聴神経腫瘍について③(入院手術前)
複視や突発性難聴の症状を自覚してからの各科受診・MRI撮影にて、
突如発見された脳腫瘍(聴神経腫瘍)・・・。
この腫瘍発見までの経緯と対処、その後の生活等を備忘として、
この症状に悩む方への参考までに整理したいと思います。
*前回記事です。
はじめての都会の大病院通院
地元の総合病院通院の翌日(8/26)に早速J大学医学部付属J醫院へ赴きました。
当日は血液検査とCT撮影、担当医の診断を受けて、入院手続き書類一式をもらって帰宅。
その後、9/19に術前診断ということで、PCR検査と麻酔科医を始めとした診断がありました。
また、はじめての長期間入院という事で、持っていくものは結構悩みました。入院に関する資料を頂いたものの、荷物は最小限、でも暇になったらどうしよう(今を思えば楽観的だったと・・・)とか色々考えが及びました。結局、資料に書いてある荷物と自分ごとができる様にPC関連機器を持参しました。
一番の失敗は、コインランドリーが病棟にあって、洗濯すればいいやと思いつつも、衣類のほぼすべてがランドリー不可表示・・・。
結局、下着は洗って干すの繰り返し、パジャマ等は家族に替えを持ってきてもらい、一部レンタルを活用してしのぎました。
いざ入院、手術前の準備へ
9/21に入院、前日に連絡頂いた朝の時間帯に病院へ向かい、諸々手続きして病棟へ。当初希望通り、多人数の部屋で一安心。
手術は9/25午前中予定が急遽午後からに変更になった以外、各種検査や耳鼻科や眼科への受診、担当医の手術説明などスケジュール通りに事は流れました。また、土日を挟んでの月曜日執刀であったこともあり、ゆったりとした時間が流れていきました。
すぐに馴染めなかったのは食事や就寝時間等の生活リズム・・・。昼の時間帯はのんびり、コンビニや庭園での休憩等でリフレッシュしました。
あとは神経質か枕が合わず寝違えを起こしていたのと、就寝時間後の周りの人たちの声やイビキによって寝づらい状況は続きました・・・。
手術当日朝には完全絶食となる事から、お菓子等々食べたい・飲みたいものは口の中に入れ、徐々に覚悟を決めていくのでした・・・。
長期間入院の副産物として、手術前に自己棚卸・・・
話は若干逸れますが、ここ最近は仕事での悩みが尽きず、個人的には『病は気から!』と思っており、今回の発症起因の1つであろうと。
人生でここまでの長期間入院はなかったので、特にここ数年をゆっくり振り返ることができたなと感じます。
ここ数年は、キャリアアップという目的で、転職を手段として実現しようとする傾向が強く、色々あって数年で2回転職しましたが、組織や業績の改善を目指している会社で貢献できることが、ある意味自らのミッションみたいな強迫観念を以て仕事をしていたなあと実感。
もう少し在籍時に出来る事を模索したり、会社起因の事象も少なからずあったので、自ら上手く折り合いをつけて日々を過ごせなかった反動が身体に現れていたと思いました。
どっしり、ゆったり構える心の余裕も持ちたいと思えるようになったのは、ある意味、入院した事で振り返り、考える余裕ができたおかげと思います。
このように手術前の入院4日間(9/21~24)は心身ともに、準備ができたと思うのでした。