UPGRADE with TOKYO令和6年度第2回行政職員向けセミナー
UPGRADE with TOKYO令和6年度第2回行政職員向けセミナーを開催!
2024年8月23日に、今年度第2回目となる行政職員向けセミナーを開催しました。今回は「人が輝く~子供・高齢者等の活躍推進~」をテーマとして、スタートアップによる製品・サービスの紹介や、官民連携事例紹介として一般財団法人GovTech東京とコネヒト株式会社の登壇によるパネルディカッションなど、盛り沢山の内容でお送りしました。
有楽町にあるTokyo Innovation Baseにて実施
今回のセミナーは、今年度第1回目の行政職員向けセミナー同様に2024年5月にグランドオープンしたTokyo Innovation Base(TiB)にて実施しました。
TiBは国内外のスタートアップやその支援者が集い、交流する一大拠点として始動したものであり、東京都や区市町村職員の皆様にお集まりいただきました。
当日は、スタートアップ協働に関する制度説明を行った後、ステージを2つに分け「チルドレンファースト」「Chōju社会、人材創出・育成」それぞれのテーマに関連するスタートアップの製品・サービスの紹介を行いました。その後再び1つのステージにお集まりいただき、一般財団法人GovTech東京とコネヒト株式会社によるパネルディスカッションを行いました。
スタートアップによる製品・サービスの紹介
<チルドレンファースト>
株式会社ミラボ(https://mi-labo.co.jp/)
株式会社ミラボは、母子手帳アプリ・電子申請サービスをはじめとした自治体・母子保健DXサービスを展開しており、約300自治体のDX支援を行うスタートアップです。セミナーでは、自治体との連携実績や電子申請+デジタルクーポンのデモを交えながら、自治体の産後ケア事業の利用率向上など、事業改善に向けたサービスをご紹介いただきました。
BABY JOB株式会社(https://baby-job.co.jp/)
BABY JOB株式会社は、保育施設向けのサブスクリプション事業や保活サポート事業などを中心に子育て支援サービスを展開するスタートアップです。セミナーでは、同社が提供する保育施設向け紙おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」の特徴や自治体導入実績などをご説明いただきました。
ライフイズテック株式会社(https://life-is-tech.com/)
ライフイズテック株式会社は、中学・高校向けプログラミング学習用EdTech教材の提供や、国内最大規模のプログラミング・AIキャンプ&スクールの運営を中心に、次世代デジタル人材育成を手掛けるスタートアップです。セミナーでは、デジタル教育のプログラムに関するご説明や自治体での導入事例をご紹介いただきました。
<Chōju社会、人材創出・育成>
ファストドクター株式会社(https://fastdoctor.jp/)
ファストドクター株式会社は、医療プラットフォーム「ファストドクター」を運営するスタートアップです。セミナーでは、自治体との取組実績のご紹介のほか、ひとり親家庭を対象とした支援のご提案をいただきました。
ユカイ工学株式会社(https://www.ux-xu.com/)
ユカイ工学株式会社は、コミュニケーションロボットやIoTプロダクトの企画・開発を行うスタートアップです。セミナーでは、家族をつなくコミュニケーションロボット「BOCCO emo」の機能や利用者の声をご説明いただき、また自治体連携の実績をご紹介いただきました。
VALT JAPAN株式会社(https://www.valt-japan.com/)
VALT JAPAN株式会社は、全国の就労継続支援事業所のスキル・リソースデータを基に、就労困難者もDXが加速するプラットフォームを運営するスタートアップです。セミナーでは、同社の就労困難者特化型のBPOプラットフォーム「NEXT HERO」のご説明や自治体連携の実績をご紹介いただきました。
パネルディスカッション(一般財団法人GovTech東京 × コネヒト株式会社)
東京都及び区市町村職員に対して、スタートアップとの協働イメージを抱いてもらうため、一般財団法人GovTech東京及びコネヒト株式会社によるパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、両者が取組む「プッシュ型子育てサービス」のご紹介のほか、官民連携プロジェクトの課題やその課題を解決する工夫のポイント、今後の展望などをお話しいただきました。今回のレポートでは、パネルディスカッションでお話しいただいた内容を少しご紹介させていただきます。官民連携の課題として、単発の取組で終わってしまい持続可能な取組に繋がらないことがありますが、これに対して、行政側としては「役所の論理」にこだわらず、民間事業者の意見に耳を傾け相互に歩みよること、民間事業者側としては、事業の継続性を判断するために目的に対する成果を明確にしておくこと、など行政機関・スタートアップ両方の立場から課題を解決するための工夫のポイントをお話しいただきました。
今年度は本回をもって最後のセミナーとなります。今後もピッチイベントや協働プロジェクトの進捗等、様々な情報を発信してまいりますので、次なるレポートにご期待ください。