UP!経理イベントレポート「少数バックオフィスの会」
こんにちは!
記事をお読みいただきましてありがとうございます!
経理コミュニティ"UP!経理"事務局の中尾(X/Twitter)です🐊
前回の記事で、
UP!経理メンバー募集再開のお知らせをさせていただきましたが、
ありがたいことに沢山の方にお問い合わせいただきまして、
再び募集をストップさせていただくことにしました。
約10日間と短い募集でした😂が、
今回の募集で新たに22名の方にご参加いただきました!
何人かは私の都合が合わずでしたが、全員の方とオンラインでお話をさせていただきました😊楽しかったー!笑
他にもご興味をお持ちいただいていた方は、申し訳ありません。
また、募集再開の際はお知らせさせていただきますので、
noteやX(Twitter)をチェックして頂けると嬉しいです🎈
というわけで、
本日は3月に開催したオンラインイベントのイベントレポートを書いていきたいと思います。
(Twitterで書くとはお伝えしてましたが、遅くなりすみません!)
イベント内容
今回のイベントテーマは「少数バックオフィスの会」でした!
UP!経理にご参加頂いている方の約7割が、スタートアップやベンチャーで働かれている方なので、
少数体制でバックオフィス業務を回されている方(会社さん)が多いはず!とのことで、Slack内で軽くアンケートを取ったところ、
”興味ある!”って方が沢山いましたので、今回はこちらのテーマで開催することになりました!
内容としましては、
皆さんの会社では、バックオフィス業務を少人数でどのように業務分担されていて業務を回しているのか、どんなツールを使用しているのか、
少人数だけど上手くいっている点や課題点だったりを聞きました!
今回のイベントでは、簡単ではありますが下記のコーポレート業務シートに各々事前に記入していただき、当日紹介してもらいました😉
項目などは各々必要に応じて追加していただきました!
このnoteでは、イベントにご参加いただきご紹介してくださった中から4社ピックアップして紹介していきます!
(全部載せると結構な量になってしまうので割愛させていただきます)
是非最後までお読み頂けたら嬉しいです!
少人数バックオフィス
▼ 不動産DXベンチャー
事業内容:不動産分野のDX事業
従業員数:30名(+業務委託 10名)
コーポレート:4名
└ Aさん(マネージャー)★
Bさん
Cさん(育児中、リモート中心、時短(1日7時間))
Dさん(アルバイト、週15時間)
※★マークが今回紹介してくれた方のポジション
❏ うまくいっている点
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それなりにシステムを取り入れていたので、少人数でも効率化ができていた◎
中でも導入してよかったツールが「board」※という債権債務管理システム。freeeと一緒に導入しており、freeeとの連携も◎
請求データだけを作成するツールかつ、freeeとの違いは先々の請求まで一括でデータとして持てるところ。
freeeでは長ったらしい(笑)スプレッドシートをインポートしていたのが、スプレッドシートをいじる必要がなくなり、誰でも簡単に操作が出来て効率化が◎
メンバーに結構な範囲の業務を渡しているため、特定の業務領域ではマネージャーよりも知識を持っているくらいメンバーの知識も増えた🤣
❏ 課題点
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とりあえず担当する業務領域が幅広い点
今いるメンバーが複数の業務を掛け持ちしながらなんとか管理部としての体裁を保てている状況
通常業務は何とか回せるようにできていたものの、そこから更に体制強化に繋げることができなかったこと(当時N-2期のスタートアップだったものの、上場までに準備が必要な事項について全く手つかずの状況、、、)
今のメンバー構成のまま上場準備を進めるためには、メンバーの育成・成長が必須なのですが、育成のための時間を確保できるほどの効率化まで至ることができなかった
▼ バーティカルSaaSスタートアップ
事業内容:福祉系サービス
従業員数:22名(+業務委託 8名)
コーポレート:4名
└ Aさん(管理部長)★
Bさん(経理・販売管理)
Cさん(労務・経理(アルバイト120時間/月))
Dさん(総務・経理(アルバイト 80時間/月))
❏ うまくいっている点
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勤怠管理→給与計算→計上、支給
給与計算のみ外注で一番負担になる部分を内製から外したが、規程関係の解釈や、前後のプロセスをしっかり押さえることで外注リスクを軽減できている。入退社、各種申請
従業員からの労務系の申請は全てSmartHRに集中、ログイン権限を社労士にも共有していて社労士が対応するものは社労士に通知が入り管理部門が仲介せずに処理が流れている。バクラク→freeeの流れ
経費精算、受取請求書ともに現時点での最適解になっている気がする。freeeのプラン改定はもともとプロフェッショナルプランだったので影響なし。マニュアル整備によるプロセスの改善、脱ブラックボックス
フルリモート環境下で互いの仕事ぶりや小さな課題を可視化する狙い。月次ルーティンの管理表と紐づいた形でマニュアル整備を行っているため管理部門のメンバーであれば誰でもどの仕事でもできる状態になっている。
全員が1つのファイルを更新しているので、お互いにTipsの共有ができる。
❏ 課題点
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法務不在
都度付け焼き刃で対応していて怖い。freeeで経理を始めるのは簿記とつながりにくくて大変
経理未経験のメンバーを育成するにあたってfreeeの「取引」の概念を理解した上でその裏で生成される仕訳までイメージするのはなかなか大変。比較的完成されたプロセスになっているが育成には向かない環境かも。事業部、経営からの評価を勝ち取ること
インボイス、電子帳簿、税務調査、補助金事務など様々なPJを完遂しているが、何がどう大変でどれくらい上手いことできているのか伝えられていない。なんだかマッチポンプみたいで引け目を感じる。稟議がスラック
まだまだ上場準備には入れないしいっか、、と思いつつどのタイミングでやればいいんだろう。
▼ ECサイト運営スタートアップ
事業内容:オンラインプラットフォーム運営
従業員数:80名(內、アルバイト40名+業務委託 20名程)
コーポレート:5名(人事は別部門)
└ Aさん(マネージャー/経営企画)
Bさん(経理/財務・法務・内部統制・経営企画(サブ))★
Cさん(労務・総務)
Dさん(情シス)
Eさん(経理・労務(サブ))
❏ うまくいっている点
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一人が複数領域を見られるので、領域を跨ぐことを前提にした効率的なオペレーションを考えられる
最小限のツール利用にこだわっていて、ツールに振り回されずコスト意識が身に付く
❏ 課題点
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どれだけの領域を持てるかは、各個人のスキルや目指す方向次第になってしまう
マンパワーが限られるため、大胆な切替などはどうしても優先度が落ちがち
▼ 不動産上場ベンチャー
(少数バックオフィスではありませんが笑)
事業内容:不動産仲介・売買
従業員数:260名(內、アルバイト・契約社員60名)
コーポレート:7名(內、業務委託3名)
人事総務部は別部門8名(內、業務委託1名、派遣1名)
└
【経営管理本部】
Aさん(経理部長)
Bさん(経理マネージャー)★
業務委託A
業務委託B
Cさん(法務部長)
Dさん(法務メンバー)
業務委託C
【人事総務部】※コーポレートには含まれない
Eさん(総務部マネージャー)
Fさん(総務部メンバー)
派遣A
業務委託D
Gさん(採用マネージャー)
Hさん(採用メンバー)
Iさん(採用メンバー)
契約社員A(労務)
❏ うまくいっている点
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稟議、支払申請、経費精算とあらゆる申請系をバクラクに統一したこと
支払いと発注稟議の紐づけることで、支払っていいものなのかの判断が容易に。
仕訳~支払いまでバクラクで完結するので、作業効率もアップ◎
❏ 課題点
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少人数が故に業務が属人化になりがち
経理業務の一部を業務委託にお願いしているが、依頼できる業務が限られてくるので必然と社員の業務量が増加してきいる
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます!
そしてイベントにご参加頂いた方、ありがとうございました!
全部は紹介出来ませんでしたが、【少数バックオフィスの会】のイベントレポートはいかがだったでしょうか?
また、UP!経理では今月から、新しい試みとしまして、
参加頂いているメンバーの中から2名の方に2ヶ月ローテーションで事務局側として、手伝ってもらうことになりました!!
早速4・5月、6・7月と手伝って頂ける方を募集したところ、
すぐに協力してくれる方が決まり、涙が出そうになりました😭
ですので、「UP!経理」では、今後よりオフライン・オンラインどちらのイベントにも力を入れていけたらいいなと思っております!
またレポートも書きますので、今後も是非ご覧頂けると嬉しいです🥰
Twitterも更新してますので是非ご覧ください!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました🤍💜