「信者は声を上げよ」
福田ますみ氏 栃木で講演
家庭連合の基本的人権 テーマに
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への国家的迫害が激しさを増す中、基本的人権を考える栃木県民の集い(主催・基本的人権を守る栃木県民の会)が19日、栃木県宇都宮市で開かれた。「『捏造された真実』―影で操る正体」と題して記念講演を行ったノンフィクションライターの福田ますみ氏は、家庭連合迫害の急先鋒(せんぽう)に立つ全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)を「スパイ防止法潰(つぶ)しという真の目的を隠した正体隠しの組織だ」と断罪した。約230人が参加した。
福田氏は、「拉致監禁や全国弁連の正体を一般の人は知らない。完全な陰謀だ」と指摘。家庭連合信者に対しては「黙って耐えるのはやめてほしい。街頭に出てデモをしたり、一人一人がもっと声を上げるべきだ」と呼び掛けた。また、家庭連合を追及する紀藤正樹弁護士に拉致監禁の取材目的で3回電話をしたが、一度も出てくれなかったというエピソードを紹介。「拉致監禁は紀藤弁護士のアキレス腱(けん)。ここを攻めないといけない」とアドバイスした。
主催者の増渕賢一元栃木県議会議長は、岸田文雄首相(自民党総裁)が所属議員に家庭連合との関係断絶を命じたことについては「人権を平気で無視したもので、はらわたが煮えくり返る思いだ」と語った。
(『世界日報』2024年5月21日付より)
※同紙の許可を得て転載