23/24 Bundesliga 31. Spieltag #BOCTSG

2024.04.26 Fri.
23/24 Bundesliga 31. Spieltag
VfL Bochum : TSG Hoffenheim
🇩🇪20:30 / 🇯🇵27:30 K.O.

データ&ファクト

・BOCは、TSGとのブンデスリーガにおける9度の対戦で5勝（4敗）を挙げている。現在ブンデスリーガに所属するクラブの中で、これほど高い勝率（56%）を残している対戦相手は他にいない。しかし、前回対戦ではTSGが勝利を収め、初めてBOC相手にシーズンダブルを達成する可能性がある。

・BOCは現在ブンデスリーガで8試合未勝利となっており、これは現在のブンデスリーガ所属クラブの中では最長の記録である。また、ブンデスリーガ30試合を消化した時点で5勝に留まっているのはクラブワースト記録。前節のゲームを終えた時点で、今季の第9節以来となる16位以下に転落した。

・TSGは直近のブンデスリーガで25試合クリーンシート未達成となっており、クラブワースト記録を更新した。一方、BOCはブンデスリーガにおけるホームゲームでは21試合連続でゴールを決めており（現在のリーグ最長記録）、今節ゴールを決めれば1975年から77年にかけてのホームゲーム22試合連続ゴールというクラブレコードに肩を並べることになる。

・BOCは直近のブンデスリーガにおけるホームゲームで4試合未勝利となっているが、2021年夏に昇格して以降、ブンデスリーガのホームゲームでこれ以上に未勝利期間が長かったのは一度だけ（2023年8月〜11月）である。しかし、TSGは直近のブンデスリーガにおけるアウェイゲーム10試合で1勝（2分7敗）しか挙げておらず、直近の3試合は全敗している。

・TSGとBOCは今季のブンデスリーガで60失点を喫しているが、これ以上に失点を喫しているのはSVD（72失点）だけである。TSGにとってはクラブ史上2番目に悪い数字であり、同時点でこれ以上の失点を喫したのは2013/14シーズン（63失点）のみである。

・BOCは今季のブンデスリーガで挙げたCKからのゴールが26%（9/34）を占めており、これは他のどのチームよりも多い数字（BMGも26%）である。一方、TSGはすでにCKから9失点を喫しており、これ以上に失点しているのはFCA（10失点）だけ（SVDとKOEも9失点）である。

・BOCとTSGは今季のブンデスリーガでそれぞれラスト15分間（75分以降）で15失点を喫しており、これはリーグ最多の数字である。TSGが3-1で勝利した前回対戦でも、両チームが残り15分で1点ずつ奪っている。

・TSGのWout Weghorstは、直近のブンデスリーガのゲームでゴールとアシストを記録する活躍を見せた。これで同選手は直近のブンデスリーガ4試合で5得点に直接関与（2ゴール3アシスト）したことになる。また、それ以前のブンデスリーガ21試合と同水準の成績である。

・TSGのAndrej Kramaricは、直近のブンデスリーガ3試合（1ゴール2アシスト）でそれぞれ1ゴールに直接関与しており、この記録は2023年8月-9月に達成して以来（当時は5試合）となる。BMG戦では12本のシュートに直接関与（シュート6、ラストパス6）したが、ブンデスリーガ通算250試合でこれ以上に直接関与したのは一度だけ（2019年のBSC戦、16本）である。

・BOCのPatrick Osterhageは、累積警告による出場停止でこのゲームを欠場する。彼をスタメン起用した際、今季のBOCの平均得点は1.1点、平均失点は1.3点となっている。しかし、彼を欠くと平均0.6得点、平均3.0失点と悪化する。また、BOCはChristpher Antwi-Adjeiも出場停止となるが、彼は昨季のホームで勝利したTSG戦（5-2）で3ゴールに直接関与していた。

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BOC：8戦未勝利で自力残留に暗雲立ちこめる。

　前節、敵地でヴォルフスブルクに敗れた16位・ボーフム。翌日に行われたゲームで引き分けたマインツに勝ち点で並ばれ、得失点差で下回り、2部3位との入れ替え戦を戦うことになる16位に転落した。

　残り4試合となった今季のブンデスリーガも残留争いが熾烈となっている。ボーフムは勝ち点27で16位に位置しているが、上を見れば12位のグラードバッハまで勝ち点4差。下を見れば自動降格圏の17位ケルンと勝ち点5差となっている。勝ち点を積み重ねることができれば自力で残留を掴み取れるが、積み重ねることができなければ降格の憂き目に遭う可能性も否定できない状況だ。

　残留に向けてチーム一丸となって戦いたいボーフムだが、2月のゲームでバイエルンに勝利して以降、2分6敗で8戦未勝利。監督交代も行い流れを変えようとしたが好転していないのが現状だ。そして、何より痛恨だったのは、残留争いのライバルであるマインツとケルンに敗れたことだろう。特に後者のゲームでは、勝ち点3が自らの手中にあった。1点リードで迎えた後半アディショナルタイムにまさかの連続失点を喫して逆転を許した。僅か2分で勝ち点3が0になってしまったこのゲームの終了後に多くの選手がうなだれていたが、それがこのゲームを落としたことの意味を現していたように思う。今節はホームゲーム。直近2試合は共に引き分けて勝ち点1を獲得しており、今季獲得した27ポイント中20ポイントをホームで獲得しているボーフム。熱気のあるホームサポーターの力を借りて残留に前進する勝ち点3を獲得し、土日にプレーするライバルたちにプレッシャーをかける。

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TSG：壮絶な撃ち合いを制し欧州戦線に復帰。

　前節、ホームでグラードバッハとの壮絶な撃ち合いを制した9位・ホッフェンハイム。相も変わらず緩慢な守備を披露してしまったが、それ以上のゴールを奪い、まさに "撃ち勝った" 一戦だった。

　現在、リーグ戦と同様に佳境を迎えている欧州カップ戦ではドイツ勢が躍進を果たしている。ホッフェンハイムはその恩恵を受けることができる。来季からは欧州カップ戦のフォーマットが変わり、1つの大会あたりの出場クラブ数が32から36に増えることが既に決まっている。その変更の大きなものとして、UCL出場5枠目が前年の欧州カップ戦ポイントランキング上位2ヶ国に与えられる、というものがあるが、そのうち1枠がドイツにもたらされる可能性が高い。そうなれば、UCLには既に割り当てられている4枠+1枠、UELに2枠（レヴァークーゼンがDFBポカールで優勝した場合、既にUCL出場を決めているためリーグ戦上位クラブに振替）、UECLに1枠となり最大8クラブが欧州カップ戦に出場することができる。つまり、ホッフェンハイムとしては8位でも出場できる可能性があるのだ。

　それを踏まえて考えると前節の勝利はとても大きなものだった。残り4試合で6位と6ポイント差、7位と1ポイント差、8位とは勝ち点で並び得失点差で下回っているだけだ。様々な条件が重なると、6位でも来季はUCLに出場できる可能性がある今季のブンデスリーガ。前節のように相手陣内へ押し込みゴールを果敢に狙うこと。そして、集中してコンパクトな陣形を保ち続けて失点を防ぐ。こうしたプレーの積み重ねが欧州カップ戦への出場を手繰り寄せることは間違いない。鬼門であるVonovia Ruhrstadionで勝ち点3を掴み、4年ぶりに世界へ飛び出す。

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プレスカンファレンス

BOC：Heiko Butscher

― 人事状況について。
「Michael Esser, Moritz-Broni Kwarteng, Niclas Thiede, Mohammed Tolbaはまだ出場できない。Tim Oermannは残念ながら体調不良だ。一方で、浅野拓磨は復帰して出場可能。Christpher Antwi-AdjeiとPatrick Osterhageは累積警告による出場停止で欠場する。その他の選手は全員出場可能だ。」

― トレーニングウィークについて。
「あるトピックを率直に伝えることが重要だった。プロセスを開始するために行った。全てをテーブルの上に置かなければならない。様々なコンステレーションで行った。今後数週間で結果が出ることを期待している。チームには絶対的な意志があり、我々が置かれている状況も、必要なポイントを得るために何をしなければならないのかも分かっている。トレーニングが基本であることを明確に話し合った。また、トレーニングでも最初の瞬間から高い集中力を見せ、100%の力を発揮するために全力を尽くさなければならない。今週のトレーニングセッションは、監督として私が望むように進んでいる。」

― ゲームの狙いについて。
「基本は正しくなければならない。可能な限り長くゲームを続け、自分たちがゴールを脅かす存在になりたい。このゲームが今季で最も重要なゲームであると認識している。20:30にホームゲームがある。ここで燃えていなければならない。それは全員が認識している。残酷なほど重要なゲームで、最初の1秒から楽観的に前進しなければならない。チャンスは少ないかもしれない。だからこそ、より多くの得点チャンスを生み出したい。ここ数試合、守備は安定して上手くいっている。だが、もっとゴール前に入って、このスタジアムに陶酔感を呼び起こさなければならない。」

― 現在のパフォーマンスの状況について。
「我々は順位表を見ることができ、プレッシャーは高まっている。降格圏にいるのだから、ゲームに勝たなければならない。我々はまさにそのように取り組んでいるし、今週ずっとそうしてきた。残り4試合、この4試合で最大限のポイントを得るために全力を尽くす。」

― 対戦相手のTSGについて。
「我々はTSGが3バックでプレーすると想定している。ただ、我々はその他の不測の事態にも備えている。TSGの強さは分かっているが、自分たちに何ができるのか分かっている。ここ数週間、我々はそのことを強調し、自分たちの強みをより重視してきた。Wolfsburgでは良い時間帯もあった。しかし、その後に批判的なトーンでいくつかのことに対処したが、それも重要なことだ。」

― TSGのAndrej Kramaricについて。
「Andrej Kramaricはとてもいい選手だ。彼はとても機動力があり、良いスペースを見つける嗅覚もずば抜けたものがある。彼は明らかにTSGのキープレイヤーだ。しかし、我々は非常に良い準備ができていて、それに対して何ができるのかを知っている。もちろん、Kramaricはああやって試合を決められる選手だ。前のゲームでも見ただろう。我々はプランを練ってきた。」

„Wichtigstes Spiel der Saison“

TSG：Pellegrino Matarazzo

― 今節のBOC戦に抱く期待について。
「期待は大きい。金曜夜のBochumの雰囲気は特別だ。」

― 残りのゲームについて。
「残りのゲームについては興味がない。BOC戦だけに集中している。彼らは降格圏にいて、我々にとって非常に嫌らしい一面を見せてくるだろう。」

― BMG戦で得た学びについて。
「私個人の考えだが、BMG戦後のトレーニングウィークでは、特定の摩擦点もあって我々はいいスタートを切ることができなかった。チームとは複雑な器官であり、ある種の団結力が成長することもある。私の理解不足を露呈してしまった。まだ4試合残っているのだから、毎日ピッチで全てを出し切らない手はない。我々は道筋を定めて、それを全員でやり遂げる。でも、昨日はいい反応があったので、摩擦はいい仕事をしたと思う。明日のゲームへの準備はできているので、あとはそれを実践するだけだ。私は "勝ち続ける" より、"勝っているチームを変えない" 方が好きだ。対戦相手を見極めた上で誰がプレーするかを決める。」

― 戦術的考察について。
「前回対戦では、自分たちのマッチプラン通りに多くのゴールを決めることができた。決定的なのは戦術ではなく、我々の決断だろう。我々が相手の長所を発揮させてしまうのか、その解決策を見つけるのかどうかは関係なく、我々の強みを持ち込む必要がある。さらに、デュエルの局面ではより激しさをもたらす必要がある。」

― BOCの監督交代について。
「Heiko Butscher氏は就任時に、すでにあまりやり方を変えたくないと話していた。アプローチのやり方は多少変わったが、現在は情熱とエネルギーをピッチに持ち込むことに終始している。彼らは対戦相手に極度のストレスを与えることができる。我々はそれに立ち向かうために成熟が必要だ。」

― Wout Weghorstについて。
「Woutは先週、我々にとって最高のプレーを見せてくれた。彼は常にアクティブで、常にベストを尽くそうとするリーダーだ。彼は常に100%の力を出す。そのおかげで彼は今、調子を上げている。」

Matarazzo: „Wir brauchen Reife, um dagegenzuhalten“

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予想スタメン

VfL Bochum 《4-2-3-1》
Riemann - Passlack, Ordets, Schlotterbeck, Bernardo - Losilla, Berro - Asano, Stöger, Wittek - Hofmann

TSG Hoffenheim 《3-4-1-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Drexler - Kaderabek, Prömel, Tohumcu, Skov - Kramaric - Weghorst, Beier

Drohende Sperren  - 4 Gelbe Karten -
・Moritz Broschinski（BOC）
・Anton Stach（TSG）
・Umut Tohumcu（TSG）
・Wout Weghorst（TSG）

Drohende Sperren  - 9 Gelbe Karten -
・Bernardo（BOC）
・Anthony Losilla（BOC）