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揃ったダンスを踊るための必須ポイント5選

「全員ちゃん踊っているはずなのに、ダンスが揃わない。」
「どうしたら揃ってみえるんだろう?」

グループ・チームでダンスを踊るとき、きっと誰もが直面する課題だと思います。ダンス初心者〜中級者はもちろん、上級者になっても、動きを合わせるのには苦労するものです。


あるダンスを見て、それを「揃ってる」と思う人もいれば、「揃ってない」と思う人もいるでしょう。
てんでバラバラな状態から、だいたい揃って見える、一糸乱れぬダンスまで、「揃っている」にもいろんな段階がありますね。

今回は「このポイントを押さえれば揃って見える」という必須ポイントを考えていきます!


「揃ってみえるダンス」とは?

ジャンルや人数、どの程度の揃い具合を求めるか……にもよってくるので一概には言えませんが、少なくともこのパラメーターが重要だろうと思うものをあげてみます。

<ダンスを揃えるための5ポイント>
・音どりのタイミング(起点)を揃える
・長い音の使い方を揃える
・軌道を揃える
・方向・角度を揃える
・伝えたいこと・表情を話し合う



「ポーズを細かく揃える」は間違い?

「ダンスを揃える」というと、「ポーズの形を揃える」というイメージで捉える方も多いと思うのですが、実はそれは重要ではないです。
上記<ダンスを揃えるための5ポイント>はすでに完璧に抑えた上で、さらにその上をいく「一糸乱れぬダンス」を目指す時に、はじめて「ポーズの形を揃える」ということが大切になってくると思います。「大事ではあるけど優先度は低い」というわけですね。
逆にこの5ポイントが揃っていれば、ポーズはバラバラでも、全体としては揃って見えるということになります。

わかりやすい事例はこちら。

ミュージカル映画「Burlesque」からのワンシーンです。
00:24-01:04はダンサーがそれぞれ自由なポーズや動きをしていますが、全体として「揃っている」と感じられますよね?

さて、<ダンスを揃えるための5ポイント>を順番に取り上げてみましょう。


音どりのタイミング(起点)を揃える

うぽの考えでは、これが最大最優先、なによりも大切なポイントです。

俗に「バラバラだね」と言われてしまうダンスは、「動きがバラバラ」ではなく「タイミングがバラバラ」という場合がほとんどだと思います。

ダンスに自信がない初心者の方。
結婚式の余興などで急に踊ることになってしまった方。
短時間のリハーサルである程度まとめたい方。
動き自体をかっこよくすることよりも、「全員で動きのタイミングを揃える」ことに注力した方が確実に効率がいいです。

タイミングを合わせるのにも段階がありますが


①最低限カウントを合わせる
②取るべき音(効果音・ドラム音・歌詞の文字など)を確認し動きを当てる
③↑(2)の精度を上げる

という大雑把には3段階になると思います。

実際この3段階をどう進めるかというのは文字だけで伝えるのは難しいので、そのうち動画にする…かもしれないです。リクエストあればすぐやります(笑)



長い音の使い方を揃える

さきほどの「音どりのタイミング(起点)」とかなり関連する話なのですが、先ほどのはあくまで動きのスタート地点の話。
こちらは「動きがスタートしてから次の動きまでの区間をどうするか」という話です。

これも文字だけで説明するのは厄介な内容ですが、頑張ってみますね(笑)

例えば「パプリカ」のサビ。
晴れた空に種をまこう(0:55〜)」を題材にしましょうか。

スクリーンショット 2020-05-16 0.13.45

なぜか埋め込みエラーが出てどうしても埋め込みできなかったので
スクリーンショットです……しくしく。
Youtubeはこちら→https://youtu.be/T0valuAksuo?t=55


はれたそらにタ」は、横に手をゆっくりおろす
ネをま」で、手をぐるぐるまわす
こう」で、ガオー!の手
ですよね。

ここでのポイントは「はれたそらにタ」の区間は「最初から最後までずーっと"手を下ろす動き"に使う」ということなんです。

よくある失敗例はこんな感じ。
・「はれたそ」くらいまでしか手を下さず、なんとなく次の動きの準備をはじめてしまう
・序盤であっさり手を下まで下ろしてしまい、後半「らにタ」は下におろした状態で待つだけになってしまう
・逆に上あたりでタメすぎて、下までおろしきる時間がない
などなど。


「ゆっくり均等におろす」「重たくおろす」「かろやかにおろす」など、可能性はたくさんあります。
このパプリカの振付でいえば「ゆっくり均等におろす」が正解だと思いますが、どう踊るべきかは振付にもよりますね。


軌道を揃える

軌道もとても大切です。

例えば「腕を真下から真上に伸ばす」という動きを考えてみても、
肘を伸ばしたままであげる or 肘を一回曲げて伸ばす
横を通って上へ or 前を通って上へ
直線的なラインで上へ or ふわっとやわらかく上へ
などなど、いろんなパターンがありますよね。

この「動きの軌道・ルート」がバラバラだと、ダンスもバラバラに見えてしまいます。


方向・角度を揃える

さきほど「ポーズの形こまかくを揃える必要はない」という話をしたのですが、それでも「ここだけはポーズを揃えたい!」という部分もあると思います。
そのときに重要になるのが角度・方向。

例えばこういうポーズを考えてみると

スクリーンショット 2020-05-14 17.58.06

( 引用元:【SAO】アリシゼーションOPを踊ってみた【オリジナル振付】)

腕の方向:真横=肩の高さ
手のひらの向き:真上
体の方向:真横
顔の方向:正面

ですよね。
形で揃えようとするより、方向・角度をベースに考えると、どんな体格の人も共通で揃えることができるのでとても便利ですよ。


伝えたいこと・表情を話し合う

これまでの3つとは趣向が違いますが、これもとても大事です。

同じ曲を一緒に踊っているのに、ニコニコ幸せそうな笑顔で踊ってる人と、重苦しい表情で踊ってる人がいたら、違和感がありますよね?

その曲は何を伝えようとしているのか。
どんな表情が合うのか。
ダンスを見る人に何を伝えたいのか。
このあたりも、メンバー同士で話し合って揃えていくと良いです。
可能なら作曲者・作詞家、振付師に聞いて見るのも良いですね。

曲の中で感情が変化する場合もあります。
「曲の序盤では失恋の苦しさを歌っていたけど、サビでは苦しさをバネに前向きに立ち上がろうとしている」とか。
このあたりも、しっかり音楽を聞き込んで歌詞を理解していきましょう。

音楽を深めて聞いていくとなかなか楽しいです。
「下手だけどなんかグッとくるダンス」って、こういう要素も大きいんじゃないかなと思いますね。


人数によって「揃う」は変わるけれど

いかがでしたか?
<ダンスを揃えるための5ポイント>を解説してきました。

どんなふうに踊ればダンスが揃って見えるのかは、踊る人数や、踊る人のスキルにもよって変わります。
でも、今回紹介した5ポイントは、どんなレベル・どんな人数でもきっと効果が出る考え方だと思うので、ぜひ実践してみていただきたいです!
実践した報告をお待ちしています♪


ここまでのざっくりまとめ

・とにかく重要なのは音!!!音のタイミングと使い方!!!!
・ポーズは角度・方向を揃えよう
・感情面は話し合いと曲の聞き込みで


最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもあなたのダンスライフのお役立てたら嬉しいです!


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最後にトップ画像の元動画を貼っておきますね

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