シンプルさに詰めこまれた並々ならぬ想い。UPEPOのデザイナーにロゴへのこだわりを聞いてみた【UPEPO秘話vol.4】
こんにちは。美容オイルや雑貨などを扱う、ナチュラルセレクトショップ「UPEPO」のコンテンツライター・MOMO (もも)です。
このnoteでは、ブランドの制作秘話やプロデューサーの旅の思い出話など、UPEPOの裏話をざっくばらんにお話していきます。「公式noteなのに、こんなにぶっちゃけ話をしてもいいの?」と皆さんに思っていただけるような記事を更新していきますので、ぜひフォローしてお待ちください。
さて、早いもので第4弾となる「UPEPO秘話」シリーズ。今回から2回に分けて、UPEPOのクリエイティブ面についてお話ししていきます。
お話していただくのは、ロゴやWebサイト、プロダクトデザインなど、UPEPOのクリエイティブ全般を手掛けるデザインパートナー・アゴーさんとブランドプロデューサーのALLYです。今回はとくに「ロゴデザイン」に注目して、制作秘話やロゴへの想いを聞いてみました!
デザインパートナーが加わったきっかけ
前回の記事では、私たちの成し遂げたいことやブランド名に込めた意味などについてお話しました。
世界中によりたくさんの足跡を残して、つながりの輪を作ること
生産者と皆さんをつなぐ存在となり、幸せの循環を生み出すこと
ヒアリングと会議を何度も何度も重ねることで決まったUPEPOの2つのキーポイント。まだブランド名が『UPEPO』に決まっていないこの段階で、すでにアゴーさんは会議に参加していたのだとか。
ALLY:アゴーさんにはロゴデザインやWEBの制作、新商品のルームスプレー「ANY WHERE DOOR(ドコデモドア)」のデザインを手がけるデザインパートナーとして、コンセプトやブランド名を決める段階から携わってもらいました。3年ほど前に携わった案件ではじめて一緒に仕事をしたのですが、何度か一緒に仕事をしたり食事に行ったりするうちに仲良くなったんです。今ではお互いが手がけている仕事についてよく相談し合うよき友人です。
相談していたのはUPEPOも例外ではなく、アゴーさんにリブランディングの進行やコンセプトを相談していたというALLY。その相談をしているうちにアゴーさんもUPEPOに興味をもち、直接的にUPEPOに関わることになったそうです。
アゴー:僕は数年前までハワイに住んでいたこともあって旅が好きなので、UPEPOのブランド作りについてとても魅力を感じました。個人的にも観葉植物やお花が好きで、よく家に飾って楽しんでいるので『世界の花屋』を手がけている小林さんと話が合いましたし、会議が楽しかったです。
▼アゴーさんが手がけるハワイのフレグランスブランド『MaLina Fragrance』
ハワイの編集プロダクションでアートディレクションを学び、独立。普段はファッション誌やイベントポスターなど、さまざまな媒体で活躍するアゴーさんがデザインパートナーとして加わり、UPEPOのブランド作りがより本格化していきました。
言葉をデザインに落とし込む過程について
コンセプトやブランド名を決める作業と並行してスタートした、UPEPOのクリエイティブ制作。vol.2でお話ししたUPEPOの由来を踏まえ、改めてブランド名やロゴデザインを決めるまでに踏んだ過程や、参考にしたポイント、価値観についてお聞きしました。
ALLY:「以前にも別の会社でリブランディングをする際にロゴ制作を行ったことがあるのですが、その際に用いた『言葉を記号化する』という作業と同じパートからブランド名決めとロゴ制作を始めました。vol.2で述べたようなコンセプトに対して、想像できる記号やイメージをUPEPOのチーム全員が描き出すというものです。このときはまだ『UPEPO』も決まっていなかったので、ロゴデザインと同時にしっくりくる名前を付けたいなと考えていました。」
vol.1やvol.2で取り上げたペルソナやコンセプトの話をもとに、新しいブランドが目指す『ユニセックス』や『カルチャー感』という方向性や、『オーガニック』で『サステナビリティ』に配慮した『意義深い』ブランドであることを記号や絵に落とし込みました。
アゴー:「ちなみに、この作業を行っているなかで小林さんの口から出てきたのが、ブランド名として『風はどうですか!』という言葉でした。今は『風の時代』ですし、ぴったりだなと感じたことを覚えています。」
シンプルなロゴデザインに至るまでの長い道のり
アゴー:「会議で記号や絵について意見交換を行い、僕が手描きのラフ案を作りました。会議を重ねて、『UPEPOは手にとった人の知的好奇心を掘り進めるようなブランドにしたい』『繋がりや縁を意識したデザインが良い』といった意見をもとにさらにブラッシュアップして絞ったのが、これらのロゴです。」
アゴー:「視認性やこれからの展開も考えた上でそれぞれのロゴに調整を重ねて、最終的にひとつを選びました。ここまでの過程でコンセプトを突き詰めて熟考してきたので、あとは好みの問題でした。小林さんやALLYさんだけでなく、今までUPEPOに携わっていなかった別の事業部の方たちも呼んで意見を聞いて選ばれたのが、いまのロゴです。シンプルなデザインにまとまりましたが、その裏側には本当にさまざまな想いが込められています。」
ロゴのイメージについては、他にもいろいろな話が合ったのだとか。
ALLY:「アゴーさんとは『UPEPOの商品をどこに置きたいか?』という話もしました。観葉植物や自然に囲まれた、ヴィンテージ家具が置いてあるデザイナブルなホテルにUPEPOの商品が置いてあったらピッタリだなと。クリエイターが集まるラウンジのような、その場所にいるだけで作業が捗る場所も適していると思います。」
『現地のリアル』や『ユニセックスな雰囲気』を大切にしているUPEPOが似合うのは、元からあるものへのリスペクトを持ちながら、新しいものを取り入れている場所。そのような場所に似合う、都会的すぎず、逆に各国の伝統デザイン押しすぎず、使いやすさもあった上で、探究心や冒険心をくすぐるようなデザインがロゴに取り入れたい要素であり、UPEPOのクリエイティブ面での全体テーマになったそうです。
大切なのは現地由来のイメージ。コンセプトカラーが決まるまで
アゴー:「最後に決めたのが、コンセプトカラーです。会議中に小林さんが提示してくれた色の方向性をもとに、こちらから3種類の色味を提示しました。」
ALLY:「3色の中からひとつに絞る時は、アースカラーを基準に選びました。私たちが届けたい現地由来の旅感は、パステルカラーやシックな色味ではないなと思っていて。『ナチュラルセレクトショップ UPEPO』としても最適だと考えています。」
こうして出来上がったUPEPOのロゴマーク。リブランディングの開始直後から始まった制作は他のブランドに比べても格段に多くの手順を踏み、時間をかけたとのこと。この記事を読んで、さらにUPEPOに愛着を持っていただけたら嬉しいです。
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次回はUPEPO秘話vol.5
「プロダクトデザインの制作秘話」をお届け!
UPEPOの記念すべき最初の商品「ANYWHERE DOOR (ドコデモドア)」のパッケージデザインへの想いを、引き続きお二人に聞いていきます!
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「UPEPO」のルームスプレー・ANYWHERE DOOR / ドコデモドア
次回のnoteでパッケージデザインについて取り上げる、UPEPOのイチオシの商品がこちらのルームスプレーです。
「『ドコデモドア』が届けたいのは あの日、あの国で感じた心」
ー 香りには、なにかを思い出させる効果があるとUPEPOは考えています。
フレグランスの香りで恋人のことを思い出したり、お香の匂いを嗅ぐと寺院に来たときのような神聖な気持ちになったり...そんな経験がみなさんにもありませんか?
この新シリーズは、世界各地を巡る小林さんが実際に現地で感じた香りと心情をリンクさせて作りました。
例えば、今回ご用意した『RESET』は、訪問先のインドで、市街地の喧騒から離れたアジアンスパで小林さんが味わったレモングラスの香りと癒しのムードを表しており、『creation』は、地中海を訪れて仕事をしていたときに見た、夕日の情景とベルガモットの香りや、その瞬間に溢れ出したクリエイティビティをリンクさせたルームスプレーなんです。
使われている原材料は、“現地から仕入れたもの”にこだわっており、「RESET」はインド産のレモングラス、「creation」はイタリア産のベルガモットを使用。肌にやさしい製品なので、原材料にこだわりのある方や小さなお子様がいるご家庭でも安心安全にお使いいただけます。
現地で感じた香りと感情/ストーリーを、現地から仕入れた材料によって感じることができるルームスプレーシリーズ。こんなにも身近に世界を感じられる商品は、他にはないのではないでしょうか?
作業に集中したいときから、寝る前のリラックスタイムまで、さまざまなシーンの切り替えに使える『ANYWHERE DOOR(ドコデモドア)』シリーズ。コロナ禍で、思うように旅に出ることができない今だからこそ、香りによって旅に行った気分を、よりリアルに感じてみませんか?
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こちらのnoteでは、ブランドの制作秘話やプロデューサーの旅の思い出話など、UPEPOの裏話をざっくばらんにお話しています。公式サイトやSNS、小林さんのYouTubeでも、「生産者・消費者・私たち(UPEPO)の全員でしあわせのかたちを共有し、循環させる」をモットーに様々な情報を発信しておりますので、ぜひ覗いてみてください👀
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