アレハンドロ・ホドロフスキーが考案した心理療法「サイコマジック」って何?人間の無意識に訴えかける“癒し”の力
4月24日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテにて公開となる、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の最新作『ホドロフスキーのサイコマジック』。
タイトルにもある「サイコマジック」とは一体何なのでしょうか?
ドイツの精神分析学者エーリッヒ・フロムと共に精神分析を学んだホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、“「サイコマジック」とは科学を基礎とする精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーである”と語っています。
精神分析療法は、対象者に語り掛けることによって作用する技法だが、地図が実際の風景ではないように、言葉は回復のための道具でしかないとホドロフスキーは悟ったといいます。
「サイコマジック」は、“言葉”ではなく“行為”で、人々の無意識に訴えかけ、遮るものを解き放ち、癒しを行います。
ホドロフスキーが“長い時間をかけた探求の賜物”と語る映画『ホドロフスキーのサイコマジック』では、自身のこれまでの映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていきます。
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