【メディア】脅かされる信教の自由―安倍元首相暗殺2年の日本―(11)
信仰心失う日本に危機感
元熊本市議会議長 主海偉佐雄氏
「信教の自由を守るというごく当たり前のことが守られていない。宗教とは何ぞや。人間は自分の力が及ばないことに出会ったときは自然と手を合わせ神頼みをするもの」
世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者は6月16日、熊本市で信教の自由をテーマにしたシンポジウムと街頭デモを行った。その主催者あいさつで元熊本市議会議長の主海(とのみ)偉佐雄氏は信仰心を持つことの大切さを説いた。拘置所で犯罪者が罪を償い、改心させるために導く教誨(きょうかい)師(多くの場合、僧侶や牧師)を例に挙げ、「信仰心、何かを導くということは人間にとって非常に大事なこと」と強調した。
安倍晋三元首相の銃撃事件が起き、非難の矛先が家庭連合に向かうと、過去、家庭連合や関連団体の集会、イベントに参加するなど“接点”のある議員らがマスコミの取材の対象になった。「接点のある元議員」として熊本県で最初にマスコミの“標的”となったのは主海氏だった。
本紙のインタビューに対し、「堂々と言うべきことを言ったからか、その後どこからも取材を受けることがなかった」と笑って退けた。それでも、これまで一緒に関係団体の集会やイベントに参加したり、祝辞を寄せたりしていた人々が「一斉に引いていなくなった」ことを悲しんだ。
https://www.worldtimes.co.jp/japan/20240717-183113/
(『世界日報』2024年7月17日付より)
※同紙の許可を得て転載