劇場版ユーフォに抱いた違和感
「響け!ユーフォニアム」はアニメも原作もすごい好きで、今回の劇場版も決して悪いところはないと思ってます。マリンバ運ぶところの久美子とつばめの会話はすごくよかったし。
でも、今日2回目を見て、なんかちょっと今までのユーフォだったらこういうことしなかったかもな、という点があったので、備忘録的にまとめ。
ネタバレありますのでご注意ください。
(1)なかよしかわの写真
吉川部長のときにダメ金でひっそり泣き崩れていた写真が冒頭に出てきて、これ誰が撮ったんですかお金払うので買います。あれはシーンの一部であって、写真に残ってるというのは不思議。
(2)マリンバ運ぶときに鍵盤触ってる
中学の時に1年だけパーカッションやってて、その時にマリンバの鍵盤やティンパニのフレーム以外の場所をつかむのは御法度だったので、触ってるなーとなりました。
(3)片目どアップ
一番違和感を覚えたのがここで、今までのユーフォって会話を引いて見せたうえで感動する場面が多かったと思うのです。コンクール直前にトランペットのオーディションを公開でやるところとか、田中先輩と河原で「響け!ユーフォニアム」吹くところとか、必ず二人以上が枠にいたのが、今回久美子か麗奈のアップが決めのシーンに出てきた。覚えてる限りでは久美子2回、麗奈1回。
違和感というか、演出が変わったなーと思ったことです。10年前とは技術や表現も変わったので、そういうものかと納得はしているのですが。
(4)止め絵の多さ
序盤で写真がたくさん使われたのは分かるのですが、オーディションのシーンで演奏が一切なかったのは驚きました。全員の名前を出すという意図は分かるのですが、彼らの多くは演奏シーンが描かれなかった。
もしかしたら春にはじまるTVシリーズまでお預けなのかもしれませんが、ユーフォでこんなに止まってる絵が多い作品は初めてだと思います。
作品としては原作を踏襲してるし、アニメならではの改変もいいと思うのですが、今まで感じたことのない違和感はどうしても拭えなかった。TVシリーズではどうなるのか、変化を自分が受け入れられるのか、今から楽しみです。
色紙は久美子でした。大人っぽくなっちゃって。