見出し画像

【第2回】Ubieの製薬事業を担う新組織Ubie Pharma Innovation. メンバーに、掛けた想いを伺います。

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、患者さんの適切な受診をサポートする症状検索エンジン「ユビー」や、医療現場の生産性を向上させるユビーAI問診などを提供しているUbie。そのUbieの製薬事業を担う組織として、2021年10月に設立されたのがUbie Pharma Innovationです。

発足してから半年以上が経ち、現在メンバーは約20名。今後ますますの拡大を目指しています。

Ubie Pharma Innovationメンバーそれぞれの想いを伝えていくインタビュー記事、第2回は、中央省庁からコンサルティングファーム、そしてUbie Pharma Innovationというユニークな来歴を持つ坂田(koreyuki)のインタビューです。「官」から「民」への転身、そして「本当に実現したいこと」。異なる環境へのキャリアチェンジを考える方にこそ、是非お届けしたいお話です。

※インタビューは新型コロナ感染拡大を鑑み、オンラインで実施しました。

Ubie Pharma Innovation Account Manager 坂田惟之(koreyuki)
早稲田大学卒業。中央省庁にて政策の企画・立案、外資系コンサルティングファーム・ 国内ブティックファームにて新規事業開発や組織改革等を経験。


「官から民へ」中央省庁からコンサルティングファームへの転身

――この度、Ubie Pharma Innovation New-Joinerの方に、Ubie Pharma Innovationに掛けた想いを伺うというテーマの連載で2人目のインタビューになります。本日はよろしくお願いいたします。

koreyuki:Ubie Pharma InnovationにてAccount Manager(ACM)を務めています、坂田です。大学の法学部で法律を学び、とある中央省庁で10年勤めました。その後外資コンサルティングファーム等を経験してから、Ubie Pharma Innovationへジョインしました。よろしくお願いします。

――中央省庁からキャリアを始められたということですが、元々ご自身の中で、社会貢献の軸が強かったのでしょうか?

koreyuki:そうですね。学生の時の就職活動では、「社会貢献=公務員」という意識でした。ただ、在庁時に民間の事業者様との協業を多くする中で、社会に貢献するというのは、民間でも公務員でも関係ないと感じるようになって来ました。

仕事をする中で省庁での経験を積み、力を尽くしてきたという実感があった中で、ふと、これからのキャリアの方向性を変えてみたい、視野を広げてみたいと思い、勤務10年目の節目に転職をしました。省庁でも社会課題の解決に当たってきたので、企業の課題解決にも一定の親和性があるかなと、コンサルティングファームへ。主に携わったのは企業の新規事業戦略、中期経営戦略の策定などです。

――大きな環境変化で、仕事としてのギャップは大きかったのではないでしょうか。

koreyuki:そうですね。求められるものがすべて違って新鮮でした。役所では圧倒的な守りのスタンスが求められ、「間違ったこと/不確かなことは言わない」「根拠のあることしか出さない」が鉄則でしたが、コンサルではその時その時の「仮説」が求められるのが大きな違いでした。

どちらもそれぞれに意義深い仕事だと思いますが、コンサルティングファームでのプロジェクトを経験する中で、結果的には民間の方が自身の性に合っていると感じるようになりました。何か新しい価値を自身の力で創造していくことがやりたかった事だと気付きましたね。

キャリアの見つめ直し。自分が思い描く未来とUbie Pharma Innovationが目指す世界観が一致した

――Ubie Pharma Innovationにはどのように興味を持たれたのでしょうか。

koreyuki:自分自身、祖母の介護でなかなか大変な思いをしてきた経験があるからか、元々医療・ヘルスケアの領域に興味はありました。また、今後の人生で何を実現したいのか、改めてキャリアを見つめ直した時、就職活動の時の想いや市民の方と触れ合った中での感情が一番の軸として明確になったんです。市井の人々がずっと幸せでいられる、即ち何歳になっても人生を謳歌でき、尊厳をもって天寿を全うできる社会を作りたい。そんな夢を実現できる領域に携わりたいと考えるようになりました。

Ubieを知って、代表阿部のビジョンや選考の中でのUbie Pharma Innovationメンバーの話を聞く中で、これは自分が理想とする世界を実現する事ができる事業だと確信しました。注目していた領域なだけに、ヘルスケア領域がマネタイズに苦労する点も理解していましたが、そこにも明確に解を得ることができると感じましたね。

現状、ヘルスケア領域は無尽蔵に多くの課題が絡み合い、ペインも根深い。しかしそんな中でも、医師・患者さんといった医療において重要なステークホルダーに対して価値を提供し、ビジネスへと落とし込むアプローチが、Ubie Pharma Innovationはとても上手いと感じます。また医師向け・患者向けに提供しているサービスのプラットフォームが急速に成長しているからこそ、製薬会社に対しても価値提供ができるビジネスを展開できていると思います。

中央省庁からコンサルティングファームへの転身はキャリアを考えての選択でしたが、Ubie Pharma Innovationへのジョインは自分が携わりたいこと・実現したいことを考えての選択だったと言えますね。

Ubie Pharma Innovationだからこそ実現できる、ソリューション提供を超えた製薬企業への提供価値

――読者の皆さんに業務のイメージが湧きやすいよう、改めてご自身のミッション、またご担当されているプロジェクトについて伺ってもよろしいですか。

koreyuki:製薬企業様向けの事業開発やソリューション提供、コンサルティングを担うUbie Pharma Innovationのなかで、私はACMとして主にプロジェクトを通じた担当顧客のエンゲージメントの向上やプロジェクトのサクセスに責任を負っています。プロジェクトは先輩社員とペア。レクチャーも受けつつ、個社の課題を徹底的に分析・特定します。そして、Ubie Discovery(プロダクトのR&Dを担う)のエンジニアや医師と連携しながら、課題に対し適切なソリューションを策定し提案しています。製薬事業における事業開発をミッションとして、その手段としてソリューション開発やコンサルティング・セールスを担うイメージでしょうか。

主なソリューションの基本形はUbie Pharma Innovation内でもいくつかできてきてはいますが、課題にそのまま当てはめればいいような段階ではなく、まだまだ個社ごとにカスタマイズした提案が必要です。逆に、そのような状況であるからこそ、クライアントの課題を特定しソリューションの提案をするコンサルティングファームでの経験は十二分に活かされていると思いますね。

Ubie Pharma Innovationのソリューションの価値として、製薬企業に特に大きなインパクトを与えられるのが、「潜在患者への適切な疾患啓発」の領域だと思います。希少疾患向けの先進的な薬剤の開発に製薬企業は年々注力度合を深めていますが、肝心の患者さんを特定しアプローチしたり、患者さんに適切なタイミングで受診をしてもらうことは難しい。Ubieには月間500万以上のユーザーと1,000以上の医療機関との接点があるので、それらを活かして様々なソリューションが提供可能だと考えています。

ナチュラルな愛と思いやりの上に成り立つ組織だから、「世界の健康」に挑める

――実際に入社してみて、期待通りの点やギャップなど、実感を教えてください。

koreyuki:ギャップは無いですね。実現できると腹落ちして飛び込み、まさにその通りのスキームの中で仕事ができていると感じますし、そこで勝っていくということに尽きます。

経済的な観点で見るとUbie Pharma Innovationの事業は製薬企業向けで、グローバルでにおいて巨大な市場規模があります。ここをしっかりと進めていくことはUbieによる理想の実現のために非常に重要なミッションであると理解しています。ユーザーが具合が悪いと思ったその瞬間に、病気かもしれないと思ったその瞬間に、様々なサービスにアクセスできる、そんな世界の実現のために邁進していきたいですね。

ギャップについて強いて言えば、予想はしていたものの実際にスタートアップで働いたことはなかったので、いい意味で未完成なんだと感じることはありますね。そんな中でもメンバーが当然のように自律自走し、組織に還元してお互い補い合える、そんなチームだと思っています。

――社風や働き方という面ではどうですか。組織のカラーはいかがでしょう。

koreyuki:コンサルティングファーム出身者が多いのは事実なんですが、決して画一的な社風ではないです。共通するもの、それこそロジカルなコンサルタント的素養というのは、外面的な性格を規定するものでは全くなくて。結局、本当に色々な人間がいますね。私が選考で最初に面接を受けた社員は、ビデオ通話画面の背景に移りこんだ私のギターに目を留めて音楽の話題を切り出し、そのまましばらくその話をしていました(笑)。

それぞれバラバラな中で、共通して感じるのは課題に対する当事者意識。何かアジェンダが組まれているわけでもない中、雑談めいた呼び掛けに周りが反応し、提示された課題に対し「こんなデータがある」「こんな打ち手はどう?」と散発的に議論が始まっては収斂し……そうしていつの間にか重要なソリューションの原案ができあがっていく、といった瞬間をよく目にします。強烈な「推進力」「構築力」を持つチームだと思いますね。

――皆がUbie Pharma Innovationの現状に対しベストを模索して行動しているんですね。チームワークも重要になりそうです。

koreyuki:チームワークはばっちりだと思いますよ。まずはDirectorのAkiraが全体を見てくれていて頼りになりますし、その上で皆全体を見て声を掛け合う視野があると思います。また、チームワークは個々人の働きやすさにも繋がっていると思います。例えば、自分も4歳の子供がいる中、柔軟に送り迎えなど対応させてもらっていますし、柔軟な働き方につながっていると思います。

Ubie Pharma Innovationって相手の立場や状況を考慮した上で気の遣い合いができる組織なんですよね。確かに行動一つひとつにROIを非常に意識するというのは徹底しています。ただ、一人ひとりが本当の意味での合理性と自律性を高く備えていることで、効率を求めるあまりドライになりすぎたり、とかはないんです。医療・ヘルスケアという事業ならではというか、人に対して愛とか思いやりを持つ人が普通に集まってきているんだなと、よく思います。

世界の何十億人を救う唯一無二の会社を、本気で目指していきたいですね。

――唯一無二の会社、そうですね。新たな挑戦を始める未来の仲間にとって、とても刺激的なメッセージですね。

koreyuki:読者の方と実際にお会いするのが楽しみですね。本日はありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?