仕事に通ずるものがあるかもしれません。

IBMで働きながら見つけた、UPSIDERでの挑戦

ーIBMではどのような仕事をされてきましたか?

最初は、システムエンジニアとしてキャッシングローンの基幹システム運用・更改を担当する業務に携わり、バックエンド開発に従事しました。オフショアの開発拠点を活用していたこともあり、開発のみならず、開発管理などの調整業務も担当しました。大きなシステムに関わっていたので、規模が大きく学ぶことはもちろん多かったのですが、管理や調整業務ばかりでなく、もっと自分で手を動かしたいと思うようになり、2年半経験をしたのちに異動を希望しました。

異動と言っても所属プロジェクトを社内転職のようなやり方で変えたというのが正確なところです。新しいポジションを探し、募集を見つけたら自ら手を上げて面談を重ねたり、希望先の業務について自主学習をしたり、想像以上に大変でしたね。

晴れて希望していた異動が決まり、製薬会社の営業支援システムの作成に携わってAIレコメンドなど機械学習開発なども行っていました。こちらは少数精鋭の若い部署で、業界に既存の強いCRMサービスが存在する仲で、より選ばれるサービスを自社で開発し、拡販するミッションを持ったチャレンジングな環境でデータサイエンティスト業務に従事し、有意義な経験をしました。

ーIBMで着実にキャリアを積む中で、UPSIDERに出会ったきっかけはなんだったのでしょうか。

Ryoya(関野)から声をかけてもらったのが最初です。実はRyoya(関野)とはIBMの新卒同期で、1年目の時には一緒に社内SNSを作るなどして交流がありました。Ryoya(関野)がスタートアップに転職したのは知っていたんですが、2020年に「ちょっと開発手伝ってよ」と連絡があって。当時IBMで開発の仕事がなかなか出来ていなかった僕は、面白そうだなと思って、カード決済サービスの開発を手伝うようになりました。UPSIDERも当時はまだ小さな会社で、エンジニアも3人ほどしかいませんでした。

ーなぜIBMを辞めて、UPSIDERの正社員になると決めたのですか。

2021年ころ、ちょうどIBMで携わっていたプロジェクトがリリースされて落ち着いた時期で、開発というよりはデータのスケジューリングや設計などの作業が多くなっていました。キャリアも重ねていましたし、このままの仕事で昇格するか、会社の中で職種を変えてキャリアアップするか、はたまた転職するか…今振り返ってみても、あの時が人生の転機でした。
そのままIBMにいれば順調にキャリアを積み上げることもできたし、はたまたロールチェンジをしてデータサイエンティストなどを目指す事ができたかもしれません。しかし「このままだと開発には携われなくなるだろう」というのも分かっていました。
自分のなりたい姿を思い描いた時、「もっと自分の手を動かせるエンジニアとして働きたい」という本来の情熱が湧き上がってきて、思い切って新しい環境でチャレンジしてみようと決断しました。
副業として携わっていたUPSIDERでは、新しい発見と喜びで満ちていました。

UPSIDERでは、開発したコードをピアレビューする習慣があります。自分が書いたコードを「もっとこうした方がいいよ」と率直かつ真摯なフィードバックを通じ、どうあるべきか議論を重ね、改善へ導きプロダクトやサービスをよりよい姿に変えていくことが、素直にとても嬉しかったことを今でも覚えています。

ここなら開発もできるし、何よりUPSIDERが掲げている「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というビジョンや、UPSIDERが目指しているビジネスの方向性に心から共感をして、正式に入社して「挑戦をしよう」と決めました。

スタートアップなので、もしかしたら失敗するかもしれないという不安がないわけではありませんでした。でも、仮に事業が失敗に終わったとしても、「こんなに優秀な経営者とメンバーが揃っているのになぜ達成できなかったのか」という理由を見届けてみたいと思ったし、自分の昇進というキャリアよりも、シンプルにワクワクして面白いと思える未来を選ぶことにしたんです。

ーUPSIDERに入って感じた良さはなんですか。

僕がいちばん良いなと思うのは、「どうあるべきか」をみんなでガシガシと議論するところです。

たとえばソースコードのレビューでも、変更要求のリクエストが100件を超えることがあるんです。大きなシステムで関係者が多く、10人以上の人がレビュー、フィードバックをした結果100件のコメントがつくことはあると思うんですけど、UPSIDERではコメントするのが2,3人だけでもそうなることがあるんですよね(笑)。
「何が正しいのか」「先を見据えてどうあるべきか」を全員が真剣に考え、そして臆することなく言い合います。メンバーそれぞれ思いや考えをしっかり持っていますし、さらにそれを言って良い、むしろ言ったほうが良いという風土がUPSIDERにはある。

僕はそれが好きだし、とてもいいと思っています。


面白いと思ったものに挑戦できる自分でありたい


ーいまUPSIDERでどんな課題に取り組んでいますか。

僕は元々法人カード「UPSIDER」の決済処理のチームに所属していましたが、今年の6月に、カード事業のWebアプリケーションのチームが再編され、そのPOに就任しました。今はそれを新メンバーに引き継ぎ、同チーム2人目のTech Leadとして動き出しています。チーム内のもう一人のTLと分業・協業して開発の設計や意思決定をしています。自分自身で開発をする機会ももちろんありますし、その機会は守っていきたいですね。

また、僕から引き継ぎ、新しくPOに就任したメンバーとも協働し、技術観点のカウンターパートナーとして設計やUATのレビュー・開発優先度決定のサポートなどもしています。
チームもプロダクトもまだまだカオスかつ成長中なので、どうしたらうまく回るのか、運用に耐えるのかを模索しています。それと並行して、日々出てくるビジネス要件・お客様からの要望に応える小さな開発と中長期での大きな開発も成立させていくことはかなりチャレンジングだと感じています。

僕は性格的にもあまりグイグイ引っ張っていくタイプでもないので、もう一人のTLやPO、メンバーと相談しながら前に進んでいっているので、みんなで挑戦しているイメージが強いですね。

ーこれまでのキャリアを振り返って、今が1番のチャレンジだと伺いました。

そう、まさに今が1番挑戦しているといっても過言ではないとおもってます。

人生を振り返ると、恥ずかしながら、自分から大きな挑戦をしたという自覚があまりないんです。小学校から大学までは地元で好きな科学を学んで。IBMでは大学での研究を活かした分野で、大きな組織の中で多くの先輩方や仲間に助けられてきたと本当に感謝しています。

UPSIDERに入ってからも最初は、カード決済サービスの開発に携わらせてもらって、経験も少しある業界で、リファラルかつ準備期間もあったため、大変ながらも気負わずにいられました。

でも今はこれまでと異なり、業務ドメインの深い専門性や、既存システムの知識を持たない、再編されたチームでPOやTech Leadをしています。これは僕にとっては安定から外れるという意味で大きなチャレンジだと感じています。これを友人に話すと「スタートアップに転職した時の方がチャレンジだろ」って言われるんですが(笑)。それに加えて、扱うドメインの複雑さ・規模・人数の少なさ・成長に伴う技術的負債など、チャレンジになる要素はいくらでもあります。
僕の人生の中で、今が1番挑戦している状態ですし、最高にワクワクする刺激的な毎日ですね。

ー今後の展望を教えてください。

UPSIDERではこれまでフロントメンバーはフロント部分、バックエンドメンバーはバックエンド部分を、と役割を分けているのですが、全員が全部できた方が面白いよねみたいな話があって。

フロントエンド・バックエンドと機能で切り分けて対応をするのではなく、プロダクトやサービスを俯瞰して、どこでも飛び込んでいけるチームにしたいと思っているんです。
どんな課題が発生しても誰しもが対応できる強いチームになりますし、全員のスキルアップにも繋がります。マネージャーとして全員がフロントもバックエンドもできるエンジニアになれるような仕組みを作っていきたいと思っています。

個人としては…僕は5年後10年後のキャリアを細かく計画しないようにしているんです。
いま自分が興味のあるものと、2年後3年後に興味があるものは違うと思いますし、これまでもその節々で「面白いな」と思った方向に突き進むようにしてきたので。
だからこそ、今まで培ってきた経験やスキルを組み合わせながら、面白いと思える領域にどんどん挑戦していきたいですね。UPSIDERはそれを自由にさせてもらえる環境なので、ありがたいです。

ーUPSIDERに興味がある方に、なにかメッセージをお願いします。

UPSIDERはこれまでも成長を続けてきて、資金調達の額などからも会社として成熟してきていると思われているかもしれませんが、まだまだ急速に成長する予定です。エンジニア組織としてもまだ少数でその成長と向き合っています。
スタートアップらしいカオスから、あるべき状態を模索しつつ進んでいく。それを主体的に行なっていくことは今も求められており、この規模の会社・システムで行えるのはとてもいい経験だと思っています。

なかなか欲張りな分、難しさはありますが、それを一緒に楽しめる方とぜひ一緒に働きたいです!そんな方、お待ちしています!


UPSIDERでは、一緒に働く仲間を募集しています!!!


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