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「私の経歴書」長い自己紹介

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挫折や試練の連続だったと思う会社生活。 人はこんな時に挫折して、それをどうしてを乗り越えていくのだろうか。 振り返ってみれば、人との出会いで救われることがあるのかもしれない。 そ…
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2020年3月の記事一覧

「私の経歴書 7」思い出される苦い過去、シンガポールは新天地になるのだろうか

「私の経歴書 7」思い出される苦い過去、シンガポールは新天地になるのだろうか

シンガポールに到着した。ペナンから1時間ちょっとのフライトだった。また、しばらくホテル暮らし。とはいえ、今度は引越しの船便が到着するまで1週間足らずの時間だ。オフィス近くのホテルを予約してある。ホテルまでタクシーで移動した。ペナンと違って都会だ。



初めてのシンガポールは、入社して3年目の冬だったであろうか。
自分の不注意であったが、運悪くシンガポール出張前に交通事故を起こした。止まっている

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「私の経歴書 6」マレーシアでの宿題と課長試験という重石を携え、失望の地シンガポールへ

「私の経歴書 6」マレーシアでの宿題と課長試験という重石を携え、失望の地シンガポールへ

ペナンで最初で最後の夏休みは、ランカウイ島に行ってみた。マラッカ海峡とインド洋がつながる所に位置する島。ペナンから飛行機で30分くらいだ。海の近くではなくて、島北部のジャングルの中のリゾートでゆっくり過ごした。いい骨休めになった。

夏休みが終わると、シンガポールへの引っ越しと課長試験の準備を始めなければならなかった。ペナンに1軒あった日本の書籍を扱うお店で筆記試験用の参考書を買った。シンガポール

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「私たちの経歴書 5」ペナン暮らしはつかの間。また内示、また異動

「私たちの経歴書 5」ペナン暮らしはつかの間。また内示、また異動

ペナンでの生活が始まった。工場までは朝の渋滞を考えると1時間半プラスはかかる。8時始まりだから、毎朝6時過ぎには家を出る。昼食時間が14時前後だから朝ごはんは食べておきたい。とはいっても朝からそんなに食べることもできないからトースト1枚という感じだ。
家を出るとコーランが聞こえる。朝のお祈りの時間なんだろうか。ジョージタウンの街を抜け、ペナンブリッジを渡る頃が日の出の時間だ。だいたい7時ころだろう

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「私の経歴書 4」海外赴任辞令は現地で... 遠のく日本

「私の経歴書 4」海外赴任辞令は現地で... 遠のく日本

(前回まで)
仕事に目覚めたのはIE(=Industrial Engineering)がきっかけだった。その知識を活かそうとした海外での仕事では、少しばかりの挫折を味わった。人との出会いで充実した日々を取り戻すが、突然、その仕事を奪われた。新しい仕事場は国内。新たな仲間たちと仕事が進めるが、リストラや別れを経験する。入社当時の先輩と再会、一緒に仕事することで、また仕事への情熱も復活、やりがいが感

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「私の経歴書 3」波乱ではじまるマレーシア暮らし 海外赴任辞令がでない…

「私の経歴書 3」波乱ではじまるマレーシア暮らし 海外赴任辞令がでない…

(前回まで)
IE(=Industrial  Engineering)の知識を見つけ、その実践の場として海外での仕事に携わり、少しばかりの挫折を味わいながらも充実した日々を送っていたときに、仕事場を奪られた。やりきれない思いを持ちながらも、日本で、新たな仲間たちとの仕事が始まった。リストラ、仲間との別れの経験もあったが、先輩と再会、一緒に仕事することで、仕事のコアが固まり、やりがいが生まれた。そん

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「私の経歴書 2」奪われた海外での仕事、日本でやりがいを取り戻したら、また海外に行けと言われた。

「私の経歴書 2」奪われた海外での仕事、日本でやりがいを取り戻したら、また海外に行けと言われた。

(前回まで)
罵倒された上司からの勧めで、IE(=Industrial  Engineering)を学び、仕事に目覚め、意気揚々と海外プロジェクトに立候補した。しかし、海外の現場はそんなに甘くなかった。少しばかり屈辱感を味わった。シンガポールが新たな仕事場になり、新たなことに挑戦し始めた。ハードな仕事だったが、結果がついてくるようになると充実感を味わえる。しかし、そうした日々はそう長く続かなかった

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「私の経歴書 1」 はじめての試練で仕事に目覚めるが、挫折は続く

「私の経歴書 1」 はじめての試練で仕事に目覚めるが、挫折は続く

大手電機会社に勤めていた。中堅社員になりたての頃、新しくやってきた上司に、「お前に仕事をやらせない」と罵倒された。

悔しくて、10分くらいしてからだろうか、再び上司のところへ行った。

諭された。

教えを乞いに行ったのがよかったのかもしれない。ただ言われてことをやっている歯車だということに気づいた。心理学とかを勉強しろとも言われた。

その上司に言われ、社内で一二を争う厳しい研修を受けることに

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