10代最後の日をあなたは覚えていますか?
10代最後の日にあと一年頑張って
何も変わらなかったらもう人生ごと
終わらせようと思ってた
でもそれもできなかった。
きっと本当の死ぬ気の覚悟も知らず生きてきた。
7日目の決意/UVERworld
10代最後の日。2015年7月18日。
この日は人生で最もつらい期間の1日だった。
相変わらず金山のドトールで朝5:30から10:30まで働き、名工大の図書館に11:30に行き、22:00まで大学の図書館で勉強していた。寝不足で途中で昼寝もした。
全力で走らなきゃ何もまなばないよ。
大好きな恩師に言われたこの言葉がずっと私の心の支えだった。
今日も坂田先生は全力で走ってる。
そう思ったら頑張れた。
結局、走るか走らないか。それは成長するかしないか。
走ればたとえ少しであっても成長している。
バイトではよく怒られ、でも気に入られたくて無理して笑い、心では泣いてた。家に帰ったら母親にはそんなの社会じゃ当たり前だって罵られた。
勉強、バイト、家
逃げ場がなかった。
ただ苦しくて受験に落ちた馬鹿な自分の頭が憎くて壁にぶつけた。腕を傷つけた。脚を傷つけた。どんだけ痛くてどんだけ心が苦しくてどんだけ泣いても心配してくれる人はいなかった。
消えてしまいたかった。
10代最後の日はそんな最中の1日。
最後の1日はなかったけど、6日前の手記があった。
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10代残り6日。
自分がいかにこの"未成年"っていうカテゴリーに守られていたかを実感する。年金、選挙権、税金。"1大人"としてのあらゆる責任をつきつけられる。1つずつ"若気の至り"として通じていたことが"常識知らず"に取って代わる。
今、高校生で起業している人がいる。
ニュースで取り上げられている人をみて自然と"自分よりいくつ上だ。"
そんな無意味な安心はもうどこにもなくて。
同い年でもしっかり自分の足で歩いている人はたくさんいて。
ほんと何やってんだ。
今の自分は20歳をどう生きるのかではなく21歳をどう良くするのか、その段階にいるのだ。目を背けていれば勝手に時間は過ぎていく。
”人が何をしているか、どう評価されるか"
ではなく
”自分がどう生きるか、どう社会に貢献するか”
それを軸にもって行かなくてはいけない。
人からの評価はただの標識である"学歴"じゃない。
"実行力" それに尽きるのだ。
高校で学べないことは大学にあって、大学に学べないことも社会にある。でもそこで学ぶことも自分が"どう実行するか"で歴然の差が生まれる。
踏み出せ、自分。大きな一歩を。
十分に踏み込んだ分、大きく飛べ。
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大学3年間半いろんな人に出会っていろんな人と話していろんな考え方を得た。
このとき負った重度の心の傷はいろんな人のおかげで完全じゃないけれど少しずつ治ってきた。
今の自分に誇りを持っているわけではない。
でも、当時よりずっと世界は明るいことに気づけた。
あのとき世界はモノクロだっただけど
今はカラフルで美しい。
ありがとう、10代最後の日のじぶん。
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