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コケとか菌類とか酒とかアークナイツとか。アイコンはケビラゴケ(Radula)の腹葉です。

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コケとか菌類とか酒とかアークナイツとか。アイコンはケビラゴケ(Radula)の腹葉です。

最近の記事

20240925:一面のソーラーパネルは「きもちわるい」で済ませていい話なのだろうか?

某SNSで一面のソーラーパネルを作るくらいなら緑を植えた方がいいという話があった。 個人的には緑化活動大いにけっこうだと思うのだけど、一方で今の人類が電力に頼り切った生活をしていることも否定できない。電気がなかったらインターネット関連すべてできないわけで、そんな世界に暮らしたくないです。 だから、電力は絶対に必要。 火力発電が7割以上というのは、個人的にはすごく危機感がある。 外部の石油に頼り切りというのも問題だし、石油の枯渇も短期的にはいいだろうけど、100年先とかだいじ

    • 20240924:木内酒造のビールが好き

      水戸芸術館で知人が出展したのを見た帰りに、木内酒造が屋台のような店でだいだいエールを販売していた。 当時はまだビールはなんとなくペールエールがおいしいかもくらいで、あまり区別がついていなかったのだけど、これははっきりと柑橘の苦さと爽やかさが鼻をついて「こんなおいしいビールがあったのか!」と驚いたことを覚えている。 聞くと水戸芸術館のすぐそばにある京成百貨店に蕎麦屋を出しているという。次の年に水戸に来たときに立ち寄ったら、上品な蕎麦とバリエーションのあるビールがよく合う。 ここ

      • 20240923:デニス・ジョンソン『海の乙女の惜しみなさ』を読んでる1

        母にiPhoneを持ってもらうために実家に帰ることにした。 北上する電車でデニス・ジョンソン『海の乙女の惜しみなさ』から「アイダホのスターライト」を読む。 アル中の33歳が書く手紙という形式の断章になっており、ときどきにより情緒が変わる。 あるときは神に毒づき、あるときは獄中にいる母を憐れみと怒りを持って見つめる。 「ふつうの日本人」から見たら鼻をつまみたくなるようなひどい環境。 だけど、彼の視点から見た家族は愛に満たされている。 気になったのは悪魔の存在。 時々彼は悪魔

        • 20240921:会社から給与がもらえなかったときのこと

          ずっと中小企業の正社員、もしくはある程度大手に派遣で出向していた身としては、経験した悲しみに共感を覚えた。 給与なんて遅れるわけないと思いこんでいると、がんばって働いたのにお金がもらえない!?と、何も考えられなくなるんですよね。 蓄えがないので次の家賃をどうすればいいか、金策のことばかり考えるようになる。転職した方がいい? 今のままがんばれるところまでがんばる? 何より目の前の仕事はどうしたらいい? 考えることがたくさんあって、それら全部に答えを出さなきゃいけない。 給与の

        20240925:一面のソーラーパネルは「きもちわるい」で済ませていい話なのだろうか?

          20240920:あしたからの3連休の前に3連休が終わることを考えて悲しくなる

          こんな悲しみは毎週3連休にすれば解決するのに……🤖 実家に帰る予定がある。 母にスマートフォンを渡して、操作方法を説明するのだ。 ワープロ以来インターネットに触れていない人だが、だいじょうぶだろうか……。とりあえずLINEさえ使えるようになれば遠隔で回答できるようになるので、そこが達成ポイント。 その後は友人と寿司、ビールの予定。 まだ暑いからビールがうまいはず。 実家ついでに近くの山に登ってもいいんだけど、次が日曜だからあまり時間とれなくて断念。 紅葉の季節になると人

          20240920:あしたからの3連休の前に3連休が終わることを考えて悲しくなる

          20240919:『本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む』を読む2

          https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10084142.html 今日は芥川龍之介「杜子春」から。 実は芥川ってあんまり読んでない。短編を連続で読んでいくのが苦手なので、1編読んだらしばらく本を置いてぼうっとして忘れた頃に次の作品にとりかかりたい。連作短編でもない限り、短編集は同じ作家が書いてるのに別の世界なので、脳を切り替えるのがむずかしい。 物語性のあるゲームを日常的にやっていると、そこで物語を処理する脳が満たされてしまい、小説にまで行き

          20240919:『本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む』を読む2

          20240918:『本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む』を読む

          はじめてメロスの回を読んだときは衝撃ともらい泣きではっきり覚えている。すごい読書家が現れたぞ、と。 すごい読書家という言葉からイメージするのは、蔵書が多いとか速読がすごいとか感想文が上手とかいろいろありそう。 でもそのすべてを覆す「読書をしたことがない」という前提がまずすごい。 そしてかまどさんのように脇で付き添いながらみくのしんさんの読み方をなぞっていくと、自分の読書とはなんだったのか、と今までの浅はかな読み方を反省するしかない。 いや、浅はかではないはず。 決して文章を

          20240918:『本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む』を読む

          20240917:祖母は5歳のときに亡くなったけど、覚えていることもある

          母方の祖父母には会ったことがない。 両親はなんか訳ありで結婚したぽいし、そもそも生きてる世界がちがいすぎるのにどうして籍を入れたのか子どものわたしも分からない。父は農業という名の半無職で、母は学校教員。出会う場所なくない?と思うけど、たぶん一生聞かないと思う。別にどうでもいいというか、それを知って何か変わることはない。 母が家にいなくて、父は家にいるかパチンコか半々くらいなので、わたしは小さい頃に祖母や乳母に預けられていた。 父方の祖母には5人子どもがいて、父は末っ子。 女

          20240917:祖母は5歳のときに亡くなったけど、覚えていることもある

          20240916:母がスマートフォンをもつことになった

          御年80。 裁縫やって草取りや家庭菜園もやってるからまだまだ元気。 最近ようやくスマートフォンで時刻表とか知りたくなったというので、家族では一番その道に近いわたしが準備することになった。 どの機種にするかを一番悩んだ。 docomoにはらくらくフォンなるものがあるという。ちゃんと調べてないけど、機能をある程度固定するのだろうと思う。 でもわたしがAndroid詳しくないので、何かあった時に説明できなさそう。仕事で表示確認したり、クライアントのメール設定したけど、あんまり好き

          20240916:母がスマートフォンをもつことになった

          20240915:10代のわたしが見たかった「きみの色」

          映画はすごく良かったし、すごく好き。個人的にはトツ子の色以外満点です(しょうがないんだけどあんな論理的な回答なら最後まで分からなくてよかった)。 好きなんだけど、今の世の中だとこのくらいのはみだし方ってなんかふつうというか、アニメ好きな人にはカタルシスがちょっと足りなくて、昔のBS12で深夜にやってた不条理さのある洋画好きな人にはアニメってことで届かなそうで、人には勧めづらい。 この映画を思い返すたびに美しい絵を見たあとのような寂しさ、絵は外部でしかない疎外感が染みてくる。

          20240915:10代のわたしが見たかった「きみの色」

          20240914:日立に行きたい

          茨城県日立市。ほとんど縁のない場所だけど、駅から海の眺望が美しいことは知ってる。 日立に行きたい一番の理由は、日本最古の地層があること。 カンブリア紀だって。 こんなに地層おもしろいっていいながら未だに地層年代覚えられない。 カンブリア紀は恐竜より前、古生代のはじまり。 三葉虫とか変な形でおなじみのアノマロカリスなど、今から考えると不思議な形をした動物たちが発生した約5億年前。そんな時代の岩が見られるなんてすごい。菌類さえいなくて、植物とか分類されないままってことでしょ。

          20240914:日立に行きたい

          20240913:懐中電灯の光はどこまで進むのか知りたかった

          めちゃめちゃ田舎に住んでいたので、夏になったら天の川が見えた。 なんなら家の前の用水路に蛍が飛んでいる。他にも探せばいたのかもしれないけど、全然珍しくなかったので探さなかった。別に捕まえてもカブトムシみたいに楽しいものじゃないし。 カブトムシを捕まえて楽しいのってなんだろうな、子どもの頃は単にコレクターアイテムという感じだった。遊戯王カードなんてない時代だから、何かを集めるとなったときに資本主義とは関係なく、近所の野山に住み着いているクワガタやカブトムシがターゲットになったの

          20240913:懐中電灯の光はどこまで進むのか知りたかった

          20240912:図書館のおもいで

          子どものころ、学校の図書室は自由に入れなかった。 一番本が読みたい年頃なのに本が目の前にあっても自由に入れない。確か昼休みと決まった曜日の放課後だけだった気がする。 小学館から出ていた黄色い背のシャーロック・ホームズ全部読んだなー。 あとは太平洋戦争を劇画調に描いた残酷なマンガ「ほるぷ平和漫画シリーズ」。死体に虫がわく描写とか、連合軍が来るから集団自決するといって洞穴で手榴弾を爆発させるところとか、見てはいけないものを見ていた。 でも一方で戦車のプラモデル作ってちゃんとしたジ

          20240912:図書館のおもいで

          20240911:8ヶ月放置していたFGO再開したらちょっと楽しい(今イド)

          FGOは2020年1月1日からはじめて、2023年の12月31日に一度やめた。 そこそこ課金していわゆる周回はそんなに困ってなかったけど、ストーリーが徐々に退屈になってきたんですよね。 メインストーリーは明らかに先延ばしてるし、サブもそんなに……。 あんまり大きな声では言えないんですが、ぐだぐだ系のストーリーって全然響いてこないというか、そっかー抹茶ラテは許されないんだねと素直に受け止めて特に感銘とかキャラの魅力につながるとか、あんまり感じられません。 FGOのシステムにつ

          20240911:8ヶ月放置していたFGO再開したらちょっと楽しい(今イド)

          20240910:きのこのこと全然知らないけど、生えているのを見つけると楽しい

          図鑑で見るコケと現地で見るコケはさほど違いがないように思います。 でも、キノコは全然ちがう。虫に食べられて欠けていたり、人間が踏み潰したり、自重でへたっていたりする。図鑑の写真は相当きれいな瞬間を発見して捉えています。 むかしは粘菌、今は変形菌と呼ばれる菌類もいる。 落ち葉や倒木を分解する。 こういう菌類が発生したから大量の木を分解した石炭紀があり、今の人類がエネルギーとして昔の植物のなれの果てを(二酸化炭素を吐き出しつつ)利用できていると思うとありがたみしかない。 白い

          20240910:きのこのこと全然知らないけど、生えているのを見つけると楽しい

          20240909:きのこがたくさん出ていた

          山にいくときは基本的にコケを見に行っている。 日本に1800種あると言われているコケのうち、わたしがおもしろいと思うのは少数派の苔類。その中の茎葉苔類は、規則的な葉の並びが特徴で、背葉・腹葉・腹片とそれぞれ異なる部分の形や細胞の数(!)で名前が決まる。 しかし、夏はコケがいない。 驚いたのが、冬は見飽きるほどわんさか生えているはずの種が、夏になるといわゆる雑草などに覆われたせいか、はたまた気温が高すぎるのか、一切見当たらない。 奥多摩だと山地にしか生えないネズミノオゴケやハ

          20240909:きのこがたくさん出ていた