【メディア】脅かされる信教の自由―安倍元首相暗殺2年の日本―(15)
宗教法人迫害は歴史に残る 参議院議員 浜田聡氏
今年3月20日、千葉市で開かれた世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者が主催した信教の自由をテーマにしたシンポジウムに、国会議員の姿があった。「NHKから国民を守る党(NHK党)」の浜田聡参院議員だ。
浜田氏はこれに先立つ同月12日、参議院総務委員会で「自民党が関係断絶宣言をした団体(家庭連合)の集会に国会議員が参加することが不適切か」と尋ねた。文科省の本田顕子政務官は、「個々の議員の活動や個別の団体への会合への参加について見解を申し上げる立場にない」と回答。浜田氏は、関係を持つことに政府のお墨付きが与えられたと判断した。
自民党の岸田文雄総裁(首相)が2022年8月に家庭連合との関係断絶を宣言すると、地方組織にもそれが通知された。その影響は大きく、地方議会でも請願を断られる状況を懸念した家庭連合信者が、藁にもすがる思いで接触したのが浜田氏だった。日ごろから政府や地方議会における政策のおかしさについてユーチューブなどで発信している浜田氏に目が留まったのだ。連絡を受けた浜田氏は面会を快諾した。
その後も、浜田氏は複数の信者に会って話を聞き、信者が主催する会合にも出席する中で、政府・自民党の判断があまりにも一方的ではないかと疑問を持ち始めた。
https://www.worldtimes.co.jp/opinion/interview/20240726-183473/
(『世界日報』2024年7月26日付より)
※同紙の許可を得て転載