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【コラム】Tokaのひとこと〜スウェーデンの授業で得た学び〜

Hej!!
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回のnoteはTokaが「1つの授業を終えて今考えることを書く」ゆるっとしたコラムでお届けしますね〜💖
皆さんにも気軽に読んでいただけたら嬉しいです☺️
 
私は今学期「Global Challenges and Sustainable Futures, The craft of public speaking, Basic Swedish, Environmental Ethnography」の4つの授業を専攻しています。
 
この中の一つである「The craft of public speaking」の授業が終了した節目に、この授業で学んだこと、そして授業を通して今私が考えることを書き連ねていきたいと思います!!
 
まず、この授業はBrian Palmer教授によって開講されています。Brian教授は以前ハーバード大学で「civic courage」と「engagement」を専門に教授していた方。Brian教授はフレンドリーで親しみやすい方なのでとても近い存在に感じられてこの授業は特にお気に入りでした〜✨

course lunchやcourse dinnerを定期的に開催してくださるのも少人数クラスならではの利点で、他のクラスメイトとも仲良くなれました!!今学期の授業は毎回スピーチがあり自己表現が求められるchallengingな授業でしたが、Uppsala大学留学予定の人は是非Brian教授の授業をチェックしてみてください。きっと貴重な学びが得られるはずです📖
 
そこで今回はこの授業で得た学びを皆さんにシェアさせて下さい。

それはズバリ、「disagreeすることの意義」です。
 
この授業での学びを通して私は、意義を唱えるという意識を持つことの大切さを実感しました。これまでの私は、日本の大学で授業を受ける中で、教授が話す内容や指示を正解として受け入れ、それに従うのが当然であると思っていました。疑問や反対意見を持つこともありましたが、それを声に出して表現することは少なかったように思います。このように正解を覚えることが私の学びの中心にありました。しかし、public speakingの授業を通して異なる生徒の価値観に触れることで、考えが大きく揺さぶられ新たな視点を得ることが出来たように感じます。


ある日の授業のこと、Brian教授はスピーチをするにあたり言葉の伝える力を強く信じていたためPower Pointを使わないスピーチをするように言いました。教授はadjective(形容詞)を使わずに経験のdetails(詳細、具体例)を伝えることで想像力を含まらせたり、figurative language(比喩表現)の力を信じているなど言葉の持つ価値を強く主張していたのです。しかし一人の生徒がこの考えに意義を唱えPower Pointを使用するスピーチの持つ意味を説明することで最終的にPower Pointを使用したスピーチを完成させました。別の場面では教授が、即興で「showing your vulnerability(自分の弱みを表現する)」をテーマとしたスピーチを考え、発表をするという指示を出しました。しかしある生徒はvulnerabilityを他の生徒の前で見せる意味が分からない、私にはまだその勇気がないと主張し、その場でスピーチはできないと訴えました。

指示されたことに対して忠実に応えるという環境で育てきた私にとってこれらの出来事には驚かされました。この授業で出会った生徒の教授に対する主張は単なる教授への反抗ではなく、自らの考えを明確にしてそれを表現する意思の強さが表れているように感じられました。また個人の意見が重んじられ、自由に表現することが許されるクラスルームの雰囲気は私にとって新鮮な経験でした。
 
 
この経験を通して感じたのは、意義を唱えることは自らの意見を表現すること以上に自分の意見に自信を持ったり自己理解を深めるためにあるのではないかということです。自分の意見や考えが周囲の人に理解され、そして尊重されることで学びはより一層深まっていくのだと感じました。スウェーデンの教室では教授も意見を持つ一個人として学生と対等な立場で対話しています。異なる意見が存在するのは当たり前であるという教育環境では、新たな気づきを得る連続でした👀

 
日本にいるときは調和を重んじる環境にいたため、自分の考えをあまり積極的に表現できていなかったのかもしれません。しかしpublic speakingの授業で出会った個性豊かな生徒達の柔軟な思考はこれまでの私の姿勢に疑問を投げかけ、自分の意見を持つということの意義を強く感じさせるものでした!!

 
長くなってしまいましたが、以上が私がこの授業を通じて感じたことです。人それぞれ異なる学びの姿勢や価値観を持っていると思いますが、こんな意見もあるのかと温かく受け止めていただければ嬉しいです💕

Hej då🙌
Toka

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