23/24 Bundesliga 33. Spieltag #SVDTSG

2024年5月12日 15:45

2024.05.12 Sun.
23/24 Bundesliga 33. Spieltag
SV Darmstadt 98 : TSG Hoffenheim
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 K.O.

データ&ファクト

・Sinsheimで行われた前回対戦では、3-3のドローに終わった同カード。このゲームでは、過去4度のブンデスリーガでの対戦で生まれた両クラブの合計ゴール数と同じ数のゴールが生まれた（5度の対戦で1勝3分1敗）。

・TSGは昇格クラブとのブンデスリーガ直近6試合で無敗。18ポイント中14ポイント（4勝2分）を獲得している。また、TSGは昇格クラブとのアウェイゲーム直近4試合で全勝しており、これはブンデスリーガにおけるクラブレコードである。

・今季のブンデスリーガ32試合終了時点で、SVDの勝ち点は僅かに17。ブンデスリーガ史上、この時点でこれを下回る成績のクラブは4つしかなく、3ポイントルールが導入されて以降では2020/21シーズンのS04（勝ち点13）だけである。また、SVDにとっては2016/17シーズンの敗戦数（22敗）が現在の敗戦数（21敗）を上回っているだけである。

・TSGはブンデスリーガ最下位クラブとの対戦で5戦無敗（3勝2分）、16得点（1試合平均3.2得点）という驚異的な数字を叩き出している。また、最下位クラブとの対戦直近12試合で1度しか敗戦がなく、2021年1月にS04に0-4で敗れたゲームだけである。

・SVDはブンデスリーガにおけるホームゲームで6連敗を喫して、ホーム13試合未勝利（2分11敗）となっている。どちらもブンデスリーガにおけるクラブワースト記録を更新している。SVDはホームゲーム16試合で勝ち点6を獲得しているが、同時点でこれよりも勝ち点が少ないのは2012/13シーズンのSGF（勝ち点4）だけである。

・今季のブンデスリーガ第13節以降のアウェイゲーム10試合で、TSGは30ポイント中僅かに4ポイントしか獲得していない。これはリーグ最下位の成績（BOCも27ポイント中4ポイント）である。今季のTSGは、開幕からのアウェイゲーム6試合で18ポイント中16ポイントを獲得していた。

・76失点を喫しているSVDは、今季のブンデスリーガで最も守備が脆弱なクラブである。SVDにとって、32試合消化時点のクラブワースト記録である。このミレニアムにおいて、2020/21シーズンのS04（82失点）と、2021/22シーズンのSGF（77失点）が同時点でSVDを上回る失点数を記録している。

・TSGは27試合連続でクリーンシートを逃している。このミレニアムにおいて、より長期間にわたってクリーンシートを逃したのは、SVW（2015年〜2016年の35試合）だけである。一方、SVDは今季のブンデスリーガ15試合で無得点に終わっており、FCU（17試合）だけがこれを上回っている。

・64失点を喫しているTSGの守備は、BOC（65失点）、SVD（76失点）に次いでリーグ内で3番目に悪い数字である。TSGは今季のブンデスリーガにおいて、被シュート数がリーグ最多（551本、1試合平均17.2本）であり、SVDがそれに続く（545本、1試合平均17.0本）。

・TSGのAndrej Kramaricは、先週のゲームで今季のブンデスリーガ12点目を記録して、昨季の得点数に並んだ。現在のチーム内ではMaximilian Beier（13得点）だけが彼を上回っている。彼は直近5試合全てで得点に直接関与している。第28節以降で6ゴール（4G 2A）に関与しているが、これを上回るのはRBLのLois Openda（8ゴール）のみである。

SVD：降格&最下位決定。最後に爪痕残すホーム勝利を。

　前節、アウェイでヴォルフスブルクに敗れて最下位が決定した18位・ダルムシュタット。残留を目指すチームを相手に、終始ゲームを支配されて完敗を喫した。

　2016/17シーズン以来、7シーズンぶりにドイツのトップリーグに帰ってきたダルムシュタット。攻撃的なスタイルを確立して満を持しての昇格だったが、現実は厳しいものだった。シーズン初戦となったDFBポカール1回戦では、4部のホンブルクに0-3で完敗。その悪い流れはリーグ戦にも影響を及ぼし、初勝利を掴んだのは第6節のブレーメン戦（4-2）で、その頃には既に10月を迎えていた。続くアウクスブルク戦でも勝利を挙げたが、3勝目は23試合先のことだった。そして、第31節に彼らと同じ昇格組のハイデンハイムに敗れ、3試合を残して自動降格が決定。1年での2部降格となった。

　クラブ規模が小さく、限られた予算の中でできる限りの補強を行った。既に苦境に立たされていたウィンターブレイクの時期には複数の選手をローン移籍で加えて残留を目指した。しかし、得意の攻撃面では試合数を下回る30得点に留まり、失点数はリーグワーストの76を計上して流れを変えることはできなかった。既に降格と最下位が決まった彼らにとって、今季を終える前に成し遂げたいのがホームゲームでの勝利だろう。今季は僅かに1勝しかしておらず、最後に勝ってから半年以上が経過してしまった。苦しいシーズンになっても熱意を持ってサポートしてくれた多くのファン・サポーターに今季最後のホームゲームでの勝利を届ける。

TSG：欧州行きを手繰り寄せる3ポイントを。

　前節、ホームで行われたライプツィヒ戦で引き分けた8位・ホッフェンハイム。1点ビハインドの90分にAndrej Kramaricの劇的ゴールで追いついて掴んだ勝ち点1は、非常に大きなポイントと言っていいだろう。同カードでは近年勝利がなく、同時に今季は上位陣との対戦で苦戦を強いられてきたホッフェンハイムにとっては、上々の結果と言える。

　今季も残すところあと2試合。昨季の同時期は残留争いの渦中にあったが、今季は実に5年ぶりに欧州カップ戦出場を争いながらこの時期を迎えることができた。しかし、今季の争いは非常に熾烈だ。現状7位まで欧州カップ戦に出場することができるが、その7位・フライブルクから12位・ヴォルフスブルクまでの勝ち点差は僅かに4と混戦を極めている。既にブンデスリーガ優勝を果たしているレヴァークーゼンがDFBポカールで優勝すると8位でも欧州カップ戦に出場できるが、その8位に入ることも非常に難しいのが今季の欧州カップ戦争いだ。その厳しい争いにおいて、ホッフェンハイムは今節の結果次第では8位以内を決めることができる可能性がある。

《TSGホッフェンハイム 8位以内確定条件》

TSG ⇒ 今節、勝利が絶対条件 (43p)
9位 FCA ⇒ VfBに敗戦 (39p)
10位 FCH ⇒ SCFに引き分け以下 (39p or 38p)
11位 SVW ⇒ RBLに引き分け以下 (39p or 38p)
12位 WOB ⇒ FCBに引き分け以下 (38p or 37p)

　以上が条件となる。まずは自分たちが勝利しなければ何も始まらないため、目の前のゲームに勝利することだけに集中したい。そして、前節のようにハッキリとした狙いを持ち、全員でその狙いを共有しながら焦れずに90分間を戦い抜きたい。浮き沈みが激しく、多くの喜怒哀楽が入り交じった2023/24シーズン。目の前に大きなチャンスが転がっているのであれば、それを掴まない選択肢はない。アウェイスタンドのチケットはソールドアウト。当日は対戦相手のチームカラーと被る青ではなく、我々のもうひとつのチームカラーである白一色に染め上げようとサポーター団体から呼びかけられている。スタジアムに行く行かない関係なく、TSGを愛する全ての人が白いものを身につけて夢に突き進むチームの力になろう。そして、その後押しを受けたチームは夢に近づく大きな白星を掴み取る。

プレスカンファレンス

SVD：Torsten Lieberknecht

― 今季最後のホームゲームについて。
「ブンデスリーガ最後のホームゲームだ。このゲームに勝つという大きな野心がある。ファンへの感謝の気持ちを伝えるいい機会になるだろう。今季のことで私たち全員が大きな失望を感じているにも関わらず、彼らと我々の間には結束力が絶対にあるんだ。」

― 今節の対戦相手について。
「TSGは国際的なステージでプレーする可能性を秘めたモチベーションの高い相手だ。Andrej Kramaricは最近また頭角を現してきたし、Maximilian Beierも非常に成長している。TSGは普段3バックでプレーしていて、先日のRBL戦でもキック力があることを再び証明した。」

― 日曜日のモチベーションについて。
「全ての選手がもう一度、自分自身を証明することができる。それは自分自身の意欲や名誉を掴むことにも関わっている。選手たちは今週のトレーニングでこのモチベーションを示してくれた。私が常に心掛けているのは、常にチームを万全の状態でピッチに送り出すことだ。今季は勝ち点こそ少ないが、決して士気が下がったわけではないと信じている。」

― 契約満了予定の選手について。
「もちろん、既に1人か2人の選手について考えている。これらの選手の多くと一緒に昇格したことを忘れてはならない。だからこそ、彼らは2部リーグにおける適性を絶対に証明している。基本的には、チームをどのように変えていきたいのか、そこにどの選手がフィットするのかということだ。我々がここで築き上げたいものにとって、その選手がどのような価値を持ち得るのか。Paulにとって、今の選手たちの姿を把握することは重要であり、我々はこれらの選手について話し合いを継続している。選手とのコミュニケーションをオープンにすることが重要だ。」

― トップタレントをチームに加えることについて。
「このような形でチームを実現することができて嬉しく思う。もちろん、我々はこのチームに活気を与えたい。当然のことながら、所属リーグに関するハードルはあったが、ヘッセンサッカー協会がチームをヘッセンリーガに参加させる決断を下したことは素晴らしいことだ。ヘッセンリーガは、我々の少年たちが男子フットボールに慣れるのに最適なリーグだ。若い選手はゲームでの練習を求めることが多いので、これは人材獲得にも有利だ。これまでは他のチームがこのゲーム練習を高いレベルで保証してくれたため、我々はしばしば2位に甘んじてきた。」

TSG：Pellegrino Matarazzo

― 残り2試合になったことについて。
「我々はラストスパートをかけていく。チームからは集中している印象を受ける。彼らはとてもクリーンなプレーをするし、タフネスとクオリティのバランスが良い。我々はそれが何であるか知っている。SVD戦ではより多くの良いプレーをすることができる。我々の目標はこのアウェイゲームを成功させることだ。フルスロットルで挑みたい。」

― 対戦相手のSVDについて。
「SVDにとってはブンデスリーガで最後のホームゲームとなる。相手がどんな顔を見せてくるのか分からないが、それは我々にとって重要なことではない。我々は自分たちに集中し、そして全てを手中に収めている。」

― 過去のアウェイゲームで得た教訓について。
「SVDは典型的な降格チームではない。彼らはロングボールに頼ったとしても、遊び心のあるアプローチに頼っている。ゲーゲンプレスに注意を払って、セカンドボールを回収しなければならない。我々はゲームを相手陣内で進めたいと思っていて、そのための手段がある。」

― 欧州カップ戦でのドイツ勢の活躍について。
「この1週間、ドイツ勢のエキサイティングなゲームがいくつも見られた。各クラブが好調なのは、リーグの強さの表れだ。ブンデスリーガにとって喜ばしいことだし、我々は欧州カップ戦の出場権を獲得するために全力を尽くしている。我々は欧州カップ戦に強い意欲を持っている。だからこそ日曜日の勝利は必須だ。」

― TSGアカデミーの成功について。
「チームが成し遂げていることは並大抵のことではない。今季はプロデビューを飾った選手が3人いる。さらに多くのアカデミー出身選手がレギュラーになるまで成長した。それはアカデミーが良い仕事をしていることを物語っている。それは当たり前のことではない。」

予想スタメン

SV Darmstadt 98 《3-4-1-2》
Schuhen - Maglica, J. Müller, Klarer - Nürnberger, Justvan, A. Müller, Karic - Mehlem - Skarke, Vilhelmsson

TSG Hoffenheim 《3-3-2-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Akpoguma - Kaderabek, Stach, Bülter - Prömel, Kramaric - Bebou, Beier

Drohende Sperren - 4 Gelbe Karten -
・Emir Karic（SVD）
・Jannik Müller（SVD）
・Anton Stach（TSG）
・Wout Weghorst（TSG）

Drohende Sperren - 9 Gelbe Karten -
・Ozan Kabak（TSG）

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