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飯田剛弘さん著の「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を読んでみた

飯田剛弘さん著の「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を読んでみました。

童話にからめてPMBOKのエッセンスを上手く説明しているなと感じました。

たとえば桃太郎であれば
「むかしむかし、あるところに、定年退職した元プロジェクトマネージャーのおじいさんとおばあさんがおりました。ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へルーチンワークの選択に行きました」
「おじいさん、おばあさん、僕は鬼退治プロジェクトを立ち上げます」
「やるべきことは、このWBSを見てもらうと一目瞭然だけど主に3つ。まず鬼ヶ島の情報収集。次に鬼と戦う作戦を練る。そして最後は実際の戦い」

といった感じで童話を(むりやり)プロジェクトに絡めながらプロジェクトマネジメントを解説していく感じ。

PMBOKを勉強しようとしてしてまず躓くのはひたすら「抽象的」な説明が続くこと。
1万円近く払ってPMBOKガイドを買って読んでみても、それだけだとほとんど頭に入らない。

童話の主人公はほとんど1人もしくは少人数(3匹の子豚の一番下の子豚さんとか、ウサギとカメとか)なこともあり、「チームで何かを達成する」という感じではなかったけれど、もともとのストーリーがよく周知されていることも手伝って分かりやすい構成になっていると感じました。

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